10月11日(土) 晴
晩秋の千畳ヶ原へと万助道をたどります。
黄金色に光る草原とチシマザサの深い緑、点在する紅や黄色、真っ青な空へと続く尾根、
この季節だけの風景を確かめましょう。
というわけで、一ノ滝駐車場を出発します。まだ、車は庄内№が1台ほど。
林道を少し歩き登山口、庄内№1台、秋田№が2台止まってます。
万助道十字路、二ノ滝側から行くと少し変則的です。
このように見えますが、
見えた時点でこの左側へ、右側から来て手前で右折する感じです。
前に来たとき、下りでわかりづらかったなあ。
渡戸、ここで左方向、檜ノ沢を渡ると長坂道ガラ場へ。万助道は、右に進み、檜ノ沢左岸に沿って歩きます。
あがりこも結構あります。
ところどころ、下りでは道迷いしそうなブナの林を抜けて行きます。
秋の日が差し込み、明るい色づき始めているブナの林が続きます。
碇分岐、左に進みます。右は今は荒れており、破線ルートです。
この先で休憩中の小屋までという先行の男性2人組に遭遇、熊かと思いましたが。
ギャップ付近からは笙ヶ岳方面と月山森方面が望めます。
小屋少し手前で小沢を渡り
まもなく、万助小舎に到着です。
小屋の広場からは、笙ヶ岳へと続く長坂道の稜線が。
冷たい湧水で喉を潤し、顔を洗い、コーヒータイムです。
色とりどりの樹間をすり抜けるように
ブナも少しずつ低木に変り、ミヤマナラ・ナナカマド・カエデなどの灌木帯に突入、
背丈ほどの木々の間を抜けて、ドッタリと云われている小湿原につきます。(ここで、どったりするからか?)
ドッタリからそんなに急ではない斜面を、まだかまだかと進むと、ようやく森林限界を超え、仙人平への
開けた草原が眼前に飛び込んできます。
ここで秋田№の車の3人組とすれ違います。
千畳ヶ原・月山森方向、人影が見えます。
笙ヶ岳方向には人の姿は見えません、こんないい天気なのに。
仙人平、万助小舎から2.1kだそうです。また、一息入れます。少し風があります。
鍋森南斜面のミヤマシシウドの群落。これは初めて見たなあ・・・。
蛇石流(ジャイシナガレ)分岐、標柱が立てかけてあります。
初夏・残雪の頃は万助道への取付きがわかりにくいです。
分岐から鳥海湖方向
おなじみのT字分岐
千畳ヶ原では数名の方と遭遇しました。みなさんここが目的みたいです。
最近、BS百名山の影響か、千畳ヶ原のことを口にする人とけっこう会いますね。
月山森方向
さて、二ノ滝口に向かい下ります。
馬の背を見下ろして
月山森からの西斜面
月山沢徒渉点、ここから下は先日の二ノ滝ルート。
展望岩で振り返ります。先日より少し葉が落ちています。でも、今日は陽があります。
龍ヶ滝から森の清水への途中、短縮しようと5分ほどルートロス、頭上の枝におでこを強打しつつも、
日差しを浴びた美しいブナの林を駆け下りて行きます。
登山口には秋田№が1台だけ残ってます。下りでは誰にも遭いません。
先日より少し遅い時間帯ながら、まだ明るい一ノ滝駐車場に到着です。標高差約1,000m弱の
周回を終えて、滝見客の皆さんの車が残る駐車場を後にします。
少し霞む夕暮れの鳥海に別れを告げて家路を急ぎます。
《行 程》
一ノ滝駐車場8:57 - 万助道・狭霧橋分岐9:18 - 万助道十字路9:40 - 渡戸9:46
碇分岐10:27 - 10:58万助小舎11:15 - ドッタリ12:04 - 12:40仙人平12:55
- 蛇石流分岐13:05 - T字分岐13:18 - 馬の背13:53 - 月山沢徒渉点13:57
森の清水14:50 - 伝喜太小屋跡14:58 - 万助道・狭霧橋分岐15:21 - 一ノ滝駐車場15:40
●一ノ滝駐車場には水場・トイレ、万助道何カ所か水場あり。
●下りは、どちらのルートも同じようなブナ林が続くのでロスしないよう注意する必要がありそうです。
●標準コースタイムより少し早いペース。