さまよえる天神さん

てくてく てくてく 風景と

鶴間池はどう

2014-10-16 | 鳥海山

 10月15日(水)曇り

 鳥海山も初冠雪、滝ノ小屋線、鶴間池の紅葉の進み具合を見に行きます。
 紅葉は、大分下まで降りてきています。のぞきの駐車スペースにも、平日ですが、けっ
こう車が上がってきます。駐車スペースには、傍若無人な三脚も何本かおかれてます。
 やっと車を停めシャッターを一回押し、「おいおい、もう少し脇にどいてくれないか!」
とは云わずにそそくさと退散です。(カメラマンも、ややはしゃぎ過ぎ状態です。)
  荒木沢橋付近には、入山したらしい車が数台停まってます。



 ちょっと日影になってますが、鶴間池の紅葉は、ここ1週間が勝負でしょうか。
 (んっ!なんの勝負だ?)





 晴れて 風のない日に行きたい鶴間池 午前中 ですね。



 ほんとうは、これが見たいんですが。(2012年10月26日)


静かなる鳥海2 千畳ヶ原周回1011

2014-10-13 | 鳥海山

 10月11日(土) 晴

 晩秋の千畳ヶ原へと万助道をたどります。
 黄金色に光る草原とチシマザサの深い緑、点在する紅や黄色、真っ青な空へと続く尾根、
 この季節だけの風景を確かめましょう。

 というわけで、一ノ滝駐車場を出発します。まだ、車は庄内№が1台ほど。



 林道を少し歩き登山口、庄内№1台、秋田№が2台止まってます。



 万助道十字路、二ノ滝側から行くと少し変則的です。



 このように見えますが、



 見えた時点でこの左側へ、右側から来て手前で右折する感じです。
 前に来たとき、下りでわかりづらかったなあ。



 渡戸、ここで左方向、檜ノ沢を渡ると長坂道ガラ場へ。万助道は、右に進み、檜ノ沢左岸に沿って歩きます。



 あがりこも結構あります。



 ところどころ、下りでは道迷いしそうなブナの林を抜けて行きます。



 秋の日が差し込み、明るい色づき始めているブナの林が続きます。


 
 碇分岐、左に進みます。右は今は荒れており、破線ルートです。



 この先で休憩中の小屋までという先行の男性2人組に遭遇、熊かと思いましたが。



 ギャップ付近からは笙ヶ岳方面と月山森方面が望めます。



 小屋少し手前で小沢を渡り



 まもなく、万助小舎に到着です。



 小屋の広場からは、笙ヶ岳へと続く長坂道の稜線が。
 冷たい湧水で喉を潤し、顔を洗い、コーヒータイムです。



 色とりどりの樹間をすり抜けるように



 ブナも少しずつ低木に変り、ミヤマナラ・ナナカマド・カエデなどの灌木帯に突入、
背丈ほどの木々の間を抜けて、ドッタリと云われている小湿原につきます。(ここで、どったりするからか?)



 ドッタリからそんなに急ではない斜面を、まだかまだかと進むと、ようやく森林限界を超え、仙人平への
開けた草原が眼前に飛び込んできます。
 ここで秋田№の車の3人組とすれ違います。



 千畳ヶ原・月山森方向、人影が見えます。
 笙ヶ岳方向には人の姿は見えません、こんないい天気なのに。



 仙人平、万助小舎から2.1kだそうです。また、一息入れます。少し風があります。



 鍋森南斜面のミヤマシシウドの群落。これは初めて見たなあ・・・。 



 蛇石流(ジャイシナガレ)分岐、標柱が立てかけてあります。
 初夏・残雪の頃は万助道への取付きがわかりにくいです。



 分岐から鳥海湖方向



 おなじみのT字分岐



 千畳ヶ原では数名の方と遭遇しました。みなさんここが目的みたいです。
 最近、BS百名山の影響か、千畳ヶ原のことを口にする人とけっこう会いますね。



 月山森方向



 さて、二ノ滝口に向かい下ります。





 馬の背を見下ろして



 月山森からの西斜面



 月山沢徒渉点、ここから下は先日の二ノ滝ルート。



 展望岩で振り返ります。先日より少し葉が落ちています。でも、今日は陽があります。



 龍ヶ滝から森の清水への途中、短縮しようと5分ほどルートロス、頭上の枝におでこを強打しつつも、



 日差しを浴びた美しいブナの林を駆け下りて行きます。
 登山口には秋田№が1台だけ残ってます。下りでは誰にも遭いません。
 先日より少し遅い時間帯ながら、まだ明るい一ノ滝駐車場に到着です。標高差約1,000m弱の
周回を終えて、滝見客の皆さんの車が残る駐車場を後にします。

 


 少し霞む夕暮れの鳥海に別れを告げて家路を急ぎます。
  
 

 《行 程》

 一ノ滝駐車場8:57 - 万助道・狭霧橋分岐9:18 - 万助道十字路9:40 - 渡戸9:46

 碇分岐10:27 - 10:58万助小舎11:15 - ドッタリ12:04 - 12:40仙人平12:55

 - 蛇石流分岐13:05 - T字分岐13:18 - 馬の背13:53 - 月山沢徒渉点13:57

 森の清水14:50 - 伝喜太小屋跡14:58 - 万助道・狭霧橋分岐15:21 - 一ノ滝駐車場15:40


  ●一ノ滝駐車場には水場・トイレ、万助道何カ所か水場あり。
  ●下りは、どちらのルートも同じようなブナ林が続くのでロスしないよう注意する必要がありそうです。
  ●標準コースタイムより少し早いペース。

 


静かなる鳥海 鉾立コース1008

2014-10-09 | 鳥海山

 10月8日(水) 晴

 象潟口(鉾立ルート)へ、勝手にレレレルート

 すっきりとした青空が広がる鉾立駐車場に到着したのは午前9時前、20台位は止まっ

ているでしょうか。まだ、観光客の姿はまばらです。

 今日はゆっくり写真を撮りながら、夕日に合わせて下りてきましょうか。

 

  さあ、いつものように出発です。

  レレレ小僧にも一声かけて。



 5合目付近の紅葉も終盤です。



 今年はナナカマドの実がたくさんついてるなあ。



 あいかわらず、上がらないペースで県境を通過



 御浜へ。賽ノ河原手前で今日最初に遭遇した年配のご夫婦は、行けるところまで。



 御浜では2組の方が休憩中



 御田ヶ原で最初の下山者のご夫婦と遭遇、小屋泊だそうです。(御室小屋?)



 ここからの風景がいい



 振り返ると下り八丁



 七五三掛にも人影はありません。



 霜柱が踏まれて  んっ! コンデジのSDカードが入ってないぞ! 



 で、 ここから携帯だけ撮影・・・   分岐を千蛇谷へと下ります。



 雪渓も縮小しております。



 空の青さが焼きつきます。



 この辺で下山してくる人たちとすれ違うようになります。外輪でも人声が。

 皆、5時~6時位に登り始めたそうです。40人位はいるよ、とそれなりのにぎわいのもよう。

 御室までの間に20人弱とすれ違います。


 
 御室小屋到着。神社はもう閉まってます。10人位休んでいます。



 一息いれ空身で、久しぶりの新山に向かいます。



 ⇒に沿って



  重い荷物はデポした方が正解でしょうが・・・・・(七ツ釜泊だそうです)



 無事山頂到着です



 おいおい、こっちはガスか。空は抜けるようなのに、中島台方向、祓川方向はガス。



 おっ、ガスが晴れて、


 
 胎内くぐりを回って帰ります。別に御利益を期待してるわけではありません。



 入口付近に つらら



 一度、御室に戻り遅い昼食休憩をとり、こっから外輪に取付きます。まだ2人だけ残ってます。



 虫穴 (それなりに謂れがあるようですが)



 東側、南側からは、ガスがわいてきます。





 伏拝岳



 河原宿分岐は御浜方向へ



 庄内平野、海岸線と水平線



 笙ヶ岳 平野 日本海に写る午後の陽



 雲の上から月山が顔を出します。(鍋森と月山森の間)



 輝く日本海に向かって



 帰って行くわけではありませんが、



 県境付近までは最後の下山者として、(後ろに2人組がいましたが途中からいなくなった。)

 沈んでゆく夕陽に合わせるように、鉾立口へと石畳の尾根を下ります。

 途中で写真撮影の人に聞いたのですが、今日は水平線付近が少し霞んでおり、夕陽はいま

いちかもしれないとのことです。夕陽と皆既月食なかなかの一日だそうです。

 

 鉾立駐車場到着、夕陽ウオッチャーがけっこういます。

 最後尾から5人目の到着です。

 話をしたみなさんが口ぐちに、「すばらしい天気で幸運だった」というほどの秋晴に恵まれま

した。ただ、立ち止まると冷たい空気、もう手袋がなければ指先が痺れるような時期になって

ます。当然、みなさん防寒装備はしっかりとしているとは思いますが。

 どんなに晴れていても、鳥海もまた、シーズンの終りにむかって暮れていくようです。
 

      静かなる鳥海 暮れゆく鳥海  ああ つるべ落とし かな


 《行 程》 

 登山口8:55 - 県境9:24 - 賽ノ河原9:51 - 御浜10:19 - 1056七五三掛11:09 - 

 12:32御室小屋12:38 -  12:56新山山頂13:05 - 13:25御室小屋13:50 - 

 外輪(七高山分岐)14:05  -伏拝岳(湯ノ台口分岐)14:34 - 文殊岳14:52 - 

 15:17七五三掛15:20 ー 御浜15:55 - 賽ノ河原16:16 ー 県境16:40 - 登山口17:05

 ●コースタイムは標準に近いです。

 ●トイレは鉾立、御浜、御室小屋とも使えます。


     7月5日の鉾立コース(クリック)


 


鳥海山二ノ滝口 月山沢徒渉点まで

2014-10-06 | 鳥海山

 10月5日(日) 曇

 鳥海山南側の長坂道、万助道、二ノ滝口。
 長坂道はガラ場、万助道は万助小舎まで、二ノ滝口は二ノ滝までしか行ったことが
ありません。
 最近の山レコでも、二ノ滝~千畳ヶ原~万助道と歩かれた人がおり、うらやましい限
りです。
 だいぶ紅葉も標高を下げてきているようですので、ちょっと下見を兼ねて二ノ滝口へ。
 

 

 一ノ滝駐車場には、水洗トイレ、水場があります。



 遊歩道に行かずに、林道を少し進むと登山口。ここを直進するか、右に下りて行きます。(今日は右に)



 ここで、遊歩道と合流、右上からおりてきます。

 二ノ滝、紅葉はいつごろでしょうか。



 いやあ、15分じゃないよな。



 狭霧橋の分岐、駐車場からの道と合流します。



 三ノ滝、玉粋ノ滝、額絵の壺と渓谷に沿って歩きます。



 まっすぐに伸びたブナの林が続きます。



 伝喜太小屋跡



 このような小沢を何回も何回も越えます。



 森の清水を過ぎて(どこかわからんが)



 小沢を越え、何回も登り下りを繰り返し、



 龍ヶ滝(ここもアングル悪い、帰りに撮る)
 いくぶん急な登り、ここを登り切りブナの林が低木に変る頃、「今日初めて人に遇った」
というご夫婦と初めて会いました。千畳ヶ原までつもりが、雨も降りそうなので途中で引
き返してきたそうです。



 喜助平はどこかわかりませんが、展望岩に到着です。日射しがないので輝きはいまひとつ。
 山頂・外輪方向は雲に覆われてます。雨が降ってるんでしょうか。



 庄内平野と海岸線



 そして笙ヶ岳の稜線、対岸は万助道。があるはず。



 まもなく不動滝が見えてくると



 月山沢の徒渉地点に着きます。水量は大丈夫です。



 ここをぴょんと跳ねます。対岸に渡り少し先の様子をみてみます。 
 
 時間的にここでおしまいということで、石の上で少し遅い昼食をとります。



 小さな沢の足元にミヤマダイモンジソウ



 森の清水を過ぎて、天気のせいか少し薄暗くなりつつあるブナの美しい林の中を、
逃げるように下りて行きます。
 なんか、誰もいない夕暮れ間近の焼石岳つぶ沼コースを思い出します。

 


 庄内№のワゴン、万助道に向かったんでしょうか、朝からあります。



 
 駐車場に到着、観光客の車が数台。県外ナンバーもあります。
 今にも雨が降りそうで、風も出てきてます。
 ところどころあがりこブナもありますが、森ノ清水付近のまっすぐなブナ林はなんともいえ
ない良さがあります。紅葉は、900~1,000m付近まで下りてきてますから、もう1週間後
位に歩くのもいいでしょうね。
 二ノ滝~千畳ヶ原・万助道周回、いつになることやら。今年は雪が降るのが早そうだなあ。

 《行 程》

  一ノ滝駐車場10:40 - 登山口10:45 - 二ノ滝10:55 - 狭霧橋11:10 - 三ノ滝11:21

  - 伝喜太小屋跡11:51 - 森ノ清水12:04 - 龍ヶ滝12:48 - 13:10月山沢徒渉点13:35

  - 森ノ清水14:26 - 小屋跡14:35 -  狭霧橋14:57 - 登山口15:10 - 駐車場15:15

  ●下りは狭霧橋を渡り万助道からの道を歩きました。

  ●コースタイムは、登りは標準に近いですが、森ノ清水からの下りは逃げるようにであてになりません。