☆☆ゆきのおと Yuki's Note ♪☆☆

☆名越(なごや)左源太時敏の玄孫が綴る日々のあれこれや家族の歴史. 
☆記事・写真などの複写・転載はご遠慮ください

白洲正子自伝

2009-08-28 14:07:40 | Books
d88f6985.jpg白洲正子さんの著書「白洲正子自伝」を読んでいる。


父方のおじいさまは薩摩隼人で海軍軍人、初代台湾総督でもある樺山資紀伯爵。(1837~1922)

「祖父・樺山資紀」という項で「薩摩示現流(じげんりゅう)」や「寺田屋事件」にも触れている。


一方、母方のおじいさまは川村純義で、やはり鹿児島人。
陸軍の将校からのちには海軍大将になり、勝海舟の跡を継いで海軍省に前後15年間勤めた人。(1836~1904)

白洲正子さんは「韋駄天お正」と呼ばれたそうだが、どうやらその性格は母方のおじいさんの血を受け継いだらしいという話も載っている。


「ふたりの祖父」「隼人の国」「アンナ・パブロヴァ『瀕死の白鳥』」などあって、まだ拾い読みだけど、とても面白い。

隼人塚については、鹿児島にいながら名前くらいしか知らなかったけど、白洲さんの本で「隼人」や「隼人塚」のことを詳しく知ることができた。
あと、開聞岳や枚聞(ひらきき)神社のことについても書かれている。

鹿児島へは3度ほど訪れたことがあるようだけど、家族のルーツといえど執着は持たずアッサリしたものだ。
ただ、ちょっと首を突っ込むとのめり込んでしまうから距離を置いている、とも書かれている。正子さんらしい、とつい笑ってしまった。


アンナ・パブロヴァにしても、私は「ロシアの有名なバレリーナ」というくらいの認識だったけど、1881年生まれだそうで、となると、私の祖父と同年。
自分の先祖が生きた時代と照らし合わせて読んでいくと、自然と興味が増す。

白洲さんの著書のお陰でいろんな驚きや新発見を体験できるのは、とても楽しいことだ。


なんとも引き出しの多い方です、正子さん。


近年、白洲次郎さんのことが随分話題で、そのプリンシプルな生き方に憧れる方が増えているようです。(なんといってもスタイリッシュだしね。)

次郎さんだけでなく、正子さんの女性ファンも多いようです。
お二人の関係を理想の夫婦像として若い世代の人気も高いですね。

某テレビ局でドラマにもなってますね。来月まとめて放送されるらしい。


じっくり味わって読みたい1冊です。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 勉強中。 | トップ | 台南での想い出 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Books」カテゴリの最新記事