S2000と茶の湯 日々是好日

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ぶつぶつと 私の備忘録

7月のお軸 茶事のお軸 朝顔・七夕・夏夕の歌・北極

2024-07-17 21:53:40 | 床・軸


茶箱なので 広間にお引越し
床も大きくなりました



古年の多ね
こと?しの大風と
さ起いてて
〇よも駕者らぬ庭の
あさがほ

〇が?



お茶事のお軸は

待合



七夕 花はハマユウ



梶の葉と燭台



賛  ひととせに 一夜と思えば 七夕の
     あいみむ秋の 限りなきを

悲ととせ爾 
一夜と思え者 七夕の
あいみむあ支乃
かぎ里奈支越

堀田宗達
遠州流の識方の方です



表具の裂地が 笹

七夕はもう 秋ですね


お茶事の本席は





若槻禮次郎さんの漢詩
地元の方です
読める字が毎年少しづつ増えます

夏夕即興
庚申夏日

庚申夏日というのは 年に6~7回ある こうしん かのえさるの日のこと
この日は
道教の三尸説では
人間の体の中には三尸という三匹の虫がいて 庚申の夜
人が眠っている間に抜け出して 最高神に 罪や悪事を報告するために
告げ口された人間は 早死をするという
そのために 虫が体から出ないように その夜は徹夜で朝を迎える人が多いとか



このお軸も
晩が来て 盃をかわし
新月の夜庭の松が登り龍の様に見える

ところどころの漢字から推察 笑
どうかな ?

龍新月上庭松の字は読めるんですが



町春草さんの書 北極

町春草さんは女性書家のかたで
あの ひよこ饅頭の やわらかい仮名 ひよこの字を書いた方です



九州の吉野堂さんが ひよこ饅頭を東京で売り出すのに
いろんな方の書を検討し 最終的に春草さんにきまったそうですが

やわらかな ロゴのような字がうけて  大成功だったようです

書いてある用紙は



JALの北極通過記念証の無地の用紙
何故 こんなものが 外に出たのかは不明ですが
多分 世界に一つのお軸です

東西冷戦時代は 
ソビエト上空を通過できないので 北極周りでヨーロッパに飛んだそうです
その時の 乗客の方に 日時と便名とお名前を書いて渡された用紙です

昔の出来事で もうこんなことはないだろうなんて 平和ボケしておりましたけれど
これから 世の中がどう変わっていくのか 想像がつきません




表具の裂地も なかなか いい裂地です

ひよこ饅頭
今日 福岡空港で お茶味のひよこ饅頭 見ました
通りもん買ったので ひよこはやめましたけれど
なかなか 福岡空港は行くことがないので
ちょっと迷いましたけれど ・・・

お出かけ前にバタバタして お軸もだせなかったので
まとめてです
今週から 真面目にお稽古いたします