世界に一つだけの姥花日記

貴方は貴方らしく私は私らしく、世界にただ一つだけのきれいな花を一生懸命咲かせましょう。
シニア主婦の平凡な日記です。

二つの「オペラ座の怪人」~知らなかった

2024年01月17日 | 音楽

<近隣の公園 はや梅が咲いていました>

今週末、6年ぶり来日の本場ミュージカル「オペラ座の怪人」を観に行く。

ミュージカル映画は何度も観ているけれど、実際の舞台を、それも生オケで観るのは初めて。楽しみにしている。

が、今になって知ったこと。お恥ずかしいことに、これを知らないのは私だけかもしれない。

ガストン・ルルーの小説「オペラ座の怪人を原作とするミュージカルには3バージョンあるらしい。

日本で最も知られているのはアンドリュー・ロイドウェーバ-版。劇団四季もこのバージョン。

 

しかし最も原作に忠実でイギリスで初演されたのは今回のケン・ヒル版とのこと。

ストーリは同じだけれど、曲は全く違う。それをチケットを購入してから気が付くというドジ。

 

最初はそれに気づいた時、ショックであったが、先日のテレビ紹介で一気に楽しみが倍増した。

ケン・ヒル版の「オペラ座の怪人」には、既存のオペラのアリアにケン・ヒルが歌詞を付け、

ユーモアも交えてストーリーが展開されていくとのこと。

私は音楽には完璧な素人なので、どの曲が何のオペラのアリアなのかは分からないけれど。

 

てっきり日本でなじみのミュージカル曲と思い、娘を誘った。

悪かったかな~との思いに、娘はやはりテレビを観て、とっても楽しみにしていると言ってくれた。

彼女は劇団四季の「オペラ座の怪人」も観ているようだ。

 

開演前、娘とランチをすることにしている。お正月にはできなかった母娘水入らずの内緒話(笑)。

今年、娘家族にも大きな変化があり、いろいろ準備に忙しくなるのではないかと思う。

そんな内々の話も沢山聞けるかな?Kちゃん、よろしくね。

  

遅ればせながら本日初詣!

家族の幸せはもちろんのこと、能登半島地震の犠牲者の冥福を祈り、

被災された方々の一日も早い立ち直りと、街の復旧を願った。

 

また折しも今日は阪神淡路大震災から29年目の日。

もうあれから29年も月日が経ったのですね。ついこの間のことのように思える。

地震発生1年後の6月、夫は大阪に転勤となり、芦屋にある会社の単身寮に入居することになった。

芦屋と聞き、さぞや瀟洒なお洒落な街と心躍る気持ちで芦屋入りしたが、驚くことばかり!

駅前は整備されていたが、少し奥まるとバラック小屋や空き地が目立ち唖然とした。

幸い夫の入居する単身寮と家族寮の建物は無事であったが、周囲は空き地だらけ。

すぐ隣の大手建築会社の社宅は住めなくなった状態ですでに更地となっていた。

遠く全く被害を被っていない首都圏の人間である暢気な自分を恥じたあの日!

 

 

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N響第九 クリスマスイルミネーション

2023年12月23日 | 音楽

<表手参道通りのイルミネーション>

一度は本格的コンサートホールで聴いてみたいと思っていたベートーベンの第九。実現しました。

今だからこそ全世界の心に響く苦悩を乗り越えての歓喜の演奏と歌声!

 

もう何も言うことはありません。感動で心が震えました。

毎年この時期になると、必ずどこかのコンサートホールで第九が奏でられています。

今年のN響の第九コンサートは昨日が初日となります。

今回新しくなったNHKホールには初めて行きました。

<NHKホールロビー>

指揮を務めるのは、下野竜也氏。N響の第九でタクトをとられるのは今回が初めてだそうです。

この下野竜也氏、どこかで耳にしたことのある指揮者だと思いました。

そしてパンフレットを読み、ブログ友のyasukonさんのブログで度々お名前をうかがっていたあの方。

2017年から広島交響楽団の音楽総監督、常任指揮者をしていらして、当楽団の発展に寄与された方。

2023年(今年)10月からNHK交響楽団正指揮者に就任されました。

yasukonさん、いかがですか?お懐かしいでしょう。

第九第1楽章から第4楽章まで休憩なし。とてもエネルギッシュ、メリハリのある指揮と演奏!

今もまだ頭の中でぐるぐると第九の曲が流れ、昨夜の余韻に浸っています。

 

この「第九交響曲」の初演(1824年)には古今未曽有の出来事があったそうです。

それは舞台には二人の指揮者がいました。一人はベートーベン、もう一人は正指揮者。

ベートーベンはその時すでに完全に音を失っていました。

が、彼は他人にこの曲の指揮をさせることを、どうしても承知しなかったそうです。

そこで狂ったように激しい身振りでタクトを振るベートーベンに代わって、

団員たちはもう一人の指揮者の指揮に従ったということです。

演奏が終わり、熱狂的な歓声、拍手はベートーベンの耳には届きません。

タクトを持ったまま棒立ちになっているいる彼を、アルトの歌手が歩み寄って振り向かせ、

初めて聴衆の嵐に気づいたベートーベンは、深々と丁寧に頭を下げたそうです。

哀しくも心痛む逸話です。そんな話を思い出しながら胸にこみ上げるもののあった私です。

 

帰路は原宿駅方面に向かって歩きます。新しく変貌した原宿駅にビックリ。昔の面影はどこにもありません。

代々木公園ケヤキ並木では「青の洞窟」をテーマにクリスマスマーケットが開催されていました。

若い方で大混雑、軽く写真を撮って、私たちシニアーは即退散です。

最近は身体の不調、加齢もあり、動から静へ趣味の変更を考えている私です。

やはり音楽はいい!癒されますし、元気が出ます、大袈裟ですが生きていて良かったと思う瞬間です。

幸い夫も大のクラシックファン。またこれからも二人で音楽を楽しみたいと思っています。

 

 

 

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断捨離第3弾~CDの整理

2023年11月11日 | 音楽

何度お願いしても「そのうちそのうち」と逃げてばかりの夫に業を煮やし、

ついに私が立ち上がりました。

皆さんはCD DVDの整理、処分はどのようにしていらっしゃいますか。

我が家は、夫婦ともども音楽好きですから、CDの数も沢山!

軽く500枚以上はあるでしょうか。

今や音楽のデジタル化で、かってはコレクションとして大切にされてきたCDも、

邪魔ものとなり埋もれつつあります。

しかし我が家はまだまだCD派。懐かしいレコードだって時折引っ張り出して聴いています。

レコードのアナログの音質には深みがあり、未だにレコードファンは多いですよね。

<下段がレコードですが、大半は数年前に処分しました>

私は音楽にはド素人ですので、その違いは分からず、やはり手軽なCDが一番ですが

最近はようやくCDからスマホに音楽をダウンロードするやり方をマスターしました。

こうしておけば、好きな場所で好きな音楽をワイヤレスイヤホンで聴くことができます。

そこで一体我が家のCDはどんなものがあるの?急に興味が湧いてきました。大半は夫が購入したもの。

それで思いたったのが、我が家にある音楽CDを整理し、リストを作ること。

とりあえず、作曲家別に書き出してみることにしました。

やはりモーツアルトが一番枚数が多く、次がベートーベン、シューマン、チャイコフスキーと続きます。

重複しているCDもあり、それらが処分の対象。

曲の抱き合わせもあるので、それらは一枚一枚慎重に選んでいかなければなりません。

1枚1枚夫に尋ね、演奏家、オーケストラで、残すCD、捨てるCDを決めていきます。

時には聴いてみたりするので時間がかかるんですよね。

 

夫が愛読というか保持している本にこんなものがありあます。

「名曲をたずねて 上 下」

発行は1968年、すでに廃刊となった本ですが、素人にもとても分かるいやすく解説してあり、

我が家では宝物ような解説書で大事にしています。ボロボロです。

整理しながら、またこれに読みふけり、時間が流れることながれること・・・・・・・。

途中で投げ出し、この続きはまた後日ねということに。後はリスト造りです。

これでも4分の1ぐらいは処分したつもりです。

ちなみにCDはケースともども東京では可燃ごみとして捨てられるので助かります。

さ~音楽を聴きながら夕飯づくりです。疲れたな~(午後5時)。

 

 

 

 

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上野の夜

2023年09月11日 | 音楽

久しぶりに夜の東京上野!

最近は夜の街を歩くことはめったになくなりました。

夜の外出は翌日に疲れが残ります。

今回9月9日土曜日は正確に言うなら帰路が夜になったと言うべきでしょう。

 

上野の東京国立博物館平成館で知人のサロンコンサートがあり、招かれました。

15年前、元の東ドイツの旅で知り合った声楽家の金井隆子先生。

リサイタルを開くたびにお声をかけていただき、素晴らしいソプラノの歌声に魅せられています。

今回は2部に、クロアチア生まれの技巧派ピアニスト ゴラン・フィリペツのソロ演奏があり、

その迫力と燃えるような力強さに痺れました。

大きなホールではないため、演奏者と観客の距離がとても近く、魔法のような速い指の動きは圧巻。

日本ではまだ無名の(私が知らないだけ?)ピアニストだと思いますが、

帰宅後ネットで調べ、偉大な演奏家であることを知り驚きました。

 

コンサートが始まるまでのお昼の時間は、音楽会のチケットで無料になる本館へ入館。

東京国立博物館は日本で最も長い歴史を持つ博物館だそうです。

2階の常設展示は日本の美術の流れを縄文弥生時代から江戸時代まで展示物から解説。

とにかく広くて広くて、全部を見て回るには体力、時間が必要です。

<鳳れん 天皇が行幸の際に用いる乗り物。>

今回久しぶりに博物館美術展示物を見て回り、とても目が疲れ、よく見えなかったことにショック!

会場は暗く、展示物は見えてもその横の小さな字で書かれた解説がよく見えません。

今回の展示物はロープなどがなかったため、近づいて目を凝らして読むことができましたが、

特別展示展などはロープが敷かれ、作品に近づくことができません。

夫曰く、「オペラグラスが必要だな~」と。私もそう思います。

またイヤホンガイドがあれば、これからは是が非でも借りるべきだと思いました。

 

夜の上野はカップルだらけ。そうそう、私たちだって立派なカップルです(笑)。

 

今回はコメント欄閉じてあります。

 

 

 

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METライブビューイング~オペラ「魔笛」

2023年07月20日 | 音楽

ミュージカルを映画で観賞したことは何度もありますが、オペラは初めて。

METライブビューイング ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場のオペラを映画館で観賞。

絢爛豪華なオペラをリーズナブルに身近に楽しむことができます。

歌舞伎が上映されていることは、歌舞伎ファンのブログ友銀河さんのブログ記事で知っていました。

その同じ劇場 東銀座の「東劇」でオペラも上映されているとは全く知りませんでした。

今回は「大人の休日倶楽部 趣味の会」 の企画で「スクリーンで楽しむオペラ講座」!

演目はモーツアルトの代表的オペラ「魔笛」。(ドイツ語 字幕付き)

 

まずはMETライブビューイングとは?

メトロポリタン歌劇場のオペラ公演を世界中の映画でライブ中継するもので、

日本では時差の関係でライブではありませんが、数週間遅れで、松竹系の映画館で、

「METライブビューイング」の名称で上映されています。

東京では東劇のほか、新宿や品川、二子玉川などでも観ることができます。

 

午後2時から40分間、講師奥田氏による上映作品「魔笛」についての解説がありました。

「魔笛」の内容の説明というよりも、いかにその演出が斬新的でユニークであるかの解説。

どんな「魔笛」が演じられるのか話を聞いているとワクワクドキドキ、テンションが上がります。

奥田氏の解説通り、サイモン・マクバーニーのマジカルな演出はあっと驚くものあり。

現代風にアレンジされた舞台、映像を駆使し、歌手が宙を舞い、オーケストラ奏者も入り乱れ。

効果音の裏を観客に楽しく見せるという庶民的な演出。これは一体なんだと思わせる面白さでした。

オペラといえば、豪華な大掛かりな舞台装置、きらびやかな豪華な衣装などを思い浮かべますが、

魔笛というオペラの特性からでしょうか、舞台はとてもシンプルで衣装も地味。

オペラのイメージとは程遠く、まるでミュージカルの舞台を観ているようでした。

途中10分の休憩前後には、歌手、フルート奏者、指揮者、効果音アーティスとなどへのインタビュー(映像)。

何から何まで斬新的で、もう身を乗り出しての鑑賞でした。楽しかった!面白かった!

曲のすべてが最高の素晴らしさであったことは言うまでもありません。

料金3700円!安いです。オペラ、音楽ファンには嬉しいMETライブビューイング!

7/14(金)公開!《魔笛》新演出 リハーサル映像②

新しい体験にやや興奮冷めやらずの半日でした。

 

東劇では7月27日まで上映されています。ご興味のある方は是非!

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