世界に一つだけの姥花日記

貴方は貴方らしく私は私らしく、世界にただ一つだけのきれいな花を一生懸命咲かせましょう。
シニア主婦の平凡な日記です。

私にとって人生初のロングトレイルでした。

2015年10月14日 | 登山 ハイキング ウォーキング


<雨上がりの雲海に浮かぶ丹沢の山々>

前回の記事「久々の筋肉痛」の続きとなります。

若い頃は筋肉痛も翌日目覚めたときから始まりますが、最近は翌日の午後から。

今回は太腿前側だけでなく、珍しくふくらはぎにも筋肉痛が。

それだけ筋肉を使いしっかり歩いたということですね。今日はもう大丈夫。治りも早いです。

 

2日目(10月11日神ノ川ヒュッテ~西野々バス停 約17キロ)

前回の記事の地図上の黒線部分です。前日の倍歩いたことになります。時間にして10時間半(休息含)。

3時半には目が覚めてしまいましたが、前夜睡眠導入剤を飲んだ所為か、比較的早く寝付け、目覚めは悪くはありませんでした。

しかし夜中中、山小屋の屋根を激しく叩く雨音に何度か起こされ、雨の中を歩くことを考えるとちょっぴり憂鬱に。

5時に朝食、5時45分に集合、6時出発。予報どおり雨は本降りです。

  

さ~出発です!全員レインウェアーを身につけ、黙々と歩くのみ。無情の雨が降り注ぎます。

「風巻の頭」(1077m)まで急登が続き、身体も足も重い!昨日の疲れがとれていなかったのでしょうか。

遅れがちな私は遂に講師の先生のすぐ後ろにつき、先頭を歩くことに。これで少し気が楽になりました。

登山では一番遅い人が一番前を歩くというのが、暗黙ののルールとなっています。

 

風巻の頭(1077m)へ8時15分到着。

コースデーター1時間40分のところを2時間15分かかりましたが、雨中行軍ですもの、上出来と言えるでしょう。

山頂付近は一年中、風が渦を巻き吹くといわれていることからこの名が付けられたそうです。

この日も10m前後の風が巻き、早々に通り過ぎることにしました。

次に向かうは袖平山(1431,9m)、そして東海自然歩道最高地点姫次(1433m)。

この間も岩場の鎖場あり、急坂の登り下りあり、ガレ場あり。袖平山が見えてはいてもなかなか届きません。

姫次に着くころには雨も上がり、空も次第に明るくなってきました。雲海に浮かぶ丹沢の山々の美しいこと(冒頭の写真)。

雨上がりでなければ見られない墨絵のような荘厳な風景です。

このあたりはなだらかな優しい尾根道。

13時40分、ツアー仲間と世間話をしながら楽しく歩いているうちに焼山到着(1059,6m)。

 

焼山には展望台が設置されています。そこからの眺望。

雲がふわふわと流れて気持ちいいこと。右下には湖が。何湖だったかしら?忘れました。

そろそろ今回の山歩きもゴールが近づいてきました。もうひと頑張り!

焼山からは西野々のバス停まで約2時間急峻な下りが続きます。皆かなり足にきていました。

あちらこちらから「オットット」「キャ!」という声が聞こえます。

最後はまたご丁寧にも石畳!雨上がりでこれがまた見事によく滑ること。私もスッテンツルリン

でも心配御無用、転び方も上手になったものです。

誰ひとり怪我をすることもなく、落伍者もなく、参加者全員完歩できました。バンザ~イ

16時30分 ゴール西野々のバス亭に到着です。

標高にして上り約900m、下り約1100m!17キロ、10時間半の行程。

平地で17キロ以上歩いたことはありますが、アップダウンのある山道では初もての経験です。

本当によく頑張りました。自分で自分を褒めてあげたい!

こんなしんどいきつい思いをしてまで何故山に登るのだろうといつも自問しています。でも明確な答えは出ません。

自分でもよく分からないのです。人それぞれ理由はいろいろあるでしょう。

イギリスの有名な登山家ジョージ・マロニーという人が、「何故エベレストに登るのか」と聞かれ、

”Because it's there."と答えたと言われています。

それが日本語に訳され「そこに山があるから」。

私はそんなきざなことを言うつもりはありません。でも少し分かる気も・・・・。

次回の東海自然歩道シリーズは2泊3日、これまた三代難所のひとつです。

「行くべきか行かざるべきか」迷いつつも、また申し込んでしまいました。なんなんでしょうね~。 

  

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コメント (8)
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