今日は1日中雨が降り続いた東京地方です。
夫は映画を観に出かけ、ランチは友人と外食。私は家に引き篭もり読書三昧の一日でした。
食事をするのもサボりたくなるような気分。ひたすらある本を読みふけりました。
西加奈子著「サラバ」下巻。今日1日で一気に残り3分の2を読み完読です。かなり読み応えのある本です。
こんなに読書にのめりこんだのも久しぶり。シトシト降る雨のお蔭でしょうか。
夕飯はありあわせの野菜でカレーライスとサラダ。完全に家事放棄です。
それではこの「サラバ」、そんなに面白かったのかというと・・・・・????
2015年の直木賞受賞。図書館でも常に予約件数上位をランク、ようやく手元に届いた小説です。
主人公の「歩」の半生を描いた長編小説で、舞台はイラン、大阪、エジプトカイロと実際西加奈子が生活した国が舞台となっています。
上巻は幼少期から高校生まで、「歩」にとって幸せな時代が描かれています。
下巻は大学生から37歳の大人まで。大人になった「歩」には数々の試練や葛藤が襲い掛かり、苦悩します。
登場人物はそれぞれに強烈な個性を持ち、それに振り回され常に受身の姿勢で生きていく主人公「歩」。
下巻の途中から話の流れが大きく展開していき、内容を理解するのに私の頭がなかなかついていけくなりました。
面白いから一気に読めたのでしょうが、読み終わった後の感想は、なんだかな~しっくりこない、と言う感じ。
凡人の私、感性の乏しい私には、この小説の本当の意味が最後までよく理解できませんでした。
はっきりいって私にとっては奥の深い難しい本でした。
読まれた方はどうぞご感想をお聞かせてください。
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