世界に一つだけの姥花日記

貴方は貴方らしく私は私らしく、世界にただ一つだけのきれいな花を一生懸命咲かせましょう。
シニア主婦の平凡な日記です。

フジコ・ヘミングの時間

2018年07月11日 | 読書&映画&ドラマ

先日、少し時間があったので映画を観に行きました。

是非観たいと思っていた2本の映画のうち、どちらにするかずいぶん悩みました。

その2本とは、1本はカンヌ映画祭最高賞パルムドール受賞の「万引き家族」、そしてもう1本は「フジコ・ヘミングの時間」

「万引き家族」は何ゆえにそこまで高く評価されたのか、それを確かめたい気持ち。

「フジコ・ヘミングの時間」はコンサートチケットを取りそびれたので、せめて映画でもという気持ち。

後者を選びました。映画館はYEBISU GARDEN CINEMA.


<恵比寿ガーデンプレイス>

私は決してクラシック音楽に詳しいわけではありませんが、話に聞く彼女の生き様には関心がありました。

また何よりも演奏活動のため訪れる世界中の街の風景、その暮らしに興味がありました。


彼女の情熱的で美しいピアノの音色は彼女の人生と深く関りがあります。

14歳の時に書いた絵日記を通して彼女のピアノ演奏をバックに、数奇な彼女の人生が語られていきます。

芸術家のスウェーデン人の父とピアニストの日本人の母との間に生まれたハーフのフジコ・ヘミング。

幼い頃より母から将来のピアニストとしての厳しいレッスンを受け努力と忍耐で成功を目前にしますが、

ハーフへの偏見と差別、貧しい生活、そして突然の聴力喪失に大きな挫折を味わいます。

それでも諦めない彼女は遅咲きのピアニストとしてなんと60代後半でデビューをするのです。

現在確か80代半ば?今でも力強い情熱的な演奏で世界中の人々を魅了してやみません。

一見するとその容貌は近づきがたく怪しげに思えますが・・・・・。

音楽好きの方には一見の価値ある映画だと思います。

最後に流れる「ラ・カンパネラ」のピアノ演奏にはしびれました。

映画を紹介する公式のサイトは下記です。クリックしてください。

「フジコ・ヘミングの時間」

ラ・カンパネラ / フジコ・ヘミング

コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする