世界に一つだけの姥花日記

貴方は貴方らしく私は私らしく、世界にただ一つだけのきれいな花を一生懸命咲かせましょう。
シニア主婦の平凡な日記です。

読書・老後とピアノ

2025年02月11日 | 読書&映画&ドラマ

またピアノの話題です。ご興味のない方はスルーしてください。

こんな本を見つけ読みました。「老後とピアノ」!Kindle版で読んだため、画像はありませんが、

アマゾンで紹介させていただきます。

この年齢になって恥ずかしながら寝ても覚めてもピアノ、ピアノ!夫まで興味を持ちはじめました。

作者稲垣えみ子さんは朝日新聞を早期退職し、50歳から少女期嫌でたまらなかったたピアノに再チャレンジ。

私とは年齢も状況もかなり違いますが、痛快でお笑いの要素もふんだんに散りばめられたピアノ奮闘記。

とても共感できる内容で「ふんふん、その通りだわ」と頷き納得しながら、勇気をもらいながら読み進みました。

こんな文章がありました。

「大人のピアノ、つまり中高年になってからやおらピアノを弾くって、その「思うようにならなさ」いったらあーた!

指は動かないわ頭は動かないわ楽譜は老眼で見えないわ(中略)体力も視力も聴力も脳力も、

もう十分ダメダメな今この瞬間が間違いなく「ピーク」という人生下り坂の恐ろしすぎる現実。

つまりどこをどうとっても全く絶望的」

50代でこう言い切るなら78歳の私はどうなるの~。

練習に練習を重ね、それらを乗り越え上手くなったとしてもお金が儲かるわけでもなく、儲かるどころか失う、

発表の場があるわけでもなく、つまりは無意味!と彼女は自虐的に高笑い。

他人の評価はどうでもいい、エゴを捨て、自分を信じ、「いま」を楽しもう。

目標は持たず、もちろん野望も持たず、ただ今を楽しんでピアノを弾く。それででいいのだと私も納得。

78歳の私には目標なんていらない、目標があるから挫折がある、挫折なんてもう嫌、今を生きる。

この1冊はピアノに関するエッセイですが、中高年の生き方の指針にもなる共感できる内容でした。

 

もう1件、ピアノに関連した映画をご紹介しようと思いましたが、長くなりますので次回に致します。

奇跡のピアニスト誕生、実話の映画化です。

コメント (9)
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