goo blog サービス終了のお知らせ 

夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

新作「夏の隙間」をアップ

2023-05-21 12:02:14 | Weblog

22年前の柳沢駅での何事もない日常の時間帯。

そこに昨日撮影した駅跡地をカットバックしてまとめました。

残暑の厳しい柳沢駅での、あの夏の隙間のような情景が今も目に焼き付いています。

待合室からホームに出て上り電車を待っていたあの老人は・・・。

私自身が登場していますが違和感も含めて納得できる短編になりました。

今回は BGM の選定でずいぶん迷いました。

映像に音楽を加えることに対しては否定的なんですが映像の方向性を引き出すならそれもあり。

なんでもかんでも BGM とジングルを入れるテレビとは違うぞ。

昔の柳沢駅の映像を見ていて思ったことがあります。

今更ですが、あの駅の敷地をそのままの姿で保存していたら、そこに電車を置いたら。

それは素晴らしい公園になったし待合室はそのまま小さな喫茶店ができたでしょう。

あの時代にそんなことを思いつく人は居なかったんですね。

 

これで夏の部は完了です。次は9月の「吾亦紅」。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

放送用カメラ Ikegami HL-59 は快調!

2023-05-20 17:07:55 | Weblog

昨日下見してきた木島線柳沢駅跡地へ行ってきました。

「夏の隙間」に挿入する素材です。持っていったカメラは BVV-5 を合体した HL-59 。

以下、BVW-70 で再生しキャプチャした映像から書き出した静止画です。

駅への出入り口で現在の全景。

22年前は手持ちで石段を下りてホームの待合室内部まで撮ったので同じ経路を移動撮影。

待合室の入り口だったあたりで自撮り。22年前の情景を眺める設定です。

視線の先に遠い昔の駅が浮かびます。老人が上り電車を待っていたのはあのあたりかな。

下り線の先に移動して。正面に一部二階建ての駅舎がありました。

構内の柱に裸電球が残っています。電線はカットされていました。

過去と現在をカットバックで構成しますがこれをラストカットにします。

引き揚げる際裸電球を違う位置から。この方が傘の感じがよろしいようで。

ベーカムカメラはやはり重い! でも大きなミスもなく撮影は完了。

これから晩酌を済ませて編集に掛かります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

柳沢駅跡へロケハンに行ってきました

2023-05-19 09:29:47 | Weblog

昨日の午後、焼酎を買うついで、じゃなくて焼酎はついでです。

柳沢駅の跡地へロケハンに行ってきました。

22年前のカットです。左手から下り電車が到着、乗客が二人降りて発車。見えなくなるまで。

今は...。電柱は傾いていますがそのままです。

遠雷のホームも今の姿を撮れば良かったんですがこの静止画を印刷して持っていけば大丈夫。

おばあちゃんと娘さん、小さなお孫さんがいたのは

ここです。昔は貨物も扱う駅だったので軽自動車のあたりに小屋がありました。

小さな待合室が建っていたプラットホームの跡です。

22年前は

あのお爺さんが上り電車を待っていたのは

ここ。

追加撮影して重ねる映像以外はまとまりました。

ちょっとした狂言仕立てを考えているのですが、どんなカットを撮ればいいか。

面白くなってきました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏の終わりは「夏の隙間」で締めようと思うけど

2023-05-18 13:54:18 | Weblog

 2001年8月の旧盆。

盆の映像は街外れの踏み切りからです。次に柳沢駅から電車に乗って木島まで。

今朝アップしました。

右側の車窓に穂が出て色が黄色っぽく変わった田んぼの風景が流れます。

 続いて夏の終わりの残暑の柳沢駅の日常風景をテーマにした「夏の隙間」に掛かります。

これは短編にまとめて、ずいぶん前に開催された北信濃小布施映画祭に出しました。

受賞は逃しましたが。

あれはテープが行方不明なのでもう一度撮影素材を編集ようと考えています。

 盆過ぎとはいえ、暑い日でした。

ホームの待合室です。

待合室の中のベンチに誰が置いたか手編みの座布団。

下り電車がホームに入ってきます。

降りたのは高齢者ばかり。

実家に帰省したお母さんと小さな姉妹。電車を見にきていました。

この一連の撮影で珍しく手持ちで駅の出入り口からホームへ。

ここで突然雷注意報の放送がありました。しっかり音が録れています。

再び待合室の中。壁に運賃表が貼ってありました。

待合室の下りホーム側引き戸からの眺めです。

ここで上り電車を待つ老人登場。

しばし身の上話や世間話。

ホームに出て行く老人を後ろから手持ち撮影。大きな木製三脚が写っています。

腕時計を見る老人。

当初の方針は信州中野発木島行の下り電車だけを撮ろうと決めていたので老人が上り電車に乗るシーンはありません。

再び最初の位置に戻って下り電車の到着を撮影。

これは後日撮影した映像です。偶然遠い雷の音。雷注意報と辻褄が合います。

レンズをワイドにしてフォロー。架線とパンタグラフの間に一瞬スパークが!

前にも書きましたがこの夏の日の日常風景にひと工夫しようと考えています。

追加撮影があるのでこの短編が完成するのはしばらく先になります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

22年前の映像で何を語るか

2023-05-17 06:28:22 | Weblog

八月の暑い日、誰も居ない四ヶ郷駅。ビデオ映像から書き出した画像です。

 これは計20時間の映像でベストカットだと自負しています。

これは写真では絶対表現できない、或る日の田舎の日常の時間帯。

あの年、木島線最後の一年、「電車のある日常」をメインテーマにビデオカメラで撮り続けたのは、

そこに自分自身の身に迫るリストラを重ねたからです。

木島線廃止に地元の反対運動、存続を求める運動は私が知る限り全くありませんでした。

キーワードは「しょうがない」。

その言葉はリストラが決定した工場でも何回か聞きました。

「こうなったんだからしょうがねえじゃねえか。なるようにしかならねえ。その時はそのときだ。」

その言い方はないよなと喫煙所で話している時に後から来た仲間がまたそのセリフ。

木島線を追い続けていたのはそんな時期でした。

 その状況にあって私の予想は想定した通り、木島線のある情景は今までと何も変わりませんでした。

撮影を続けながら何度か考えたのが、急転直下、木島線廃止が撤回になったらこの作業は無駄になるのか。

結論は、”どういう結末を迎えようがありのままの田舎の現在の記録として残せる”

そんな思いで撮影した真夏の誰も居ない四ヶ郷駅です。

 廃止から22年、現在の木島線跡を訪れる人は少なからずおられるようですが、私が挑戦したのはその真逆。

さて、22年前の8月4日、あの長回しした日常の時間帯をどう料理しましょうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真夏の木島線四ヶ郷駅

2023-05-16 17:15:16 | Weblog

2001年8月撮影の木島線 四ヶ郷駅です。

この日は敢えて電車は撮りませんでした。

真夏のじりじりする日差しを耐えるみたいな駅の姿に惹かれたからです。

3カット撮りましたがどれもカメラは固定で長回し。

特にこれは尺が1分。

次は四ヶ郷駅の南に移動して陽炎の線路。

線路脇で下り電車を待って目の前を通過、見えなくなるまでフォロー。

線路と交差する道から望遠で遠い四ヶ郷駅。

線路端で猫戯子(ネコジャラシ)が熱風に揺れていました。

自主作品「線路端の猫戯子」のタイトルはここから来ています。

どこにもある雑草に自分を重ねたんです。

ついでに撮った夏の空。

翌5日。この日も四ヶ郷駅へ行きましたが猛烈なにわか雨!。長野市へ買い物に行って時間をつぶして出直し。

雨は上がりました。替わって駅は強烈な蝉時雨。

下り電車の到着から発車、カメラで追って見えなくなるまで撮影。

駅舎の雨樋からしずくが落ちるのを捉えました。

線路の向こうの桃畑です。

ラストは雨上がりで霧が上がる山並みをホームから。カメラはゆっくり右にパン。

撮影順にカットを並べてみましたがここで迷いが出ました。

冒頭の夏空の下の駅は、私としては思い入れがあるんです。

電車が来る訳じゃないし誰かが電車を待つ訳でもありませんが、あの時の感覚。

これを生かすにはどうすればいいか。

あのひとときの空気感をどうやって伝えたらいいのか。

一息入れた方が良さそうです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

22年前の真夏

2023-05-16 06:27:58 | Weblog

記憶ではあの年は梅雨明けが早く、7月上旬に猛暑。

そして8月。

猛烈に暑い日、木島駅の日常をカメラで写し取りました。

閑散とした駅前の様子から待合室の中、下り電車到着のホーム。

アレチウリが這う木造車庫。

駅の裏手の様子。

到着した電車が上りの信州中野行きになって佇む。

 そこに以前撮った今は跡形もないその後の木島駅正面。

 太陽光発電パネルが並ぶ線路跡。

上り電車が発車してそれを追うと線路脇に穂が出る前のススキ。

カメラはそこでフォロー停止、西日で光るススキの葉。

ー その時です。真夏なのに一瞬秋の気配を感じたのは。

 

同じく8月某日。

信州中野から木島まで、電車に乗って真夏の正面車窓を全線撮影。

カメラは木製三脚に載せて運転室の後ろにセット。

一切のカメラワークなしでそのまま木島到着まで連続撮影しました。

アイリス(絞り)は最初にマニュアルでセット。

映像を確認すると途中何度かレンズのボタンで修正しています。

この映像はBGMを使わずカメラが捉えた映像と音声だけでまとめました。

電車の窓越しに、坦々と田舎の風景が流れるだけです。

でも木島線に乗った人が見たら、何を感じ、思うでしょう。

 

連日木島線の件に取り組んでいるので記事が重複してますが私の頭の中身を反映してのこと。

どこまで進んだんだっけ?

22年前への旅は続きます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真夏に一瞬、秋の気配

2023-05-15 10:07:36 | Weblog

22年前の、木島駅への旅はそろそろ終わりです。

夕べから最後の詰め、ラストシーンの仕上げに掛かりました。

駅の裏手、先程撮った下り電車が信州中野行き上りに変わって発車待ち。

カメラは常時長回しなので佇む電車の姿はフィックスで続きます。

そこに数年前ベーカムで撮影した今の駅裏の映像をO/Lで挿入しました。

現在線路跡は太陽光発電パネルが並んでいます。2020年9月22日。

カメラはゆっくり上り方向へパン。

電車が出て行きます。計算通り電車の姿がフルショット。

敢えて電車をフォローするのはここまで。

まだ穂が出ていないススキ。カメラをそのまま回しました。

ススキの葉が西日を受けて光っています。そう、真夏なのに一瞬秋の気配を感じたのはこのときです。

ラストカットはこれにしました。ミンミン蝉は鳴いていませんでしたが声を重ねて締め。

ベーカムテープから現在の木島駅跡の映像も活用。

昔の木島駅です。

YouTube にアップロード。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八月の終着駅

2023-05-14 17:03:24 | Weblog

22年前の木島線終着駅 木島への旅です。

以後 miniDV テープに日付けデータが残っていませんが、記憶では2001年8月初め。

とにかく暑い日でした。

木島駅は飯山市で盆地でフライパンの底みたいな地形。冬は豪雪地ですが夏は暑いんです。

この駅は飯山市。木島平村ではありません。間違えたテレビ局がありました。

編集した映像は撮影順に並べました。木島駅前です。

バスをフォローして駅の出入り口でパン停止。

待合室に入って外の様子。飯山駅に向かうバスが出て行くところでした。

ホームに移動。寒暖計が37℃を指していました。

とにかく暑い!

ホームから車庫と夏の雲。

この夏は8月になってもネムが咲いていました。「8月なのに」と思った記憶があります。

黄色い花はキクイモでしょうか。

ホームの日陰で下り電車を待ちました。停車までフォロー。

インサート用に撮った電車のパンタグラフ。

電車の行き先表示が信州中野に変わりました。運転士さんが指差し呼称。

車庫の裏から佇む電車。

車庫の壁にアレチウリが絡んでいました。

車庫の窓のアレチウリ。

駅の裏手に移動。

入道雲なら好都合ですが現実はそうはいきません。

ホーンを鳴らして上り電車が発車。

ラストはこれでまとめました。風に揺れています。

これからこの映像を引き立てるBGMを探します。

暑さと静けさと気だるさを表現する曲です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

木島線の動画の構想を練りながら

2023-05-13 14:33:55 | Weblog

雨が降る前にセルボのタイヤ交換から。

今度履いたタイヤと中古アルミホイールです。

今回は手こずりました。

というのは今まで履いていた夏タイヤが限界まで磨耗しているので替わりを手に入れたんですが、

準備したタイヤは中古のミシュラン 155/65R13。

ところがなんと、今までのタイヤはインチアップして14インチホイールに扁平率55%だったんです。

持ち込んだスタンドから「合わない」と携帯に電話。「エーッ!」。

スタッドレスは正規のサイズ、13インチで、それを見て買ったタイヤが無駄になっちゃう!。

冷静に考えました。

中古の安いアルミホイールを探そう。

隣の長野市で安いのがすぐに見つかりました。4本で税込み¥11,000ならまあまあ。デザインも気に入ったし。

憎たらしいのはこのアルミホイール。もったいないけど処分です。

中古ですが今度のタイヤは快適です。路面の食い付き、安定性はバッチリで音も静か。この件は一件落着。

タイヤの調子をみながら文具店へ行って水彩色鉛筆を買ってきました。

今まで使ってきた方は特に緑と焦げ茶が終わりそうです。

午後は雨になる予報なので降ってくる前に庭のテーブル作り。

本体はハードオフで買ったキーボードスタンドです。

木ネジで板を連結して、、、裏から締め付けるんですが座繰りが浅くてしっかり締まりません。

こんなのはあとで座繰りを深くすれば済みます。

木端をきちんと切り揃えて

こんな感じになります。

天板と脚の固定は考えがあります。それが出来たら自家製柿渋をたっぷり浸み込ませましょう。

脚はこれじゃあキーボードスタンドのままですから深緑に塗ろうかな。

外は小雨が降ってきました。

さて、22年前の木島線への小さな旅に出発だあ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする