猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

臭いものにはふた

2006年02月10日 09時28分11秒 | 今日のお弁当
美味しいものには臭いものが多い。納豆しかり。くさやしかり。ただ、その臭さが美味しさの秘密と思えば、個人的に家で食べる場合、いくらでも我慢出来ようというものだ。が、それが外で、となると途端に周囲に迷惑をかけてしまうし、その上お弁当となれば、蓋を閉めてしまうわけだから、その臭さを密閉。蓋を開けた途端にクラクラ、とか、他のおかずにも臭いが移り、いったい何を食べているのだかわからなくなってしまう、なんて事態にもなりかねない。いやしかし、冒頭でも触れた通り、臭いものは美味しい。と、なれば、その臭さをなんとか和らげることが出来ればお弁当にも使えるはず。

で、今日のお弁当。

<ツナとドライトマトのトルティージャ><ゴボウと玉こんにゃくの味噌煮><春菊と胡桃のベトナム風サラダ> です。

<ツナとドライトマトのトルティージャ>
*玉ねぎはスライス。ドライトマトは熱湯で5分ほど戻し、細かく切っておく。ツナは油をきっておく。ボールに卵を溶き、塩コショウしておく(ツナの塩気を考え控えめに)。ミックスベジタブル(好みの野菜)を用意しておく。フライパンにサラダ油をひき、玉ねぎ、ミックスベジタブル、ドライトマトを炒めてゆく。ツナを加え、ざっと混ぜ、具を平らにならしてその上から溶き卵を流し入れる。フライパンの縁にそって形を整えながら火を通し、片面がキツネ色になったら裏返し、もう片面を焼く。中まで火が通ったら火から下ろし、好みの大きさにカットする。
<ゴボウと玉こんにゃくの味噌煮>
*ゴボウは皮をこそぎ、乱切りにして酢水に浸けておく。玉こんにゃくは3分ほど下茹でし、ざるにあげておく。鍋にゴマ油をひき、鷹の爪を放り込み、ゴボウ、玉こんにゃくをしっかり炒める。ダシ汁を注ぎ、赤味噌、砂糖、みりんで味を調え、材料に味がしみ込み、汁がなくなるまでまで煮込む(好みで少量の醤油を加える)。
<春菊と胡桃のベトナム風サラダ>
*春菊はよく洗い、手で食べやすい大きさにちぎっておく。胡桃は荒く砕いておく。ボールに春菊、胡桃を入れ、ナムプラーと、たっぷりのレモン汁をふりかける。マヨネーズを好みの量加え、全体を混ぜ合わせる。盛り付けたらミントの葉を添える。

トルティージャは野菜の入ったスペイン風オムレツ。今回は玉ねぎとミックスベジタブルを使ったが、冷蔵庫にある余り野菜を使っても立派な一品に。ツナのうま味と塩気は相当なものなので、味付けはごくごく控えめに。ケーキのようにカットして、そのままつまめば手軽なおやつにもなる。
ゴボウと玉こんにゃくの味噌煮には赤味噌を使用。味噌は好みで違うものを使ってもいいと思うが、赤味噌のコクと照りが玉こんにゃくによく合う。味が足りないと思ったら醤油で調整して。
和風に思える食材、春菊は、意外にもどんな料理にも合う。生で食べても美味しいので、色々試したい。ナムプラーはとても臭いので、レモン汁でマイルドにして。今回加えたマヨネーズは臭みをその油分で封じ込めるためのものなので、自宅で食べるならなくてもいいかも。
ちなみに、このナムプラー。初めて知ったときの衝撃は凄かった。
今からかれこれ15年も前。母が付き合いで買って帰ってきたタイ料理を食べようと、妹と二人、深夜、鍋で温めたはいいのだが.....。あまりの臭さに二人して家の中を逃げ惑い、「祭りに使うデカイ団扇が欲しい~!」とか、「纏をふりたい~」とか、窓と玄関を全開にして大騒ぎしたのだった。結局鍋の中身はゴミ箱行きだったのだが.....。いやあ、懐かしいなあ(勿体無いことして申し訳なかったけど)。


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