猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

ちびっこちゃあこ。

2009年10月25日 05時44分34秒 | 作ってみた

 

ゴンザが私の留守に作っていたのは.....

 

ん?このうしろ頭は...!?

 

どこからどう見ても。

 

ちゃあこ!
可愛い~♪

 

樹脂粘土製のちゃあこ!

私が箱根でおしゃべり三昧だった夜。

ゴンザは大量におやつを買いこみ、
こんなものを作りながら、ちゃあこと楽しく過ごしたらしい。

この粘土は、作品が出来上がったら、乾かせばそれでOKらしく、
前回使ったプラスチックのカラー粘土より、さらにお手軽。

ちゃあこ、モデルご苦労さま!

たっぷり、モデル料はもらったのかな~?(笑)


輸送艦 【おおすみ】

2009年10月24日 05時13分23秒 | お出かけ

 

「輸送艦【おおすみ】が大桟橋に来てる!」と、
横浜B級グルメの神・ほんま様が教えて下さったので。
一般公開に、ゴンザと二人、いそいそ出かけてきました♪
ほんま様、ありがとうございます~!

 

私はトラックの運ちゃんの子供だから、
小さい時は、トラックのシートがゆりかご代わりだった。

私が生まれた当初は、働かなかったという父も、
その仕事に就いてからは、人が変わったように勤勉になって。

きっと彼は心底トラックが好きだったのだと、今でも思う。

子供を乗せて、仕事へ行くことも。

 

乗艦すると...おっと、いきなりアンパンマンだ!
こういった展示には、毎度のことながら、女子供にも見やすいように、
さまざまに工夫が凝らされています。
なんでロープでアンパンマンなのかは、
この隣にいろんな縄結びが展示されているからね。

今日は完全、趣味の世界なので写真が多いです。
興味のない奥様方はスルーなさって下さい。
この輸送艦【おおすみ】にはさまざまな車両が積んであってですね。
この二台つながっているのは.....

片方は73式大型トラックをベースとした、【野外手術システム】
災害支援とかPKOなんかでよく利用されるそうで、
開胸から開頭まで様々な手術に対応出来るのだとか。
災害時には、この【おおすみ】自体が病院船にもなるのだそうですよー。

で、つながっているもう一台は準備室。
ここで臨床検査とか、レントゲンの現像とか、
すんごいいろいろのことが出来るらしい。
でも、非常時に、こんな狭いスペースで対応するのは本当に大変だよね。
いつもながら、尊いお仕事をされていらっしゃる方々には頭が下がります。

 

あの頃.....

夜通し走る途中のSAで、自分の顔ほどもある、
大きなおせんべいを買ってもらったり、
立ち寄った公園で、アヒルと遊んだり。

座席のうしろのスペースに小さな布団を持ち込んで、
揺れる車内で、ラジオに耳を傾けたりした。

小さな子供には、とても足の届かない、大きなトラックへの乗り降りも、
身軽な私には、あちこちに手足をかけ、よじ登ることなど、
とても容易なことだった。

何より、女の子に対するというよりは、
まるで男の子に対するように私に接した父のおかげで、
私は今でも多くのものを楽しめているのだと思う。

 

艦内には、何がどんな働きをするのか、
わかりやすく解説するパネルも展示されています。
他にも音楽つきの映像でわかりやすく、訓練の様子を見せてくれたり。

ゴンザがじっと見つめているのは.....はじめ給水車かと思っていたけど、
調べてみたら、【92式浮橋】でいいのかな?
重車両を迅速に渡河させるための装備、とか。

このゴツさとでかさが、私の萌えどころを刺激する。
これが動くところを想像してごらんなさいよ、あなた!
かっちょええ...♪
なんでも、荷台を上げて、この部分がすべって着水すると、
自動的に展開して橋になる
らしい。

 

おもちゃ代わりにした工具箱。

荷物を積んだり「あおり」を上げたりするお手伝い。

フォークリフトのパレットに乗せてもらって、覗き込んだ鳩の巣。

虫、水、火、草花、そこらじゅうに転がる面白いもの。

 

うおっ、コイツはなんだ?

も、もしかして、こんなところがウィーンとなっちゃったりして、
ガコーンて動いたりして?
これは、【81式自走架柱橋】でいいのかな。

あわあわあわ...こういうレバーを見ると、
動かすときの音とか感触とか想像して、
「うあああああ~♪」となる。
あー、ガコンガコンとやってみたい(←いけません)

でもって、こういうそっけない部分も大好きなのー♪
たぶん変態なんだと思うけど(笑)

で、しつこく周囲に張りついてたら、優しい自衛官さんが、
「乗りますか?写真も撮って差し上げますよ」と。
え?え?え?いいの~?うへえ♪でへへへへへ♪
ハンドルがでっかいよ~!運転席が高いよ~!
でかいタイヤの車軸んとこ(?)に足をかける乗り降りがたまらない~!

こういう部分にも萌えるよね。

 

ある場所ではテストコースに戦車が走り、
それを横目で見ながら、あの毒々しい色の、
工業用粉せっけんで手をごしごし洗ったのものだ。

また、汚れた作業着で笑う、気のいい男たちが、
私たち3姉弟をどれだけ可愛がってくれたかは.....

自分が大人となった今でも、とても真似出来ることではないと、
本当に感謝の念でいっぱいである。

 

すごいよ、この艦。
ホバーなんかも載ってるの。
でかいものにでかいものが乗ってるって、なんでこんなにワクワクするんだろ。

でもって、ホバーのこの部分には、車両が載るのよ~!
でもって艦のうしろから発進するのよ~!
ああ、これにワクワクしない男がおりましょうか!(いや、私は女だけど)

ああ、ここにすし詰めにされたい。
船酔い体質だけど(笑)

ホバー内部に貼られたステッカー。
どうか風神様が自衛隊の皆さんの味方となって、
その行く先を見守って下さいますように。

ちなみにホバーさんは、こんな風に活躍します。
被災者輸送なんかでは、一度に100名くらい運べるそうですよ。

 

父は死に、あの世界は遠くなっても、私の原点はそこにある。

油にまみれ、体を動かし、大きな機械を相手にする。

そんな、男たちの姿はまぶしい。

 

いやあ、どんだけ見てても飽きないわ。
働く車はかっこいいよね。

 


流星の行き先。

2009年10月23日 05時03分25秒 | つぶやき

 

「んん?この後ろ頭.....」
先週末、私の留守にゴンザが樹脂粘土でコネコネ作っていたのは...!?

 

これまでにも幾度か書いてきたが。

私とゴンザが共に暮らし始めたとき。

二人には何もなくて、この狭い部屋にも、
カーテンすらかかっていなかった。

それぞれ事情はあるものの、ゼロから始まって、
もうすぐ10年。

狭い部屋には徐々にものが揃ってゆき、
いくつかのものは捨てられ、世代交代をし、
ある程度の余裕も出来た。

 

箱根みやげはこちらの面々。
大したものは買ってきませんでしたが.....。

 

特に、ゴンザの変わりようは、
もう、彼がもともとはどんな男だったか、
思い出すのも困難になるほどで。

.....そんなことを、二人で空を見上げながら、思ったのだ。

オリオン座流星群を見ようと、
少し早めに仕事を切り上げ、
帰ってきたゴンザと二人で。

我が家にやってきて3年のゲッツ号のシートを倒し、
【上空サプライズ】から明け方の空を眺め。

「二人で暮らし始めたときには、カーテンすらなかったのにね。
 今は新車が買えるようにまでなって.....なんか、感無量だね」

 

一方ゴンザは私の帰りを、こんなものを作りながら待っていてくれました。
【イタリア風トリッパ煮込み】

 

はじめは、『星を眺めたり、散歩なんて何も面白くない』と思っていたゴンザも、
いつしか、私より、ずっとずっとそれを楽しむ人になって。

「いつか二人で見た、しし座流星群。アレはすごかったね」

「うん、でも、今度のオリオン座は、それほどでもないねぇ」

しばらく空を眺め、ひとつずつ小さくかすかな流星を、
それぞれ確認出来ただけの二人は呟く。

 

なのでその後二人でバゲットを買いに行って、美味し~いトリッパ煮込みを、
冷凍保存してあった、erima作ジェノバソースと合わせてサンドに。
「んん~♪たまらん、美味い~~~!」

 

.....と。

もう帰ろうかと、あきらめて家の駐車場に車を停め、
歩きだしたときに、シューッと、明るく光る流星が南の空に落ちた。

「あ~~~~~~!」
「あ~~~~~~!」

思わず手を取り合いながら、私たちは跳ねる。

「一緒に大きいのが見られたねぇ♪」

「あきらめかけてたのにねぇ♪」

「やったね~!」

「ね~!」

 

あ、そうそう!箱根の帰りには、もちろん食べましたよ、コイツを。
東名海老名・上りSAで売っているねぎたこ焼き。
で、これまで食べた種類を比べた結果、ねぎマヨ、ねぎ塩等、
各種ある中で、一番美味いのは、【ねぎ塩ダレマヨ】、これに決定!
いつ見ても、豪快なねぎの乗りっぷり~♪

 

何もなかったときも、これから困難が来た時も。

私たちは、こうして、
ささいなことに喜び、飛び跳ねて、共に暮らしていくのだろう。

もともとはゼロだったんだもの。

これから、またゼロになっても、
そこからまた始めればいいだけ。

流れ星を見て、二人で無邪気に喜べる気持があれば、
それだけで幸せなのだから。

 

Mちゃんが私に贈ってくれたのは、とってもおもしろい入浴剤各種。
これで俄然お風呂タイムが楽しくなるのは「間違いなくってよ!」(お蝶夫人~♪)

 


藪の中。

2009年10月22日 04時38分23秒 | つぶやき

 

芦ノ湖畔を散策していて、ふと遊歩道脇の林の中に見つけたのは。
赤い、バナナみたいな不思議な植物。
「なんだろう?」と言う私に、「近づいて見てみれば?」と勧めてくれるMちゃん。
カサカサ落ち葉を踏みしめて、観察してみれば。
見るほど不思議、そしてちょっぴり不気味(笑)

 

私たちの身の周りには、いつも、【ありふれたもの】がある。

特に注意を払うこともない、
だからこそ、【ありふれたもの】。

けれど、そのありふれたものが、
実は、『不思議な側面を持つ、個性の塊である』ことに気づけたら。

何気ない日常も、
俄然、奥深く、おもしろいものになるのではないか。

 

ただ落ち葉の積もる中、唐突に生えているので、何か、
「地中に死体でもあって、そこに寄生してるんじゃ!?」的な発想をさせる植物だが、
調べてみたらコイツが寄生しているのは、実は菌類にだそうで、
その実態は、ラン科の腐生植物【ツチアケビ】というのだとか。
この実にはタンニンが多量に含まれ、民間薬や薬用酒にも利用されるらしいが、
薬効についてはほとんどわかっていない、らしい。

 

ほんの少し顔を近づけ、のぞきこめば見えるもの。

疑問を持って一歩踏み入れれば、広がる世界。

 「あれ?これは、いったいどうやってここへ来たのだろう?」

 「この花は、どうしてこんな風な場所ばかりに咲くのかな?」

ほんの少し回り道して、足を止めれば。

【ありふれたもの】も宝の山となる。

 

遊歩道の手すりには苔が生し。
よくよく見れば、こんなニョロニョロ的なものが。
「花かな?」「いや、そもそも苔に花って咲くのか!?」と、これまた調べてみたら。
実はこれは苔の胞子体なのだそうで、そういえばこれまで、
苔がどうやって増えるのかなんて、考えてもみなかったなぁと気づく。

毎度虫嫌いの皆さまにはご迷惑様です。
こいつはヤスデの仲間かな?
実は、見た目で嫌われる彼らも実態はとっても役立つ森の掃除屋さん。
ヤスデが落ち葉を食べ、糞をすると、それは菌類の分解しやすい状態となって、
腐葉土が出来る→植物の栄養源→森が成長する→落ち葉が出来る∞
自然って、本当にうまく出来ている。
「だから、人間も、共存する努力が必要なんだね~」とよくわかる例。

 

 なぜ なに どーして。

大人だって、そう思っていいんだから。

恥ずかしがっては損をする。

 

これは【ノコンギク】かなぁ。
秋の山野草は控えめに美しい。

ちなみに芦ノ湖畔の遊歩道の先には、こんなに素晴らしい眺望が!
写真手前、直角の松も面白い。


きらめく日々からきみまろへ。

2009年10月21日 03時27分13秒 | お出かけ

 

この週末。
ゴンザにちゃあこをお願いして、
20年来の友人Mちゃんと、
箱根へ一泊旅行へ出かけてきました。

 

あの頃の私たちに、怖いものなどなかったように思う。

若くもあったし、時代もあった。

きらめき、華があり.....

おもしろおかしく。

 

まずは観光、完全復元された、箱根関所から。
まさかこんな風にMちゃんと、名所を周ったり散策を楽しむようになるとは...
ひたすら派手派手しかったあの頃には、思わなかったけど(笑)

互いに歳を重ね、こんなのが落ち着くようになりました。
関所の茶屋で、本蕨餅と味噌田楽でほっとひと息。
思った以上に噛み応えのある本蕨餅に、
「蕨餅ってこんなだっけ?」と、噛んでは爆笑、噛んでは爆笑(笑)
いや、たぶんこっちが本物なんだろうけど。

 

今から思えば、まるでドラマのような世界だったと、
そんな風に思う。

毎日がノリで過ぎてゆき。

何もしないでも、楽しいことが寄ってきた。

それはそれで、よかったのだと思う。

誰しも、永遠など持ち合わせていないが、
思い出は、共通して残るものだ。

 

芦ノ湖畔には深い秋の色。
紅葉こそまだだけど、踏みしめればカサカサ、カサカサ。

りんどうを眺め、苔生す道や急坂を歩きながら、
過ぎ去った年月と、重ねた年月を思い、語らう。
若き日を共に過ごした友とは、たとえば長く会わずとも、
その関係は何も変わらないままだ。

 

「楽しかったねぇ」

「華やかだったねぇ」

20年来の親友と温泉に浸かり、
過ぎ去った年月を思いだし、語りながら。

今ある日々も、やはり愛している。

若ときには若いときの、
今には今の、
楽しみかた、幸せがあるし、
どの日々も自分らしく、生きてきたから。

 

宿に着いたらさっそくお湯につかり、
おしゃべり、またおしゃべり。
それこそ、温泉が湧きだすようにとめどなく。

この日、泊ったのは、Mちゃんが手配してくれた、
とある、とてもお得で素敵な保養所ですが...
前後3日間がお誕生日にあたる人には、こんなものまで出してくれます。
でも、この日が誕生日であった主役Mちゃんは、
実はエビアレルギーで、エビが食べられなかったり...
ええ、しっかり私がいただきましたがね(笑)

「Mちゃん、誕生日おめでとう!」
そしていつも、ずっとずっと、いろいろありがとう。
これからも、どうぞよろしく♪

 

あの頃は、こうして自然の中を二人で散策などする日が来るとは、
夢にも思っていなかったけれど。

階段に息をきらせながら、
または、迷子になりかけながら、
笑いあうのもまた楽し。

「そのうち、私たちも、綾小路きみまろのCMのおばちゃんみたいに、
 噴水のあっちとこっちで互いを待っちゃったりするんだろうね」

と、笑いあいながら。

 

一日目は夕刻から激しく振りだした雨の音をBGMに、深夜までおしゃべり。
起きたら翌朝はご覧の通りの秋晴れの空!
美しい富士山を横目に見ながら、Mちゃん運転の車で向かったのは。

そう、それがMちゃんおすすめの御殿場アウトレットモール。
おしゃべりして買い物して、またおしゃべりして。
最後まで、とても充実した一泊旅行でした!
Mちゃん、本当にたくさんありがとう~♪