みっく・じゃがの「ひとりごと日記」

日々思うこと、考えること、時には写真も

京都絞りフェア

2011-11-18 23:45:08 | 日記
ジャンルは<芸術>というより<職人芸>というのにしたいんですが・・・

今日、銀座・紙パルプ会館で開かれている『京都絞りフェア』に行きました。
“京の絞り職人衆・京都絞栄会”というところの主催なんですが、
こことはちょっとしたご縁があるんです。

5年位前に京都・相国寺で開かれた『源氏物語絵巻』の綴れ織りを
観に行った時に、同じ場所で“絞り”の『風神・雷神』の展覧会を
覗きに行きました。
緞帳だったんですが、その素晴らしさに驚きました。
当たり前のことですが、すべて“絞り”で表現されています。
それと広重の『東海道五十三次』を53枚“絞り”で飾ってあったんです。
ただただため息をついておりました。

で、出口に向かった通路に絞りの布を使ったバッグが並べられていて、
そのひとつに魅せられてしまったのです
でも、値段を見て「や、高い」と通過したのですが、
諦めきれずに振り返ったら、スタッフの方に「後ろ髪を引かれるでしょ?」
と微笑まれまして、「はい」なんて言ってしまい、
そのバッグを買いました。
だって、世界でたったひとつのバッグですよ。
いわゆるブランド物のバッグなんか、誰でも持っているでしょ
職人さんが丹精を込めた、世界でたった一つのバッグなんですもの。

それが縁となり、ここの催しの招待状を毎回頂いています。

今回は『鳥獣人物戯画』を全長35mの一枚布に“絞り”で表現したものを
観ました。
こういうものが“絞り”になることがホントに感動で、35mを
何度も往復して見ました。

“絞り”の世界は後継者が育っていなくて・・・と嘆きも伺いましたが、
こういう日本の伝統と技術は大事に保護されて欲しいものだと切に思います。
コメント
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