みっく・じゃがの「ひとりごと日記」

日々思うこと、考えること、時には写真も

教材の再織り

2015-04-07 18:05:15 | 日記

    

    これは『再織り(さいおり)』という織りで作ったバッグです。

    モール糸で織っています。

    教材にしているものです。

    『再織り』は皆さんご存じのシェニール織りのことで、発祥はスコットランドだそうです。

    日本には明治時代に持ち込まれ、織られていて、昭和には皇室に献上されてきたこの織物は廃れていました。

    数年前に和歌山県の高野口というところで再現され、専用の織り機も売り出されました。

    私は再現されて全国展開しようとしているときに紹介されて、教室で教材として使ってきました。

    『再織り』は織物データーを作成したものを下織りし、縦に裁断してモール状の糸にします。

    ですので、糸そのものが模様の糸になっており、デザイン画を参考にしながら柄合わせをしながら織ります。

    一度織った織物を裂いて再度織るので『再織り』と呼ぶのです。

       

    袋物が得意じゃない人には、このようにハンカチーフとしての仕上げもさせます。

    袋状にしたものはバッグというよりポシェットですね。

    この大きさは、例えば海外に行ったとき、食事をする時に、お財布とパスポートだけを入れて

    レストランに行けますので便利です。

    実際、私はそのように使っています。

    一見難しそうですが、そんなことはなく、生徒さんは皆さん「私に織れますか?」と

    不安そうにおっしゃいますが、簡単です。

    そして、自分の手で魔法のように絵が織れるので、とても好評です。


    渾身のタペストリーは現在50㎝織れました。時間がかかります。

    あと50㎝です

    頑張るもんね。

コメント (12)
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