市販の糸というか、我が協会の指定糸・ウール100という糸です。
私が本部講師をしている協会は、よい品質の糸を使っていますが値段が高いのです。
その点が教室では使いにくいのですが、1玉の長さも長くて私は重宝して使っています。
某糸会社の提供を受けていて、この会社は品質のいい糸を売っていますが、
なにしろ、全体に高めで、これを見ているのか、他の会社で同じアイディアを使って
すぐに ナイロンなどを合成して安く提供するので、品質などどうでもいい人々は
この安めの糸を買います。
名前を挙げてしまいますが、ハ〇ナ〇は企画も営業も”いい商売”をする
イマイマしい会社です。
私の教室では『見本』を織るので、この”安めの糸”でもいいのですが、
やはり織り上りがグッと違うので、品質も考えてしまいます。
というわけで
1:1整経の変則綾織りという技法です。 30×190 ウール100%
1:1というのは緑と赤の糸を交互に経糸として整経するということです。
横糸も緑と赤を交互に入れます。
織り目を拡大しました
これは『緑・赤』の順番で経糸を掛けています。
『赤・緑』の順番で糸を掛けると、色の出方が逆になります。
構想としては≪深紅のバラ何千本≫ですが、拡大版の写真ではダイダイに近い色になっています。
実物は上のトルソーに巻かれている色に近いです。
糸の細さが、いわゆる中細タイプなので、50羽という筬で織りました。
1cmに5本の糸が経糸、横糸は5本というゲージに織ります。
私にとっては普通の細さの筬なのですが、教室では「キャ~細すぎぃ」と騒がれています。
春がそこまでやってきているのに、まだ毛糸のマフラーかとも思いますが、
あと1本市販のウール糸で織ります。