みっく・じゃがの「ひとりごと日記」

日々思うこと、考えること、時には写真も

八ヶ岳高原音楽堂で藤澤ノリマサさん

2019-07-14 20:01:04 | 日記

八ヶ岳へ行って参りました。

八ヶ岳高原ロッジに付属する八ヶ岳高原音楽堂で藤澤ノリマサさんのコンサートがあり、

1泊2日で行って参りました。

 

このところ、どうにもイヤなことが多く、10日、通っているスポーツジムで

靴と靴箱の鍵を盗まれるということがありました。

靴を靴箱に入れて鍵を掛け、ポケットに入れたつもりが、どうやら落としたようです。

ところが、そのカギを拾って、わざわざ靴箱を開錠し靴を盗んだ人間がいるのです。

これはあくまで想像ですが、そうじゃないと靴も鍵も無くなるということは考えられません。

鍵を落とした私が一番悪いのですが、落ちている鍵を拾ったら受付に預けるのが

人間として当然のことかと思います。

それをご丁寧にも靴箱まで行き鍵を開けて靴を取り出し、その後は新しい靴でもないので

捨てたものと思います。

ついでに鍵まで捨てる・・・そんな人間と同じ場所で過ごしているのかと思うと

不愉快でたまりません。

私に課された処分は(?)、鍵を無くしたことによる弁償義務で2180円を

ジム側から取られました。

おまけに靴まで失うというダブルパンチです。

その夜は悔しくて眠れませんでした。

でも、すべては私のミスですから、今後はそういう失敗をしないようにしようと

固く誓いました(笑)

それしかないでしょう。

 

そんなことがあって、心が沈む中、かねてから予定していた八ヶ岳に出発です。

藤澤ノリマサさんは八ヶ岳高原音楽堂で、ここ5年間 夏と冬、コンサートを開きます。

夏の緑の中で開くコンサートも冬の雪景色の中で開くコンサートも

一度でいいから行ってみたいと思っていたのです。

たった100席収容でオーディエンスに聴かせる、音響抜群のホールと聞いていました。

 

13日は連日の雨から抜け出た曇り空で、初めて乗る中央線特急あずさ号は快適な新車両です。

小淵沢まで120分、そこで小海線に乗り換えて35分で野辺山の到着です。

駅の前で八ヶ岳高原ロッジのシャトルバスが待っていてくれました。

約15分ほどでホテル到着。

 

ホテル正面玄関

ロッジという名の通り、山小屋らしい建物です

 

玄関横の緑が美しい

 

チェックインしてすぐにホテルレストランで昼食です。

選んだメニューは

玄米のトマトピラフ、お任せサラダ、ハーブティーはレッドジンジャー

 

 

 

食べたことない料理、ハーブティーも初めての種類で楽しみました。

 

 

その後 部屋で鞄を開けて荷物整理をしましたが、ツインの部屋に一人というのは

広々して快適です。

お部屋もステキな様式でした。

 

3時からコンサート始まるというので2時半から玄関車寄せでバスを待ちます。

というのも、音楽堂はホテルより今少し上った所にあるのでバスで運んでくれます。

 

音楽堂全景です

右手のガラス屋根部分がホールの天井になります

 

ホールの天井

木造の見るからに気密性が高い音響が良さそうな造りです

 

言うまでもなくノリマサさんの素晴らしい声量は私の心を捉え心が震えました。

特に最近感じるのはしっとりと歌うテクを身に付けて、今回は涙が出そうになりました。

以前は美しい声で正しく歌う、まさに教科書のような歌い方だったのですが、

歳を重ねたせいなのか、心の機微を細やかに表現して、魅力的です。

音響の良さを活かしてか、カンツォーネをノーマイクで2曲歌い、

彼のイタリア語がこのホールに朗々と響きました。

 

それに、最近よく一緒にバックで演奏するバイオリニストの真部 裕(まなべ ゆう)さんの

バイオリンが素晴らしく、コンサートが終わってから彼のCDを買ってしまいました。

ところが売っていた係の人が「真部が来てサインをしますので待っていてください」と

おっしゃるのです。

東京芸大出身の彼はまだメジャーじゃないかもしれませんが、ロビーまで来て

サインをしてくれるのは珍しことではないでしょうか?

しかも、ノリマサさんのCDが売れている横で真部さんのCDを買う私が珍しかったのか。

 

それがこれです

礼儀正しく「これからもよろしくお願いします」と頭を下げられました。こちらこそよろしく。

それを見ていた人たちがワンサカ押しかけて、置いたあったCDが完売となってしまいました。良かった!

真部さんは汗かきながらサインしてました。

 

コンサートが終わって、ホテルに引き上げた私たちは、ディナーです。

一人参加の私はひとり食事をするつもりでしたが、

レストラン側から「申し訳ないのですが相席でお願いします」と言われ快く承知しました。

それでも、他の人とお話をするつもりなどなかったのですが、

一人参加が4人集まったら、意外なことに話が盛り上がってしまいました。

そこへ音楽堂の担当者が来てマイク片手に挨拶、そして、な、なんとノリマサさんが

バイオリニストの真部さん、ベーシスト、ピアニストと一緒にやってきたのです。

初めて参加する私は驚きましたが、「いつものこと」と皆さん当然の顔をしていました。

でも、もっと驚くことに、彼らは、一人参加私たち4人の前のテーブルに座ったのです。

ノリマサさんの音頭で乾杯をして、興奮がMAXです。

でも、みんな大人ですもの、大騒ぎすることもなく、それぞれのペースで

食事を楽しみました。

いや、これは驚きでした。

 

コンサート中に雨が降り始め、この雨は夜中には激しくなりました。

翌朝、高原の散策をしようと思っていたのですが、朝の激しい雨を見て断念しました。

素晴らしいホテルに「さよなら」する前に雨が小やみになり、美しい緑にレンズを向けました。

 

今度は冬に行きます。ノリマサさん曰く「真っ白な風景の中の音楽もいいですよ」だそうです。

ホールは窓ガラスが大きく、ステージからも客席からも外の景色が見えます。

その中で聴くノリマサさんの歌はどれだけ素晴らしいか、答えは決まっています。

ホテルの対応も素晴らしく、レトロなホテルもステキだし、楽しみです。

それに一人静かに参加しようと思っていたのが、たくさんの方々とお話できて、思いがけず

賑やかに楽しく過ごせました。

 

野辺山駅ホームの『標高1345米67』

 

 

小海線電車、可愛らしい2両編成です

 

雲が多くはっきりとした広大な山の景色は見られませんでしたが、

ちょっとした間に山が見えました。

 

 

とても楽しい休日でした。

嫌なことは捨て去って忘れます。

 

 

コメント (6)
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