先週の水曜日はスポーツジムで靴箱キーと靴を盗まれるということがあり、
悔しい想いをしました。
一番悔しかったのはジム側からキー保証金として2160円を取られたことでした。
靴も返って来ない上にお金まで取られる、という不運な出来事に凹みました。
週末に八ヶ岳で音楽会という楽しいこともあり、
気を取り直して週明けを迎え、ジム友の仲良しとランチをしてご機嫌で帰り、
さて!というこの水曜日、またもや”痛い出来事”を迎えてしまいました。
水曜日は生協が来る日なので、先週から保存していた冷蔵箱を返そうと運んでいたら、
猫のKUUが「お外に出たいよ~」と玄関でねだるので、
「ちょっとだけよ」と抱っこして外へ出ました。
キョロキョロして興味津々のところへ、鷺が飛んできました。
ビックリしたKUUは「もう帰ろう?」と心臓がパクパクする音が聞こえるほどです。
それで抱き直して家に入ろうとしたら、見知らぬ男性が前からやってきてすれ違いました。
とたんにKUUは恐怖のあまり私の腕から逃げ出そうともがきました。
「ダメダメ!」と強く抱きかかえてもKUUの力が強く、私は泣きそうになりながら
しっかり押さえこみ、スルリと逃げようとするKUUの骨盤あたりを抱えて
階段で横になりました。
そして寝ながらKUUを押さえこみながら階段をズッて這い上がり玄関に到達しました。
”到達”という言葉がぴったりなほど玄関が遠かったです。
見るとKUUは逆さまになり、私の顔付近の尻尾はまるで狸の尻尾のように
膨れ上がっていたのです。恐怖MAXなんでしょう。
玄関を入ってKUUを放り出したら、一目散にどこやらへ逃げて行きました。
(以上実況中継)
夫が出てきて「どうしたの?」と目を丸くしています。
「Tシャツがボロボロだよ」と言われて見たら、今日 新品を下ろしたばかりのTシャツの
胸のあたりがボロボロに裂け、その下の胸の皮膚は無数のひっかき傷で血だらけです。
両手の肘は階段を這いあがってきた傷で、これまた血だらけでした。
事情を話すと夫は「よく離さなかったね」と労わってくれました。
そうです!
KUUは人に懐くことはなく私たちにさえ触られることを嫌うのに、逃げ出したら最後
帰って来ることはできず、車にはねられるか、飢え死にしてしまうでしょう。
私たちの手から離れることはKUUの死を意味するのです。
しっかりと押さえこみながら「離したらKUUは終わり!」と、自分はどうなってもいい!
とさえ思いました。
Tシャツはお気に入りだったけどまた買えばいい、ひっかき傷はやがて治る、のです。
傷にはオロナイン軟膏を擦りこみ、跳び上がるほどの痛みでしたが、少しずつ良くなっています。
今までもKUUに引っ掻かれたり噛みつかれたりしたところはオロナイン軟膏で完治しています。
今回も時間はかかるかもしれませんが治るでしょう。
それより、KUUの心には恐怖が残っているのか、今日あたりからやっと甘えるようになりました。
何だか自分がすごい折檻をされたと思っているのでしょう。 可哀想でした。
階段で寝転がって押さえこんでいるとき、
KUUは恐怖のあまりか、私の腕にオシッコをちびりました。
家に帰ってすぐにお尻の始末をしているようでした。可哀想!
かしこまって「ごめんなさいね」と言っているような珍しい表情です。可哀想!
少し落ち着いたかな?
何となく元気が無く、お気に入りのベッドにも近づくことはなく、
爪とぎの『ニャンコ丸』で小さくなっていました。 可哀想!
信頼されるおかあちゃまでいなければ、と思っています。
そんなKUUは明日3歳4か月になります。
今朝の体重は3.9キロになっています。
『厄日』などあるわけがないと思う生活態度なんですが、今回ばかりは完敗です。