市販の糸を織りました。
私は男性用のものを織る時は化学染めの市販の糸を使います。
化学染めの方が 当然 退色もなく、そこには力強さを感じるからです。
こんなとき、知り合いで化学染めをしている人の糸を使います。
この人はシルクの真綿糸を化学の段染めで染めていらっしゃいます。
それも2色などではなく、何色も・・それは複雑な染め色です。
これはシルク真綿糸の段染めです。
丈は240㎝、幅30㎝ と長めですが、これを男性の首に巻き付けたい
技法は綾織の変形ですが、この繊細な糸は平織りすると、あまりにもなよすぎて 儚いです。
繊細な糸を綾織りにすることで、分厚さを出し、しかも繊細なだけにフワッと柔らかくて
心地いい感触が出ました。
で、この糸が余りましたので、昼夜織り というのを織りました。
〝昼夜織り”というのは表と裏が違う色ということで、つまりはリバーシブルですね。
チラ見のグレーの裏が見えますが、裏を返すとこうなります。
シルク真綿糸の段染めにベビーアルパカの薄グレーですが、これまた組み合わせが絶妙です。
というのも、繊細なシルクに軽くて柔らかい、しかも保温性があるアルパカですから。
これはちょっと丈が短いので女性の首に・・ですね。
この二つのマフラーを首に巻いて 腕を組んで歩く男女のカップルの姿を想像すると
私の心ははずむのです。
そして使う方のビジョンまで見えておられるのですね。
それは私にも経験があるので分かります。
でも現実には、全くイメージの違う方が購入されましたが(笑)
みっく・じゃがさんの頑張りをブログで拝見して、
励みにさせて頂いています。
まだ疲れやすさは残りますが、負けずに頑張りたいと思います。
あと1か月、頑張って下さい。
どちらもいい色です。
草木染めもされるのに あえて化学染料で染めた糸も使われるところが 幅広くて
素敵だなあと思います。
ははは(笑)、イメージと違う方が購入ってありますよね。
それは違うと思う・・と心では思いながらもありがたく。
お体大切になさってください。
この残暑が、思わぬくじけになったりすることがあります。
明け方の涼しさがうれしいですね。
あと4点、マフラーを織って、個展向けは終了します。
現在、ヤマモモと蘇芳の2色で小さなお花の模様を形どるマフラーを織りつつあります。
また、観に来てください。
ようちゃんばあばさまのおかげで、我が家の食卓が変わりつつあります。
つまり、料理も頑張ってますよ、と胸を張りたい(笑)
男性物もなかなかおしゃれでいいなぁ。
どんなおかたの首に巻き巻でしょうか?想像して楽しんでいます。
私が、「これは男性用」とか言ってると、必ず夫が
「僕が巻いてあげようか」と言います。
いいえ、結構です!