みっく・じゃがの「ひとりごと日記」

日々思うこと、考えること、時には写真も

イタリア旅行 その2 フィレンツェ編

2016-04-16 13:37:14 | 日記

       4月7日ーフィレンツェへ

       朝早くにバスでテルミニ駅へ移動し、ここから高速鉄道フレッチャ(旧ユーロスター)に乗りました。

           高速鉄道フレッチャ

       座席指定席で快適でした。 

       私は外国で鉄道に乗るのが大好きです。

       海外の人の様子も見られるし、何といっても車窓の美しさ 

       バスから見るのとは、またひと味違います。 ただ、もうボォーっと見ていました。

       ただ、いやぁイタリアなんだなぁということが またありました。

       発車が迫っているのに、ホーム番号も決まらず、やっと掲示に出てホームへ行くと

       時間が来ても入線せず、やがて掲示に「5分遅れる」→「10分遅れる」果ては「ホームが8番から10番へ変わる」

       日本の新幹線でそんなことありますか     

       大きな荷物はバスに乗せて先行してフィレンツェへ行ってくれて、ホント助かりました。

       ボォーっと景色を眺めている間に 電車はフィレンツェ駅に到着。 

 

       フィレンツェ

         ドゥオーモ

       代表的なものはドゥオーモと洗礼堂とジョットの鐘楼です。

       いずれも中には入りませんでした。

       ジョットの鐘楼は85m、400段かの階段があり、お金を出して上れるのですが、

       ここで疲れては後の体力が持ちません。

       宗教の話とドアに彫られた宗教画を見るのみです。

 

       そして、お待ちかねのウフィツィ美術館へ。

       コジモが作ったこの美術館は、数え切れないほどの名画と彫刻が展示されていて

       しかも、フラッシュなしであれば、どれだけ写真をとってもいいのです。

       どうしても観たかった3点の名画

         『ヴィーナス誕生』-ボッティチェリ作

 

       そして『春』・・・これは見惚れるあまり、写真を忘れてしまいました(笑)

       解説すると「ヴィーナスを中心にした女たちの絵、しかも女たちは、全員妊婦なのです。

             それは女性が一番美しいのは ”妊婦の時” なんだそうです。

             そのうちの一人に〈風の神・セフィーロ〉が風を吹き付けると彼女は花を纏うのです」

       ボッティチェリの絵は、本当に美しいです。

 

         『受胎告知』-レオナルド・ダ・ヴィンチ作

        大天使ガブリエルから「キリストを身ごもっていますよ」と言われる聖母マリアです。

       オリジナルを観られたことに感激しました。

       ほかにもたくさん見ましたが、それらは私にはどうでもよく、この3点だけは観たかったのです。

 

         皇帝ネロ

        この悪名高き皇帝は大理石に 彫られ、この時代まで生きています。

       

          全能の神ゼウス

 

       前回でも書きましたが、気に入ったものしか写真を撮っていません。

       それから、このウフィッツィ美術館は最初は役所だったということで、

       「ここからメディチ家の人は橋の上に回廊を作り 家をつなぎ 外を通らずに自宅に帰っていた」

       という映画を見たことがあり、

       現実のものを、ぜひ見たかったのです。それが  です。

          ヴェッキオ橋 のヴァザリーの回廊

       命を狙われることを避けるため、メディチ家の人間は長い回廊を歩き 家に帰っていたのです。

       この左横にメディチ家の家があり、今もイタリアの国旗とメディチ家の旗がひらめいていました。

       まったく映画の通りの姿だったので、ミーハーの私は感激しました。

 

       そして、ウフィツィ美術館を出たら入口に『ダヴィデ』の像のレプリカがありました。

          『ダヴィデ』の像のレプリカ

       本物は国立美術館にあるそうです。

       こんな風雨にさらされるところに出されてあるわけないと思いました(笑)。

       本日の観光はここまでです。

       このあと、フィレンツェの街の自由行動となります。

 

       ウフィツィ美術館をじっくり観るだけで、すっかり疲れましたが、

       私たちには買い物をしなければならない理由がありました。

       出かける前に、お嫁さんから「フィレンツェに行くならプラダの財布がほしいなぁ」

       と言われ、夫はすっかり鼻の下を伸ばして買う気になっていたのです。

       そこで、添乗員さんからブランドもの商店街を紹介してもらい、出かけたのですが、そこがわからん!!

       散々迷った挙句、ある商店に飛び込み、仕事中のお兄さん3人組に尋ねました。

       一人が夫の英語に応えている間、残った一人のお兄さんが、私にニコヤカに近づいて大きく手を広げ

       大きな声で「元気ですか!」

       もうビックリしましたが、これって猪木の例のヤツでしょ?

       笑うしかありませんでしたが、残った一人が手をたたいて大笑い。どうやら日本人だとわかったみたいでした。

       結局「プラダに行きたいのかということで、外へ出て丁寧に教えてくれました。

       めでたく(?)プラダで財布を買い、ついでにサッカーのTシャツを息子と婿に買おうということになり、

       チームの公式な店に行きましたが、そこがFlorentinaの公式店で、店主のおじさんは 何を言っても

       「フロレンティーナと叫ぶばかり(笑) すごいです。

       お土産については、最終の旅日記で紹介します。

 

       それに、ここでもガッカリのことを書かねばなりません。

       「フィレンツェは美しい街だから、楽しんできて」と出発前に友人たちから聞いていたのに、

       町の中心に、怪しげなテントの露店が多数並び、男の人たちはアラブ系の人たちでしょうか、

       日本語で「安いよ~」とか「半額!半額!」と怒鳴って腕を引っ張らんばかり。

       そこを何とか通り抜けて市場があると聞いていた場所は中国人に買われていて、

       フィレンツェの野菜市場とは程遠い印象になっていました。

       いったい、イタリアはどうなるのでしょうか。

       BAR(バル)に行くとスタッフから「ジャパニーズ? チャイニーズ?」と聞かれ

       「ジャパニーズ」と答えると「OK!」とにこやかに迎えられるということもありました。

       本当にヤレヤレです。

       フィレンツェ泊

       次回はピサ、トスカーナです。

        

        

 

        

              


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8 コメント

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Unknown (t-soleildor)
2016-04-16 16:24:36
アフロディティ(ビーナス)誕生の絵や、受胎告知の絵は
私も見てみたいです。
それにしてもヨーロッパの町並みは美しいですね。
統一されていて、日本の様になんでもあり、ではないですね。
よく治安の悪さを聞きますが、旅慣れていれば
大丈夫でしょうか。(英語ができて尊敬です。)
お土産も気になります。
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たのしいわ!! (ようちゃんばあば)
2016-04-16 17:29:57
みっく・じゃがさんの旅のお話は すごく楽しいです。
みっく・じゃがさんの目でみたイタリアが すごくリアルで どんな素晴らしい写真よりも
ちょっと困ったところのあるイタリアのお話など が 興味深いです。

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芸術の都 (やっほ)
2016-04-16 18:59:05
今回も楽しい旅日記ですね。
日本人は兎角列車の時刻や座席に拘り過ぎですね。
面食らってしまうけど、おおらかさを養うのに格好の勉強になりますね。

ヨーロッパは同じ歴史感や遺産を共有している気がするのですが、
フィレンツェはルネッサンス発祥の地ですね。

我が東アジアでは、日本を取り巻く隣国は共有出来ていませんね。
其々の国家が国利・国略で都合の良いように真実を捻じ曲げているような気がします。

桜の発祥はオラが国だの着物はオラが国だのはまだ可愛げもあって笑えるのですが。。。

イタリア人は明るくユーモアにとんで親しみが
湧く国民性ですね。
次回も楽しみです!
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t-soleildorさま (みっく・じゃが)
2016-04-16 22:51:52
そうそう、ウフィッツ美術館は楽しみにしていたんですよ。
たっくさん観たんですが、写真を撮ってきたものが少なくて・・
ヨーロッパは(とひと言で言っていいのか分かりませんが)
古いものと新しいものが上手にかみ合わさって存在しているように思いました。

治安は悪いようですよ。スリが多いんですって。
たまたま私は被害に遭いませんでしたが、肩から下げたカバンを
前に持ってきていつも手で抑えているように言われていました。
お土産は最終回に写真でお目に掛けますよ(笑)
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ようちゃんばあばさま (みっく・じゃが)
2016-04-16 22:59:00
ありがとうございます(笑)
私は写真はほとんど撮らず、「写真撮らないんですか?」
と皆さんに言われました。
かと思ったら、何でもない皆さんが興味もないものにレンズを向けているので
「お仕事ですか?」などと言われていました。
こんなものですが、また覗きに来てください。
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やっほさま (みっく・じゃが)
2016-04-16 23:06:51
ありがとうございます。

日本ほど几帳面な国はないのではないのでしょうね。
スペインでもいい加減さに驚きましたから。

日本を取り巻く近隣の国々は幼稚ですね。
どうでもいいことでしょ、というようなことにこだわっているように思えます。
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Unknown (hokuto)
2016-04-17 15:31:17
7年ぐらい前に行ったことを懐かしく思い出しました。
イタリアはどこに行っても見どころ満載ですね。
フランスも列車の時間もホームも同じでしたよ。
私たちには考えられないことですね。
 次回も楽しみに待ってます。
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hokutoさま (みっく・じゃが)
2016-04-17 16:40:25
7年前でも思い出は永遠ですね。
イタリアは 青い空とおいしい料理とおいしいお酒 
ですね。
出来れば毎日、ベネチアまで書きたいと思っています。
また覗きに来てください。
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