結びの樹
教材61はつづれ織りを基本として、葉をトルコ結び織り、幹はラッピング織りのものです。
これは私のデザインではありません。
そのむかし、織りを習いに行ったところで、平織りの最終課題だったのです。
つづれ織りもトルコ結びも、すでに終了していますが、ラッピング織りというのは初めてです。
これを最終に近づいてきた生徒さんに織っていただきます。
ラッピング織りとは経糸を芯にしてくるくると巻いていきます。
枝が横に流れていくところが腕の見せ所でしょう。
小さいものなので、そう難しくはないと思います。
私の教室では、平織機を使っていながら、難しい綾織りもしていただいてきました。
そのために、平織機で織れるように、独自に織図を書き直すという難しい作業をしてきましたが、
それを知った友人たちからは「そこまでする必要があるのか?カルチャースクールとしてやりすぎじゃないか」
などという意見もありました。
平織り機だけの織りならば、1年くらいで終了していたでしょう。
でも、いろいろなものを織ってみたいという意欲のある人には応えたいという気持ちでやってきました。
ですが、それもそろそろ終了するときがきました。
今 作っているラヌー織りを『教材62』として 最後にしたいと思っています。
これがまた、4枚綜絖どころか、5枚綜絖のもので、これを平織機で織れるように織図を書いています。
これが織れるようになったら、まさに”無敵”でしょう!
さて 頑張りましょう
私も初めは洋裁を一から教えていましたが、
月2回の講習では無理があり、創意工夫で濃縮した講習に、
付いてこれる生徒さんはわずかでした。
そんな中、カットソーを取り入れたところ、今まで落ち込んでいた方の
目の色が変わり始めました。
それから面倒な製図などが無い、カットソーを重点に教えていますが、
長く来て下さっている方には、簡単なものばかりでは、
作る物が無くなってしまいます。
やはり、期限を付けたほうがいいのでしょうか?
考えさせられますね。
結ぶ…もすてきです。
教える場によって いろいろですが カルチャースクールでは 生徒さんも
そう難しいものを求めていないひとが多いでしょうね。
というか 何度習っても 初心者の域を超えることのできない人も 多いのでは?
初心者とベテランで クラスが同じだと お互いを調整する先生は ご苦労が多いに違いない
と思います。
なんとか ストレスが少ない割り切りができますように。
楽しくやれればいい、のですが、こっちはそうとばかりはいきません。
今、先頭を歩いている人は、熱心にやってこられました。
今まで、途中で止めた人ばかりの中、今まで続けて来られたんですから。
私にも「最後の講習」というのがあったと同じように、
彼女にも、それがやってきます。
平織り機に過ぎないのに、こんなにいろいろな織りを習得していただいたことに
私自身が敬意を持っています。
つまりは”卒業”していただくのです。
「これで提供する教材は終わりです」と個人的に言いました。
さて、これからどうする?
彼女は「もうちょっと軽量の織り機を持参して、思ったものを織りたい」と言っています。
私のように絵織りをしたいとか。
つづれ織りは、基礎しか教えていませんので、
これからが本当の講習になるのかもしれません。
テキストや糸の提供はしませんから
他の生徒さんとは違う対応になると思いますが、
それも私の役割ではないかと思っています。
当たり前のことですが、個人差は歴然です。
それをこねくりまわして指導に当たるのです。
辛いこともありますが、それは今気づくと私を育ててくれていることに気づきます。
ボケーっとしている私には、丁度いいのかもしれません。
でもストレスはたまり続けます(笑)。
教えるのは得意ではありません。
カルチャースクールでここまでハイレベルなご指導をされるのは驚きです…。しかも生徒さんは初心者さんからベテランさんまでいらっしゃるとのこと、先生のほうはお一人なんですよね。大変なご負担だと思いますが、生徒さんの力量に合った丁寧なご指導で、みっく・じゃがさんのように絵織りをしたいという気持ちになられたんでしょうね。さすがだと思います!
それから、前回のコメントでお気を遣わせたようでこちらこそすみません!どうかお気になさらず。こちらの言葉が足りませんでした…。
そうなんです。
進み方が一様ではないので、けっこう大変です。
ずいぶん前ですが、広い会場で60人を教えたことがあり、
そのことを考えると、何でもできそうな気がします(笑)。
いえいえ、こちらこそ言葉が軽かったです。
最近、忙しくてPCをあまり開けていなかったのですが、
今、ゆりさんのところを訪れてみたら、美しい花あり、
息子さんの卒業あり、で
コメントできなくてホント残念でした!
改めて、息子さんのご卒業おめでとうございました。
に反応してしまいました。
そのお友達はボランティア的に考えていらっしゃるのですね。
みっく・じゃがさんは、カルチャーであっても個人教室であろうが関係なく
誠心誠意教えていらっしゃる。そのポリシーの違いですね。
素晴らしいことだと思います。
プロのお仕事ですね。
カルチャースクールとは、簡単に楽しめるということが
趣旨なのかもしれません。
でも、それでは 毎回 織り機を担いで来られる方々に失礼だと思います。
事務局側からすれば、回転が早いほど入会金も入りますしね(笑)
私は不器用なのか、そういったことが気に入りません。