先日染めた紅花の糸をやっとストールに織りました。
染めた糸です
キャンバス織りにしました。
これは模様織りがキャンバスに見えることから名付けられたものです。
紅花染のストール 60×190
春めいた光が輝く一品になりました。
190㎝あるので、二重巻きに巻いています。
模様織りの部分を拡大すると四角形が形作られて織っています。
私の感想は、ストール、マフラーを織ることは、糸を外さないように、美しく織るだけなので
淡々としていて楽です。
もちろん、そのために糸をかける整経という作業には、数日かけて細心の注意をはらいます。
”織り”というのは技術は必要ですが、その前に”整経”がきちんと為されていなければ
美しい織りはできません。
自動織機は知りませんが、手織りの工房では、整経専門の ”おとこし”さん
という人がいます。 ”おとこし”というのは”男”です。
きちんと計算して整経された織り機の前に、美しく織れる ”織り子”さん が座って
美しい作品が織り上がるのです。
この先は、織りと染めを、ゆるやかにやっていきます。
市販の美しい糸も織ってみたいです。
シルクのオーガンジーを染めたいとのことですが、同じです。
どんなものでも染めるものは、まず洗って余計な汚れを落とすことです。
それでだいぶ違うと思います。
あの段染めと織成織りの間仕切り素敵でした(* ´ ▽ ` *)
わたしは、藍の生葉と水だけでシルクが空色に染まる、というのをやってみたくて何度かチャレンジしているのですが…いつも緑色になってしまうのです。一旦青く染まってからの退色なら諦めもつくのですが、毎回緑色にしかならず、もうココロが折れかけてます(T_T)やっぱり手際が悪いのかな…( ノД`)…
↑でご覧ください
藍染は色を出すのは難しいことではないのですが、
染めた色を維持するのが難しいのです。
それは人間国宝の藍染職人さんでも同じです。
そういう方は60回以上の重ね初めをしていますが、
それでも退色を防ぐことはできません。
もう、藍染は退色するのが当たり前という感覚を持たなければやってられません。
それで私は色を少しでも長く保ちたいと思い、
ほかの素材で青に近いものが出せたらと、
ロッグウッドやコチニールで青に近い色を
出しています。
媒染によって出来るものです。
近々染めをしますので、その時にお見せできると思います。
ロッグウッドで青に染めた麻糸で間仕切りを織って、
このブログにアップしたことがありますが・・・
調べておきます。
美しさに息を飲みました。こんなにすてきな色を取り出すことができるのですね。ほんとに素晴らしいです!!
それから、草木染めで青く染められたとのコメント拝見しました。私は何度も失敗しているので、見せていただくのをほんとに楽しみにしています。もう今年は諦めて、藍を植えるのやめようかと弱気になっているもので(^^;
そうですね、この頃は解らないことは”検索”で解決ですね。
画像が出てくる、出てくる!?私も見てみよう!
今月20日はいよいよ1歳!
誕生日は大パーティー開きます(笑)
おっと、その前に明日は女の子のお祭り・ひな祭りがあります!
整経、初めて聞きました、これが大事なことはよく分ります、ネットで見てみました、画像、出てくる出てくる!なるほど! 日本に限らず 世界標準ですね!
今月20日を ひそかな楽しみして!KUUちゃんによろしく!
とお応えできるか・・・
染めはその時によって結果が変わるので、はっきりしません。
でも、紅花の量とか寝かせる時間とかは自信を持ちました。
まだ改良の余地はあるでしょうが・・・
整経はまさに”段取り”ですね。
これが正しく出来れば、成功間違い無しなんです。
ごまかしできず、間違っていたら全部最初からやり直しです。
織り始めて「や、おかしい」と思ったら、整経に間違いがあったことが解り、
すべて最初からやり直したことは数え切れません。
そんなときは自分を呪いますが、そんなことをしていても解決しません。
「やり直し」しかないのです。
だからこそ、整経するときは慎重にいきます。
草木染めでブルーを出すことは、ほとんどできませんが
私はそれに近いものを作りだしました。
それも思いもかけない素材で、偶然のいたずらでです。
近くお目にかけます。お楽しみに。(笑)
個展作品の考えながら織る大きなものは終了しました。
後は染めとマフラーを織るだけです。
紅花染めは前回失敗しましたので、リベンジを期し、成功しました。
ようちゃんも草木染めを経験された由、
病みつきになるでしょ?
私もグリーンが好きでよく身に付けます。
黒や青も多いです。
最近、明るい色が着たくなるのは年齢的なものでしょうか。
でも似合わないのです(苦笑)
気分的にも落ち着かないのです。
以前に紅花色を出すのが難しいと言っておられましたが、
この先も安定した染めのノーハウが確立されたのでしょうか。
紅花染第一人者の仲間入りとみていいですね\(-o-)/
最近はブルーやグリーン系でも自然に存在しないような色がつくり出されたりで、
染物に限らず変った色彩を見ると興味津々です (^^♪
”織り”にも”整経”というものがあるのですね。
それって正に「段取り」の事ですね。
我々も職業柄、「夜討ち朝駆け」とか「段取り八分」って言葉を使っていました。
「段取り」が終われば仕事はほぼ終わったようなものです。
どの世界でも共通ってことですね。
素晴らしい作品が出来上がりましたね やっほ~(^^♪
紅花染めのピンクが 輝くようで 本当に美しいですね。
染めと織りの世界 大変なエネルギーを要しますね。
わたくしは5月生まれでグリーン系が好きですけれど、濃いピンク、薄い紅色もお気に入りでこのマフラーに見とれました。
ご自分で織って身にまとうなんて本当にうらやましい。贅沢ですね。