鉄道旅が好きです。
私の祖父も父も旧国鉄マンでした。
父は私が生まれて間もなく死んでしまったので、話をすることはありませんでしたが、
祖父は国鉄マンの話をしてくれました。
機関区に所属し、蒸気機関車の機関士でした。
今は知りませんが、機関士というのは花形で「国鉄は機関士と保線区で持っている」と
自慢話をよくしていました。
そのせいかどうかわかりませんが、私は鉄道旅が好きで、それも特急などでビュワーンと行くより
各駅停車のトボトボ旅が好きです。
TVもそういう番組を選んで観ます。
特に出色なのはNHK BS プレミアムの『関口知宏の鉄道旅』です。
朝、7：30にBSで『あさが来た』を観た後、8：00までの短い番組ですが
だいたい10日間を2週間に渡ってやります。
以前は中国なども長々旅していたのを放映していましたが、
知宏さんは日常会話くらいの中国語がおできになるようで、それも感心しました。
今回は まず、オーストリア、次がチェコ と4週間たっぷり見せてもらいました。
〈お断り：写真はすべてTV放映からデジカメで撮ったものです〉
チェコのこんな可愛らしい電車です
図のようにチェスキー・クルムロフを出発して
グルッと この線路を10日間で回ります。
昨日 9日目はこの線を乗りました。
英語を話す人はたまにいますが、ほとんどの人がチェコ語で
その中で、知宏さんは英語でコンタクトを取ります。
彼は英語も日常会話程度はできるのです。
なぜ、ここに注目するかというと、へプという場所は地図からもお分かりのように
ドイツ国境に面しています。
第二次大戦時、ドイツ・ナチスはチェコに攻め寄せ、ここへプを勝手に占領しました。
その場所を知宏さんは訪ねます。
うっそうとした森を黙々と歩き続けます
そこで見たものは、お墓がことごとく倒されていて、終戦後のチェコ人の感情が
わかります。
町に戻り、知宏さんは人々に気持ちを尋ねます。
現在、ドイツに対してこだわりはないと聞き
それでも、この暗澹とした表情から、彼の心の揺れが感じられます。
関口知宏さんは絵がとってもお上手で、旅の絵日記も書いており、
その絵が毎回 情感たっぷりで、気持ちが伝わります。
色鉛筆（？）の色使いが美しいです。
気を取り直して次のプルゼニュではクラシックカーを見て大喜び。
チェコ大自慢の国産車のクラシックカーに乗せてもらいます。
電車は最終地で出発地のチェスキー・クルムロフへ
今朝の放映が最終回でした。
歴史は知っていても、なかなかその場所に行けないものです。
民主化なったチェコの現状も伝えてくれます。
”プラハの春”・・・そのとき、人々はどんな気持ちだったのか、
知宏さんは、そのあたりも伝えてくれます。
ただ、ダラダラと場所を映すより、こんなふうに目的を持った旅を見せてくれる番組は
とっても魅力的です。
こんな自然も、実際に見ることができたなら・・・
美しい車窓の風景です
関口知宏さんという人は関口宏さんと歌手の西田佐知子さんのお子さんです。
肩書は”俳優”ですが、俳優としてみたのは、はるか昔・・でした。
寝起きのようなボサボサ髪、ボォーとした雰囲気でひょこっと現地に入り込み、
通訳がついてはいるけど、英語くらいは自分で話し、土地の過去、現在、人々の心を
感じたままに朴訥に語る、しかも絵が抜群にうまい！
俳優より、はるかにいい仕事をしていると思います。
ひとり旅は好きでも、外国でひとり旅は危なくてできません。
この番組を見て、ひとり旅をしている気分にさせてもらうのです。
さぁ、春になったら、私はイタリアへ飛びます。パック旅ですが。
クラシカルな旅番組はいいですね。
私は「兼高かおる世界の旅」はいつも楽しみに見てました。
最近の番組では「世界の車窓から」がいいですね。
余談ですが、私は関口宏さんを恨んでいました。
西田佐知子さんを軟禁状態にしてしまいましたから 笑
ずっと彼女の歌声を聞きたいと思っていたのですが、最近彼女の昔のアルバムを探し出しウォークマンに納めました。
聴いてある意味安心したというか、意外と上手ではなかったなぁと。
音響技術の所為かもしれませんが、坂本冬美のカバーの歌声のほうが西田佐知子らしいです。笑
変な私事のコメントで失礼しました。
スローな旅も憧れますが、新幹線やリニアにも乗ってみたいです。
イタリアに飛ぶ、っていい表現ですね～。
旅慣れた感があります。
異国の地でたくさんのイマジネーションとアイディアを、
持ち帰ってくることでしょう。
お気を付けてお出かけください。
兼高さん、今はどうしていらっしゃるんでしょう？
『世界の車窓から』もいい番組です。
西田佐知子さん、お好きだったんですか？
いえね、私はずっと「歌の下手な歌手」として認識していたんですが、失礼しました。（笑）
確かに”軟禁している”とは正しい表現です。
表に出しませんよね。ずるい。自分だけの佐知子にしちゃって。（笑）
生きてる間に乗れるかしら？
2度目のイタリアです。
以前はシチリア島を含む南イタリアでしたが、
北イタリアはまだ行っていませんので。
ローマ、フィレンツェ、ベネツィア、ミラノなどです。
どんな景色が見られるか・・・楽しみです。
わたしも旅に憧れはあって、中でもイタリアは一度でいいから行ってみたい国なんです(*^-~*)でも、何しろ出不精なもので・・・海外は２０年前に新婚旅行でオーストラリアに行ったきりです。
みっく・じゃがさんは近々イタリアにご旅行なんですね！どうか道中お気をつけて。すてきな旅になりますように！
わたしも汽車の旅すきですよ。
飛行機はダメ、ぼちぼち各駅停車で二人掛けの列車ならもってこいで窓際でのんびり一人で景色をながめています。
一度、北海道まで列車でいってみたいのが夢ですが
これは到底むりですから、せめて東京までぐらいならいけるかも？な～んちゃって
春のイタリア旅行記を待っています。
『関口知宏の鉄道旅』、最近は見ていませんが
NHK BS プレミアムで朝の時間帯でしたか。
気を付けて次回をみてみましょう。
西田佐知子さんの
若かりし頃をおもいだしました。
中国の旅の時もおもしろく よく観ました。
独特の雰囲気 人柄がにじみ出ますね。
絵も色がきれい 音楽もできますね。
おお イタリアに飛ばれますか。
高校生の頃 イタリアにあこがれて 外国に行くならイタリアねぜひ！と思っていましたが
いまだかなわずです。
テーマをもっての旅は いいですね。
素敵な作品につながることでしょう。
現地の方と同席して、何言ってんだかわからないけど、それはそれで楽しかったりします。
私は外国で個人旅行をした時も、鉄道に乗ってみます。
イタリアは今度2度目です。
食べ物がおいしいですからね。楽しみです。
杏子さんも鉄道旅お好きですよね。
以前、ブログで拝見しました。
東京までなら楽勝でしょう。
私も以前、東京から鹿児島まで特急で行ってみました。
景色が、特に山の形が西へ行くほどに変わっていくのが
とっても面白かったです。
西田佐知子さん、歌はイマイチでしたが（笑）、美しい方でしたね。
って、過去形で言っちゃうと亡くなったみたいですが、
ぜんぜん表に出て来られないので過去形になってしまいます。
中国旅は見応えありましたよね。
最近はヨーロッパなんですよ。
絵日記にとどまらず、音楽も作っているので、
感心して観ています。
春になったら、2度目のイタリア行きです。
1度目は明るい南イタリアへ行きましたが、今度は少し様子が変わる北イタリアです。