少し前にマツコさん
あ、マツコ・デラックスさんが
自分で自分の飯代を稼がないやつに権利はない
と少々過激なことを言っておられましたが、
わたしはズキューンと胸を撃ち抜かれました。
女性の間にある
線引きはここにある。
自分の衣食住を
自分のお金で賄っているぞ
という意識が
もしくは意識した経験が
30歳を超えた女性たちの人生の生き方をかなり左右していると思います。
それはそうとて
これは昔の考え方なのかもしれませんが、
たとえば
ロックをやっている若者が言います。
「親父みたいに
サラリーマンやって
ぺこぺこ頭なんか下げたくねー」
え?古い?
いまはそんなことを
若者は言わないのかな。
権力に媚びへつらっているのは
格好悪い
ってことで言ったんなら分かりますけど
サラリーマン
というか社会人は
ちゃんと仕事ができるようになればなるほど
自分の役職とは関係なく
年上だろうが年下だろうが
ありとあらゆるひとに気を使っていかなくてはならない。
それができなくて
偉そうにしているワンマン社長もワンマン部長も
企業家もセレブもいるにはいるでしょうけど
社会人視点で見ると
そういうひとが外から見ていて一番格好悪い。
頭が切れて信頼の厚い人ほど
どんなに下っ端のバイトの子にでもきちんと接する。
そういうひとは周りからめっちゃ尊敬されている。
ロックな若者は
社会に出ていないからそこんとこ
全然分かっていない。
わたしはテレビでもラジオでもサラリーマンインタビューがあると見てしまう。
新橋あたりでね、身なりをきちっとしている、それなりの役職であろうお父さんたちの。
毎日ちゃんと仕事をしているひとの意見は
きちんとしている。
金曜日の朝、
TBSラジオでやっている
サラリーマンインタビューで
復興大臣の失言についての意見のひとつに
「言葉は大事だよー
言葉一つで失敗するしさー
全然変わっちゃうんだよねー。
だけど言葉で言わなきゃ何にも伝わんないからね。
分かってくれることだってあるしさ」
というのんびりした口調の真っ向からの正論があって
朝から心を動かされた。きっと営業を担当されている方で苦労や経験が一杯あるんだろう。
いろんなひとと接して、家族を養って、会社を動かしているひとたちには
頭があがんない。