大雑把な日常

日常のあれこれ。

悪口の極意

2011-12-20 | 日記

いつもの耳鼻科。

1時間は余裕で待たされるので

娘はキッズスペースで絵本やDVDを

わたしは

赤文字雑誌?っていうの白文字雑誌っていうの?

え?ちがうの?

おしゃれOLさん系の女性誌を熟読します。

MOREとか、Withとかです。

それで

ふと手に取ったGINGER12月号。

前の方のページに

山田詠美さんの見開きエッセイが載っていて

ファッション情報よりも恋愛相談よりも

活字を読むことを楽しみにしているわたしは

真っ先に読みました。

それで

「!」

テレビ批評的なことブログに書いているわたしに向かって

発信されたの?と思えるほど

どんぴしゃと

心に張りつきました。

ページを破って持って帰ろうか

と思ったくらい。

もういちど読もうと思ったら、呼ばれてしまったので

ちょっとうろ覚えだけどここに記述。

テーマは

「悪口」だった。

悪口噂話のたしなみ方。だ。

「ひとの悪口をいわないというひとはつまらない」という冒頭から

ウィットに富んでユーモアがある悪口は人生のスパイスである

と承けて

悪口の極意を山田詠美さんは説く。

 

まず

妬み嫉みから出た言葉ではないこと。

また自分と比べたものではないこと。

 

ネットだけに限らず日常の会話でも

だいたい人の怒りの根源は

「ずるい」「うらやましい」

己のランキングを気にするがあまりの上から目線や

下からのひがみより発せられることが多い

と思っていたところなので

ホントにそう

と膝を叩いた。

自分のことは棚上げせよ。と詠美さんは言っております。

 

つぎに

自分のなかから出た言葉であること。

堂々と、

それはあたしが言ったことざんす、何か?

と出来るかどうか。

悪口と陰口は違う。と。

 

バレてもいい悪口。

反論できるだけの材料をすっかり揃えているべきなのだ。

それくらいの責任感が必要だ。

もしくは、間違ってたら即効土下座できる覚悟。

ともいう。

 

最後に

口汚くしないこと。

センスある言葉で。

誹謗中傷とは違う。

 

バーカバーカ。とかダメですよ。

きちんと考えられた言葉でしっかり悪口をいう。

伝えるに足る言葉の能力が必要です。

上品である方が、

殺傷能力が強いともいいます。

 

以上が 

しっかり心に刻むべき悪口の注意点です。

少々解釈に間違いがあるかもしれません。

気をつけて書いているつもりでしたが、

改めて活字でみると

周知徹底すべき事柄として額に飾りたいわ。

と、初心にもどる耳鼻科の待合室でした。

コメント
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