えっとぉ、もう12月。
目標の60冊微妙になってきました。
前回更新から3か月経っちゃいました。
51 淳子のてっぺん 唯川恵
52 グルメの嘘 友里征耶
53 愛に似たもの 唯川恵
54 骨まで盗んで ドナルド・E・ウエストレイク
55 蜜蜂と遠雷 恩田陸
唯川恵先生祭りの後半。
淳子のてっぺんは、実在の登山家を描いた長編
愛に似たものは、短編
どっちも読みやすいし、ハッとする瞬間たくさんある。
すごすぎて、憧れしかないです。
グルメの嘘。
資料として読んだ。ブログが面白いです。
新書なのでタイトルをサポートする章で構成されているので
毒っけに後半つかれちゃう。
私はブログくらいがちょうどいい毒の量だったらしい。
でも好きな人も多いかもね。
褒めと毒のバランスが大事なのだという貴重な勉強になりました。
ウエストレイクを再読。
プロットの書き方を調べていたら、ウエストレイクがお手本に出てきて、また読みたくなりました。
忘れているもんですね。
トリックや展開にもう一回驚いてしまった。
こんなの書けたら格好いいよねー。
蜜蜂と遠雷。
大人気で映画化した作品ですが、期待簡単に乗り越えてくる。
夜のピクニックを読んでいたので、その頭で読み始めると、めちゃくちゃびっくりしちゃった。
とにかく文章がやばいです。
どうやって書いているの!すご!
と思い、もう一回戻って読み返した箇所がある。
映像がどんどん頭に浮かんで流れていくので。
お弁当箱みたいに分厚い本なのに、読み終わるとあっという間。
ピアノコンクールの話で数々のクラシック知識が出てきて、天才たちがピアノを弾いていくんですが、
音楽を字に起こすことってすごいムズイことだと思うんです。普通に考えたら。
でも聴こえるし見える。
文章の超絶技巧です。
ほいで、実際はどんな曲なのか気になって検索したら、アルバムもあるんだ。これが。
それでクラシックって一曲一曲長いので、読むスピードとまったく合わない。
小説って体感時間を飛び越えていくんだな、って改めて知って、当たり前なのに、「うわー」って思った。