本日開催の池田浩士さんの講演について、グループZAZAの一員奥野泰孝さんの報告を掲載します。
池田浩士さんの講演「ファシズムとボランティア~自発性から総動員へ~」
その1.「ボランテイア元年」とそのあとに来たもの。に行き、聴講。後半は司会も。
111人の参加で会場はいっぱい。このテーマで日曜午後で、大勢の人にきてもらえてよかった。このシリーズはあと3回あるが、もっと来てもらえたらと思う。
いわゆる「ボランティア元年」は関東大震災からだと言われる。そこでの救援活動をした東京帝大生による東京帝大セツルメントのスタート。そして、「大陸の花嫁」というボランティアへの道筋が興味深かった。災害を機に起こった帝大生たちの行動とその空気を利用するかのように国家総動員法ができ、「自由意志」を戦争へと導いいていく。そういう流れを教えていただいた。
東大セツルメントからは共産主義者、学者、文学者、議員らが多く生まれたが、また転向して行った者もいた。大正デモクラシーがどのように生まれどのように消滅して行ったのか興味深い。今読んでいる三浦綾子の「泥流地帯」「続泥流地帯」と同時代でますます面白い。また東日本大震災、熊本地震の後のこの社会の動きも注意深く見つめ行動しなければと思った。
池田浩士さんの講演「ファシズムとボランティア~自発性から総動員へ~」
その1.「ボランテイア元年」とそのあとに来たもの。に行き、聴講。後半は司会も。
111人の参加で会場はいっぱい。このテーマで日曜午後で、大勢の人にきてもらえてよかった。このシリーズはあと3回あるが、もっと来てもらえたらと思う。
いわゆる「ボランティア元年」は関東大震災からだと言われる。そこでの救援活動をした東京帝大生による東京帝大セツルメントのスタート。そして、「大陸の花嫁」というボランティアへの道筋が興味深かった。災害を機に起こった帝大生たちの行動とその空気を利用するかのように国家総動員法ができ、「自由意志」を戦争へと導いいていく。そういう流れを教えていただいた。
東大セツルメントからは共産主義者、学者、文学者、議員らが多く生まれたが、また転向して行った者もいた。大正デモクラシーがどのように生まれどのように消滅して行ったのか興味深い。今読んでいる三浦綾子の「泥流地帯」「続泥流地帯」と同時代でますます面白い。また東日本大震災、熊本地震の後のこの社会の動きも注意深く見つめ行動しなければと思った。