被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤徹さんからのメールです。
「処分撤回を求めて(482)<速報>都立高校教員再処分(停職6月)事件・地裁判決~勝訴・画期的判決」を送信します。
◆都立高校教員Oさんの再処分(停職6月)を取り消す「画期的判決」
4月25日、都立高校教員Oさんの再処分(停職6月)事件の東京地裁判決がありました。東京地裁(民事19部・今村康一郎裁判長)は、Oさんの停職6月の処分(再処分)を取り消す画期的判決を言い渡しました。
◆都教委による異常な再処分 これまでの経過~連戦連敗の都教委よ、恥を知れ!
●東京地裁・東京高裁が免職処分を取り消してOさん勝訴
この事件は、担任の女子生徒に「不適切なメール」を送ったなどとして、都教委が2014年7月、都立F高校の教員Oさんを懲戒免職処分としたことに端を発します。
これに対して、Oさんは免職処分取り消しを求め提訴し、一審東京地裁(2015年10月)、二審東京高裁(2016年3月)で免職処分取り消しの勝訴判決を勝ち取りました。
●免職処分取り消しで敗訴した都教委が停職6月の再処分
都教委は最高裁に上告せず、高裁判決を受け入れましたが、「違法」な処分をしたことをOさんに謝罪するどころか、「免職処分がだめならより軽い停職処分なら良いだろう」と改めて停職6月の処分を出し直し(以下、再処分という)ました(2016年5月)。
●再処分が断罪され都教委3連敗~恥を知れ!都教委は控訴するな!
Oさんは、不当な再処分、それも停職6月という重い処分に衝撃を受けましたが、再処分取り消し、損害賠償を求め、改めて東京地裁に提訴し、今日の判決を迎え、勝訴した(損害賠償は認められず)のです。
都教委は、本件処分を担当したAN人事部管理主事(当時・現特別支援学校校長)が証言に立つなど必死の巻き返しを図りましたが、敗訴しました。
都教委は本事件では、最初の免職処分事件で一審、二審で敗訴し、本件再処分事件で地裁で敗訴し、「3連敗」となりました。先ずおのれを顧みて真摯に反省し、原告らに謝罪するべきです。教員を「違法」な処分で脅しイジメる都教委に「道徳」「イジメ根絶」を語る資格はありません。恥を知れ! 都教委は控訴を断念せよ!
◆生徒に寄り添って頑張る教員を免職にした!~免職処分取消事件の地裁法廷から
Oさんは、これまで免職処分前の研修、免職処分、停職処分のため、長期に亘り、授業をすることのもできず「教壇に立てなかったのが一番つらかった」といっていました。停職処分を終えて学校に復帰したOさんは今、学校になくてはならない存在として賢明に働き、教壇にたっています。
以下は、Oさん事件の地裁での記録のほんの一部です。
●生徒本人の事情聴取もせず~地裁では教え子Aさんも法廷で証人として出廷
最初争われた免職処分取消請求事件では、地裁の口頭弁論の中で、「教え子」の生徒Aさんも証人として出廷し、親に学校をやめさせられそうなほどの厳しい家庭環境で、O先生の援助で学校を卒業できて感謝していること、Oさんを免職処分するにあたり、都教委は女生徒本人の事情聴取もしなかったこと、などを証言しました。
●校長は強制され都教委に出した虚偽の陳述書を撤回した!
また、同地裁でF高校の校長(当時)は、都教委作成の虚偽の陳述書に無理矢理署名・押印させられたが、良心の呵責に耐えかねてその陳述書を撤回する旨の陳述書を
裁判所に提出しました。
●都教委のパワーハラスメントだ!
これらの証言などにより、この免職処分が、生徒を思いひたすら生徒に寄り添う教育実践をめざしていたOさんに対する都教委によるパワーハラスメントであることが明らかになりました。
◆「君が代」再処分との闘いに希望を与えるOさんの判決
都教委は、東京「君が代」裁判二次訴訟(7名)、三次訴訟(9名)、四次訴訟(2名)で減給処分を取り消された都立高校教員・18名に再処分(戒告処分)をしています。
Oさんの再処分を取り消した今日の地裁判決は、「君が代」再処分と闘う私たちにも希望と勇気を与えます。
「処分撤回を求めて(482)<速報>都立高校教員再処分(停職6月)事件・地裁判決~勝訴・画期的判決」を送信します。
◆都立高校教員Oさんの再処分(停職6月)を取り消す「画期的判決」
4月25日、都立高校教員Oさんの再処分(停職6月)事件の東京地裁判決がありました。東京地裁(民事19部・今村康一郎裁判長)は、Oさんの停職6月の処分(再処分)を取り消す画期的判決を言い渡しました。
◆都教委による異常な再処分 これまでの経過~連戦連敗の都教委よ、恥を知れ!
●東京地裁・東京高裁が免職処分を取り消してOさん勝訴
この事件は、担任の女子生徒に「不適切なメール」を送ったなどとして、都教委が2014年7月、都立F高校の教員Oさんを懲戒免職処分としたことに端を発します。
これに対して、Oさんは免職処分取り消しを求め提訴し、一審東京地裁(2015年10月)、二審東京高裁(2016年3月)で免職処分取り消しの勝訴判決を勝ち取りました。
●免職処分取り消しで敗訴した都教委が停職6月の再処分
都教委は最高裁に上告せず、高裁判決を受け入れましたが、「違法」な処分をしたことをOさんに謝罪するどころか、「免職処分がだめならより軽い停職処分なら良いだろう」と改めて停職6月の処分を出し直し(以下、再処分という)ました(2016年5月)。
●再処分が断罪され都教委3連敗~恥を知れ!都教委は控訴するな!
Oさんは、不当な再処分、それも停職6月という重い処分に衝撃を受けましたが、再処分取り消し、損害賠償を求め、改めて東京地裁に提訴し、今日の判決を迎え、勝訴した(損害賠償は認められず)のです。
都教委は、本件処分を担当したAN人事部管理主事(当時・現特別支援学校校長)が証言に立つなど必死の巻き返しを図りましたが、敗訴しました。
都教委は本事件では、最初の免職処分事件で一審、二審で敗訴し、本件再処分事件で地裁で敗訴し、「3連敗」となりました。先ずおのれを顧みて真摯に反省し、原告らに謝罪するべきです。教員を「違法」な処分で脅しイジメる都教委に「道徳」「イジメ根絶」を語る資格はありません。恥を知れ! 都教委は控訴を断念せよ!
◆生徒に寄り添って頑張る教員を免職にした!~免職処分取消事件の地裁法廷から
Oさんは、これまで免職処分前の研修、免職処分、停職処分のため、長期に亘り、授業をすることのもできず「教壇に立てなかったのが一番つらかった」といっていました。停職処分を終えて学校に復帰したOさんは今、学校になくてはならない存在として賢明に働き、教壇にたっています。
以下は、Oさん事件の地裁での記録のほんの一部です。
●生徒本人の事情聴取もせず~地裁では教え子Aさんも法廷で証人として出廷
最初争われた免職処分取消請求事件では、地裁の口頭弁論の中で、「教え子」の生徒Aさんも証人として出廷し、親に学校をやめさせられそうなほどの厳しい家庭環境で、O先生の援助で学校を卒業できて感謝していること、Oさんを免職処分するにあたり、都教委は女生徒本人の事情聴取もしなかったこと、などを証言しました。
●校長は強制され都教委に出した虚偽の陳述書を撤回した!
また、同地裁でF高校の校長(当時)は、都教委作成の虚偽の陳述書に無理矢理署名・押印させられたが、良心の呵責に耐えかねてその陳述書を撤回する旨の陳述書を
裁判所に提出しました。
●都教委のパワーハラスメントだ!
これらの証言などにより、この免職処分が、生徒を思いひたすら生徒に寄り添う教育実践をめざしていたOさんに対する都教委によるパワーハラスメントであることが明らかになりました。
◆「君が代」再処分との闘いに希望を与えるOさんの判決
都教委は、東京「君が代」裁判二次訴訟(7名)、三次訴訟(9名)、四次訴訟(2名)で減給処分を取り消された都立高校教員・18名に再処分(戒告処分)をしています。
Oさんの再処分を取り消した今日の地裁判決は、「君が代」再処分と闘う私たちにも希望と勇気を与えます。