大阪府教育委員会はついに一線を越える過ちを犯しました。あの悪名高き東京都教委の累積加重処分にストップをかけた最高裁判決をも無視して、入学式に引き続き卒業式に参列し「君が代」斉唱時に立たなかったというだけで減給1か月の処分をくだしました。
「君が代」不起立減給処分 当該からの報告:辻谷博子
本日は大阪府立高校後期入試採点日、全教員総出で採点、点検にあたるひじょうに大事な日です。大阪府教委は、よりにもよって、そんな日に、卒業式「君が代」不起立第1次処分を強行しました。
3月4日府教委が公表した7校9名への処分伝達と研修が、仰々しくも、またある意味茶番的な様相を呈するなか、官吏たちの手によって営まれました。
処分伝達は、それぞれ個別に、校長同席のもと、実に恭しく行われましたが、そこには一切「対話」はなし、まさに権力的な一方通行のベクトルの磁場のみが作用する場が用意されていました。周囲には何と多くの府教委官吏たちが配置されていることか!
そして、私に下された処分は減給10分の1、1ヶ月処分。
どうやら府教委は私を血祭りにあげ多くの現場教員への見せしめに使うつもりのようです。
本日3月12日は、大阪府教委が東京都教委を超えて人権侵害を行うことを宣言した日として記憶してください。
彼らはどうやら本気のようです。ならば、こちらも本気で闘いましょう。
何が何でもなりふり構わず「君が代」不起立教員を排除しようとする府教委の有様は見苦しくもあり、滑稽ですらあります。しかし、これをこのままにしておくことはできません。
私は、処分辞令交付役府教委人事課中野課長に質問の希望を伝えるも、それすら認めてはもらえませんでした。
さて、あとの方々の戒告処分については追って報告を待ちます。
処分伝達が終わった後は20分にも満たない形式的な研修、しかも、一切の質問を認めないと宣言までする始末。思わず、その理由を問うも答えることもできない有様に、研修はあなた達がまず受けてはと言いたかったところですが、彼らに恥をかかせることは忍びないと思いこらえました。
どう考えたって許せません。府教委はあらゆる手を駆使して私を見せしめ的血祭りにあげようとするでしょうが、皆様の支援がある限り私は真っ向勝負で闘います。
府庁別館前には多数の支援者に駆けつけていただきありがとうございました。今後とも応援してください。
取り急ぎの報告でした。