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「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

4月14日「君が代」不起立減給処分取消訴訟第1回口頭弁論傍聴のお願い

2014-04-13 20:34:17 | 「君が代」裁判

これまで応援していただいている多くのみなさまへ、そして、このブログを初めて訪れてくださったみなさまへ、

いよいよ明日、「君が代」不起立減給処分取消訴訟第1回口頭弁論の日となりました。正直なところを言えば、とうとうこんなところまで来てしまった、なぜ、私が、という思いと、来るべくして来た、ようやく条例の違法性を多くの方に問うことができる、と言う思いが半ば半ばといいうところです。

 しかし、よくよく思えば、ここまでやってくることができたのは本当に多くの方々の支えがあったからです。1人ではとても闘うことはできなかったと思います。

 私たちは、学校で、30年近く「君が代」を卒業式や入学式に執り行っていいものかどうか議論して来ました。多くの生徒たちにとっては、たかだか卒業式や入学式で「君が代」を歌おうが歌うまいが、さほど大きな問題ではないかもしれません。しかし、数の力で条例を制定し、条例で決定したから、何が何でも「君が代」を起立して斉唱せよ、と全教職員に命令まで出して歌わせるのは、いくらなんでもおかしいと思われませんか?やっぱりこれはおかしいです。裁判を起こした動機はそれです。おかしいことに対しては、やっぱりおかしいと声をあげることから始めていきたいと思います。

また、教育を巡っては「君が代」問題より大事なことがあるだろうとも、よく言われますが、これは、私の身に振りかかってきた火の粉です。まずは、わが身に振りかかって来た火の粉をふるうことからやっていきたいと思っています。

そして、願わくは、「日の丸」「君が代」強制の問題だけでなく、教科書の問題、教育委員会制度の問題、原発の問題、特定秘密保護法の問題、TPPの問題等々、いろんな方々と対話を深めるなかで、よりよき社会を目指していくことがでいればと思っています。

では、明日の第1回口頭弁論では、裁判官をはじめみなさまへ、冒頭にあたり原告陳述を行いますので来ていただければ嬉しいです。

「君が代」条例は憲法違反!

不起立減給処分取消訴訟第1回口頭弁論

(原告冒頭陳述)

◆4月14日(月)午後3時

◆大阪地方裁判所(8F)809号法廷

※法廷後集会 裁判所東隣り大阪弁護士会館(9F)920号室で約1時間開催します。

 

大阪地方裁判所

 

大阪地方裁判所の所在地
所在地郵便番号:530-8522
住所:大阪市北区西天満2-1-10
主なアクセス方法京阪電鉄なにわ橋駅から徒歩約5分
京阪電鉄大江橋駅から徒歩約7分
北浜方面(地下鉄堺筋線・京阪電鉄北浜駅など)から徒歩約10分
淀屋橋方面(地下鉄御堂筋線・京阪電鉄淀屋橋駅など)から徒歩約10分
北新地方面(JR北新地駅)から徒歩約15分
梅田方面(JR大阪駅,阪急電鉄・阪神電鉄・地下鉄御堂筋線梅田駅,地下鉄谷町線東梅田駅など)から徒歩約20分
電話番号代表:06-6363-1281

 

裁判所の所在地

 

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どうなる?子供たちの教科書問題 高嶋伸欣さん&石垣金星のお話

2014-04-12 07:38:41 | フェイスブックより

沖縄竹富町で問題になっている教科書問題って何?という方へ、是非読んでください。永岡浩一さんは、いつもフェイスブックやメールで、テレビやラジオにニュース報道を瞬時に伝えてくださっています。フェイスブックでこの投稿を読んだ際、多くの方に伝えたいと思い、ご本人の了承を得て掲載させていただきました。

報道するラジオ2014/4/11 

どうなる?子供たちの教科書問題 高嶋伸欣さん&石垣金星のお話

 永岡です、報道するラジオ、今週も水野晶子さんの司会、毎日新聞ほっと兵庫編集長の平野幸夫さんの案内で放送されました。マートン、エエぞ!メッセンジャー!エエぞ!ゴメス、エエぞ!親会社が原発を推進している金満球団をぶっ飛ばせ!(野球に興味のない方毎度すみません…今年初めてトラの勝ちを聞いてから報道するラジオになったので…(笑))


 今週は教科書問題、安倍総理は教育に手を付けて、教科書のニュースの舞台は沖縄の竹富町、平野さん4年前に慰霊の日に行かれて、中学生が語り継ぐのを見て、戦争の記憶が残っていると言われました。平日であり、慰霊碑で手を合わせていたのです。


 沖縄の竹富町では、独自の教科書を使い、また大阪でも教科書の問題があり、教科書問題について詳しい、琉球大学名誉教授の高嶋伸欣(のぶよし)さんのお話がありました。教科書の採択権は、地区協議会が持ち、竹富町は3つの市町村の教育委の八重山地区の採択によるものです。この問題に動きがあり、竹富町は離脱して、単独で教科書を使いたいとなり、地域文化にあったものを取るというのです。


 県の教育委が決めるものの、竹富町を選ぶというのです。平野さん、市町村で選べることになったと言われました。逆手に取り、市町村でやったわけです。しかし、菅長官は遺憾と言っています。


 そして、竹富町で教科書問題の署名を集めている、石垣金星(いしがき・きんせい)んに、水野さんが聞かれました。中学の先生をされた方です。
 石垣さん、竹富町の選択、東京書籍を選び、沖縄戦の記述が育鵬社にないからで、沖縄にとっては沖縄戦は忘れてはならず、子供たちに伝えるべきで、竹富町は育鵬社を与えるわけには行かないからです。

 教科書を並べて、違いがあり、表紙で、育鵬社には沖縄の写真はない。沖縄で使うのにおかしい。それでどういう教科書かがわかる。集団的自衛権、憲法についても、東京書籍は良く勉強できる。全国でも東京書籍が選ばれ(57%、育鵬社は全国で4%、沖縄ではゼロ)。
 沖縄で与那国で話し合い、専門の先生が勉強して、いいとなつたものを選び、育鵬社は評判が悪く、マイナス点数、推薦はされず、

 育鵬社は推薦されず、今回は点数が悪いのに育鵬社が推され、なぜかは、教育長が選考委員の規約を変えてしまい、筋の通った話なし。推薦されない教科書をごり押しされ、問題になり、協議会は3者で話し合うものなのに、国が勝手にやってしまい、竹富町もつかえないことになった。それで、国が竹富町にはタダであげないとなったのです。寄付で竹富町は東京書籍の教科書を使い、子供たちが使っているのです。

 沖縄戦の記述、八重山地区は、沖縄でも台湾に近く、国境の島で、台湾と仲良くしたい。ところが、育鵬社のは尖閣問題で今きな臭い中で日本の領土と書いており、これが理由の模様なのです。しかし、石垣さん、国境の島で、台湾とも、与那国とも仲良くすべきで、喧嘩するのを望む人はいない。平和を大事にすべきなのです。


 国境の島、国防について今だから育鵬社が推され、与那国にも自衛隊の計画があり、石垣さん心配される。46人の子どもに、国がごり押しするのはおかしいのです。子供たちに戦争体験を伝えるのは大切で、石垣さん、戦時に母の胎内にいて、最後の戦争体験者、下手したら生まれなかったのであり、運よく生き残ったものは、戦争の体験を伝える責任があり、子どもたちを戦争に送ることは、沖縄では許されないのです。以上、石垣さんのお話でした。

 今のお話に、現代社会の教科書の執筆で裁判もされた、高島さんが加わりました。お電話でのお話です。

 法律が変わり、市町村で教科書が決められ、竹富町は自由に使えるかは、意見がまちまちで、竹富町は主張しやすくなったが、それが解決になるかは別というのです。
 根本的な解決とは、教科書は授業をする先生がよく分かっており、この教科書がいいと分かるもので、半世紀以上前、教科書無償の前は、教員が話し合って選んでいた。教科書を見て、教育委も認めた(学校採択)。
 今でも私立、大学ではそうであるが、公立の学校は教育委の決定権があることにされたのです。これが問題点で、竹富町は先生が教科書を見て、判断して選び、以前の選び方の趣旨は継続していたのです。

 教科書の比較を水野さん初めて見て、平野さんもかなり違うと言われて、平野さんは育鵬社は一面的な歴史的価値観を押し付ける(大日本帝国憲法賛美に違和感)=戦争を導いた憲法を賛美し、東京書籍は言論の自由を明治憲法が抑圧したことを書いており、全然違うと言われました。

 高島さん、多様な教科書を選ぶのは、戦前戦中からの反省からで、検定は多様さを認めるものです。しかし、それでも育鵬社は表紙だけで高島さんもショック(沖縄なし)。人工衛星から見た日本列島で、北方領土も入っている(検定の絶対条件)のに、沖縄は無視。種子島で切れて、奄美から南の沖縄全県が無視。表紙もチェックされるのに、文科省、こんなものを合格させたかと聞いてもちゃんとした返事なし。
 沖縄を無視したものを、教育委が子供たちに持たせていいと思うのが問題なのです。沖縄に親しみが湧かないのです。

 後半のお話、リスナーの質問もあり、竹島・尖閣について小学校の教科書に今載せてられるのかとあり、高島さん、その通りで、検定を通った4つには載っており、今までそこまでなく、国からそうするようにはされていないのに、横並びでこうなり、自己規制で、よそのところで書いたら、おたくは書かないとなると採択に不利になる。こういう姿勢が教科書会社にある。不採択=経営責任。
 しっかりしていた会社が、教育委の事なかれで、倒産した事例もいくつかあるのです。国からしたら、圧力をかけなくても、国の意向に沿わないと教科書は経営的に成り立たない。領土はナショナリズムになり、そういう雰囲気が日本中にあり、政府から言われなくても弱気で書いてしまう、政府の顔色を伺い、ナショナリスティックな世論に迎合してしまうのです。

 リスナーから、台湾・中国も尖閣を主張しており、日本も尖閣を主張してもいいのではないかとあり、高島さん、大人の社会なら日本も立場を明確にしていいが、子供(小学生)に教えるには、大人も解決できないことを学ばせ、日本の立場を押し付けるのはおかしいと高島さん、教師として疑問なのです。
 平野さん、先生も教え方に苦労して、日本の立場をこうとしたら、子供たちの将来の国際交流に影響が懸念される。子供たちで近隣諸国と国際交流しているから、ナショナリズムを単純に押し付けるのはおかしいのです。お互い、気まずい関係になってはいけない、教育は摩擦をどうして解決するかを教えるものなのだと平野さん言われました。

 高島さん、教育の法律、学校教育法、その中で義務教育の目標に、公正な判断力の育成があり、なら、いくつかの考えを示して考えさせるべきで、一つの考えのみを押し付けるのはおかしい。そういう教科書を検定で通したのは教育法にも抵触するのです。
 高島さん、教育の中立性について反するとも判断され、文科省と議論して、今の安倍政権は、政権与党の主張の通りの教育が中立とまで言っているのです。中立とは政権が変わっても存在するものなのです。政権が変わるたびに教科書の採択が変わったらおかしいのです。

 教科書問題は大阪でもあり、高校の日本史、国旗・国家の記述で、一部の自治体で公務員への強制の動きがあると書いたら、大阪から一面的と言われて、維新も文句を言っており、高島さん、教科書問題は大阪ではこの教科書は希望を出したらOK、しかし他の教科書と比較しろとなり、しかし東京・神奈川では学校希望を変更させており、特にこの教科書を名指しされ、先生が萎縮する懸念を持つ。

 この件、学校教育法、健全な批判力を養うとなり、思考を深められ、先の記述が事実と教師は教えられ、それを高校生がどう思うかとなる。大阪府の教育委の見解も生徒に伝わるとなるなら、高島さんも分かるのです。


 教科書問題、政権の意向、高島さんは体制順応型の社会観を子供たちに植え付けさせたい。安倍総理は愛国心を目指し、そうならないのを安倍氏不満で、それで下村大臣が動いている。平野さん、教育委の見直しもされていると指摘され、高島さん、政治家が教育に関与できるようになり、教育委の人選で、自治体の責任が強められ、政治家の顔色を伺う教育ではアカンのです。
 高島さん、生徒は先生の顔色を伺う教育をされたと言われ、その喩えを今回使い、そう生徒に見透かされるのは、大人は恥ずかしいのです。以上、高島さんのお話でした。

 ニュースは上田崇順さんの担当でした。
 エネルギー、中長期の基本計画を閣議決定し、原発を重要ベースロード電源、再稼動すると言うのです。原発依存度は低下させると言っても、具体的な数字なし。再生可能エネルギーは明確にされず、安倍政権は原発輸出をしたい+もんじゅ存続ですが、点検されていない機器が見つかり(泣)、80点中9点アウト。日本原研は、点検したと言ったのに、報告虚偽なのです。
 福島の汚染水、建屋に入る前の地下水バイパス、井戸で放射能が基準を超えても汲み上げをすると言うのです。12箇所の井戸から汲み上げ、1箇所ですでにアウト、しかし東電は12箇所の水を1箇所に集めて(薄めて)検査すると言うのです。東電は漁業者の理解を得ているといいます(ヲイヲイ…)。
 諫早湾、開門まで政府に金を払えと決定です。2ヶ月以内に開門せよ、1日1万円支払えとなり、確定判決以外での賠償は珍しいのです。
 改正少年法が国会で可決、成人では無期のものも未成年では少なくなり、成人との法定刑との差が小さくなり、しかし少年に重い罪を課すと更正が困難との弁護士の意見もあります。
 みんなの党、渡辺氏の後任に浅尾氏を選出。浅尾氏、改革政党をすると言います。重要政策で安倍政権に協力してきた政策を継承というのです。

 平野さん、教科書でリスナーの意見、小学生から固有の領土を教えろともあり、韓国・台湾は日本を非難しているとある声を聞いて、意外と言われて、しかし、別のリスナーは現場の意見を尊重せよとあり、平野さん対立するものを教えても解決せず、先進国で教科書検定は日本にしかなく、歴史の知識を子供たちに教えないのはおかしい、教える側の戦争観を、教師が持たないと子供たちに伝わらないと言われました。教科書、図書館に行くと読み比べできると水野さん言われました。

 もうお分かりでしょう、安倍政権は教育から日本を戦争に導こうとしています、この内容、例により私に無断でいくらでも拡散してください、教育の自由がなくなれば、日本は破滅です!

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都教委は田中聡史さんを処分するな!

2014-04-08 22:38:56 | 渡部通信

渡部通信を転載します。私たちの運動は、かつて「君が代」不起立を貫いた根津公子さんを都教委の免職の魔の手から護り通すことができました。それは田中聡史さんに受け継がれています。今度は、私たちはなんとしても、田中聡史さんを守り通さなければなりません。それには多くの方々の力が必要です。都教委に抗議の声をあげてください。

本日(4月8日)、都立学校の入学式が行われました。
板橋特別支援学校の田中聡史さんは「君が代」不起立を貫きました。
他に不起立があったかはわかりません。

しかしたとえ一人でも、田中さんが不起立を貫いたことは
東京の闘いにとって大きな意味をもつことは間違いありません。
都教委にとってはたった一人でも大きな打撃です。
私たちにとってはたった一人でも大きな励ましです。
彼は東京の闘いの火を燃やし続けています。
彼は身を呈して反動化の嵐の最前線に立っています。
まさに「ONE  FOR  ALL !」です。

彼を孤立させるわけにはいきません。
全国から彼への激励と都教委への抗議を集中してください。
以下に、根津公子さんからの報告を貼り付けます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
   本日8日の入学式で田中聡史さん、「君が代」不起立を貫く

「『君が代』不起立処分をするな!」と都教委へあなたの声を届けてください



田中聡史さんは勤務する都立板橋特別支援学校の入学式で「君が代」斉唱の際、起立をしませんでした。その場で不起立を現認されました。田中さんは、2011年入学式から不起立を現認され続け、今回で7回目の現認です。
4回目の処分となった2013年卒業式から先月の卒業式まで、都教委は田中さんに対し、 2012年最高裁判決が原則「戒告を超える重い処分は違法」とした減給1ヶ月処分を出しています。私たちはなんとしても、都教委に田中さんへの処分量定の累積を断念させねばなりません。皆さん、みんなで都教委に「田中聡史さんを処分するな!」と声を届けましょう。お願いします。

■東京都教育庁(=東京都教育委員会)

〒163-8001東京都新宿区西新宿2-8-1
総務部教育情報課(都民の声を聞く担当) :電話 03-5320-6733  
FAX 03-5388-1726
人事部職員課服務係(処分を発令する担当) :電話 03-5320-6792 

今朝、河原井・根津らの「君が代」解雇させない会と板橋区の市民・労組の10人は、出勤する教職員や新入生の保護者・生徒にチラシを手渡しました。
7時15分、私たちが学校前に到着すると、門の前には都教委や転任してきた副校長ら5人が、ずらっと並んでいました。私たちは、その人たちに「おはようございます」と挨拶をしたのですが、返ってきたのは、「生徒には配らないでください」との副校長のことばでした。

卒業式同様、門から2~3メートル入ったところには、私たちを記録するビデオカメラを設置していました。私と板橋の会の一人は、もう一つの門で手渡すことにし、行くと、2人の見たことのない背広姿が立っていました。私は毎月、職員にチラシを手渡しているので、職員かどうかの判断はつくので確認のため、
「都教委の方!」と声をかけたところ、2人はこちらを向きました。
「都教委の方ですよね」と念押しすると、ばつの悪そうな顔をしました。
「今日はどういう任務でそこに立っておられますか」と訊くと、
それには答えませんでしたが、都教委の人間であることは間違いありません。

私たち2人が立っていた門から入る人はいつも少ないのですが、今日は一人だけ。それで、保護者も多くの方が入った9時過ぎ、大勢が通る門に行ってみました。行くと、都教委でよく見る顔の人が、私の顔の前30cmのところに顔を突き出し、「学校が迷惑だと言っている。学校が邪魔だと言っている」と、どでかい声で立て続けに言いました。すぐ横では副校長が、これまた大きな声で、「生徒には配らないでください」と言っています。副校長はメモを取っているようなので見ると、「9:03 ○21 」と書いてありました。「21」は何を意味するのでしょう。職員や保護者に「受け取るな」とは言えないので、チラシを配る私たちを“悪”と印象づけるために演出する作戦に出たのでしょう。

そうした中でも、私たちに対し好意的な表情でチラシを受け取ってくれる職員もいました。玄関前の門扉には道路に向けて「日の丸」旗が筒に入れてたてかけてありました。スクールバスが到着し、生徒がバスを降りる際に、その「日の丸」が邪魔になります。一人の職員が、バスが到着する度に、「日の丸」旗を筒から出し、邪魔にならないように持っていました。それを仕事分担としてやっているのか、その方が気付いてやっているのかはわかりませんが、明らかに「ハタメイワク」でした。

生徒の安全上邪魔とわかっていながら、校長は「10・23通達」の「実施指針」を厳守することを最優先したのでしょう。「実施指針」は、「国旗を掲揚する時間は、式典当日の児童・生徒の始業時刻から終業時刻とする」としています。
生徒の安全よりも、都教委への忠誠にしか頭が行かない。恐ろしい。
「10・23通達」に支配された者たちの思考・行動を象徴的に示す風景です。
私たちが「日の丸・君が代」の強制と処分に反対するのは、まさに、この思考・行動をつくってはいけないという思いからのことです。

私たちは「田中さんを処分するな!」と、行動を続けていきます。
今後も情報・報告・お願いをお送りするので、どうぞ、ご注目ください。

追伸:近藤順一さんがつくってきたプラカードに書かれたものを紹介します。
 「被処分の 校庭(にわ)にも舞うか 花吹雪   花粉狂人」 

「言行不一致許さない」 と題して、次の升添要一都知事のことばを列記。
①    「国家への忠孝を子供たちに植え付けようとしましたが、これが軍国主義を推進することになった」
②    「歴史的に日本がしてきたことを、日本人はもっと知らなければならない」(「構造改革で得する人、損する人」より)
③    「世界に通用する人材の育成と骨太の教育改革」(「東京を変える、日本が変わる」より)

以前の著書で言った①と②、都知事になってから著書の③とでは、明らかにトーンが違いますね。
①②を言った升添都知事に、「10・23通達」について、発言を求めていきたいです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【東京】での全国ネット形成に向けての『4・20全国集会』
~~~~~~~<高橋哲哉さんからのメッセージ>~~~~~~~~~
 安倍政権と自民党は、「憲法改正草案」に描かれた
 「戦争のできる」「天皇を戴く国家」に向かって、暴走を続けています。
 「自虐史観からの脱却」を掲げて、教育も激しい攻撃に晒されています。
 いま私たちが戦後最大の危機にあることをしっかりと見極め、
 平和も人権も諦めないという意思を共有する機会にしたいと思っています。
 多くの皆さんの参加を呼びかけます。  
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<集会名>「許すな!『日の丸・君が代』強制
        止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊
        4・20全国集会」
<日 時> 2014年4月20日(日) 13:00~17:00
<場 所> 東京・日比谷図書館文化館
<講 演> 高橋哲哉さん(東大大学院教授)
  タイトル:『安倍政権は憲法と教育をどうかえようとしているのか』  
<内 容>(予定)
    ・高橋哲哉さんの講演
    ・全国からの報告
    ・闘いの提起
    ・全国ネットについて
    ・その他
*翌21日(月):(午前)文科省要請、(午後)都教委要請(被処分者の会主催)
<主催> 〇「4・20集会」実行委員会
       〇許すな!「日の丸・君が代」強制
         止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊
               全国ネットワーク(準備会・仮称)
<資料代>500円(学生・生徒は無料)
<連絡>090-7015―3344(関東)、090-6918-1172(関西)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【集会賛同の手続き方法】
  ア、郵便振替にてお申し込み下さい。
   ・口座番号は 00110-5-449424、加入者口座名は「全国学習・交流集会」です。
   ・通信欄に「4、20集会」賛同金および氏名公表の可否を書き、振り込んでください。
  イ、手渡し、fax、郵送の場合
   ・新宿区三栄町6小椋ビル401号「4.20実行委員会」 /fax:03-6423-8420)
・「4.20全国集会」への賛同金は、団体一口2000円、個人一口1000円です
   ・賛同金                                  円
(個人)氏 名:                          氏名公表:可・否
  (団体)団体名:                          団体名公表:可・否 
   住所 __________ TEL  _______
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4月14日(月)、21日(月)
 教育委員会制度解体反対 教育の国家支配をゆるさない
          『国会前抗議行動』
   <時間> 14時~18時
   <場所> 衆議院第2議員会館前  歩道
   <行動> 座り込み、リレー・トーク
   <主催> 都教委包囲首都圏ネットワーク   090-5415-9194
*****************************************************************
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/

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「再発防止研修」は首切りに向けた暴力装置

2014-04-06 00:33:40 | 東京の根津公子さんからのメール

根津公子さんからのメーを掲載します。東京都教育委員会が執拗なまでに「君が代」不起立被処分者に再発防止研修を課すことが、首にするための暴力装置であるならば、なんとしてもそれを作動させないように、私たちが声をあげなければなりません。

4/4 入学式を前に都教委、「服務事故再発防止研修」を強行          

抗議及び、当該支援行動に参加しての報告

卒業式で「君が代」不起立し処分された教員のうち、退職者を除く3名に対し4日、都教委は「服務事故再発防止研修」を強行した。受講を命令された3人の受け付けは8時40分からというのに、8時に研修センター前に着くと、門扉を閉ざし、広くはない玄関前には研修センター職員9名と数人の警備職員が立っている。玄関を入ったロビーにも、何人かの姿が見えた。いつもながらの異様な光景だ。過剰警備を敷かなければ実施できない「研修」なのである。

河原井・根津らの「君が代」解雇をさせない会のメンバーも、被処分者の会が主催した表題の行動に参加したので、その報告をしたい。
8時20分、被処分者の会の澤藤弁護士が憲法及び最高裁判決に違反する「再発防止研修」について抗議し、受講者に敬意をもって接するよう申し入れた。続いて、被処分者の会が「抗議声明」を、私たち、河原井・根津らの「君が代」解雇をさせない会も抗議・要請文を手渡し、8時40分、受講当該の人たちを見送った。

私たちの会では、石原元都知事が「文学界」3月号で発言した「僕、国歌歌わないもん」を大きなプラカードにして掲げ、都教委の職員の「良心」に迫った。

12時半過ぎ、長時間の拘束に耐えて、3名が出てきた。
「講義の後、反省を迫る振り返りシートへの記入をさせられ、記入すると、それを読み上げるよう指示された。しかし、読み上げは拒否した」と、処分3回目のAさん。

田中聡史さんは、「振り返りシートで、『教育公務員として今後どうするつもり
か』と問われて、『全体の奉仕者として職務を遂行する』と書いた。都教委も同じ文言を使うが、彼らとは違った意味。一部の奉仕者ではなく、全体の奉仕者なのです。」「都教委は最高裁判決の『職務命令は違法とは言えない』を持ち出すが、最高裁判決がどう言おうと、起立斉唱は私の良心をとがめると述べた」と報告された。

受講者は堂々としたものだった。それは、ご自身の行動に嘘偽りがないからに他ならない。門扉の向こう側にいる人たちの表情とは対照的だった。

「服務事故再発防止研修」は首切りに向けた暴力装置

ところで、都教委は「服務事故再発防止研修」を2年前の最高裁1・16判決以降、回数及び内容ともにすさまじくひどいものにした。回数だけを見ても、以前は研修センターに呼び出しての「研修」が1~2回だったのに対し、最高裁判決後はセンターに呼び出しての「研修」を2回、都教委の管理主事等が学校に押しかけての「研修」を3回、校長を講師としたものをほぼ毎週とした。昨年、卒業式・入学式ともに不起立処分を受けた田中さんには、延べ19回の再発防止研修を課した。

 最高裁同判決は、原則、「戒告を超えるより重い処分は違法」としたが、それとともに、私の停職3ヶ月処分を適法とする判決を出し、例外として重い処分を適法とする判断項目を入れた。「過去の処分歴」とともに、「不起立前後の態度等」がよくなければ、重い処分も可としたのだ。

 都教委はそれを援用して2012年に、「服務事故再発防止研修」を強化再編した。不起立を続ける教員に対し、研修の機会を繰り返し与えたにもかかわらず反省が見られないとして、いつ都教委が重い処分を出すかは、予断を許さない。

「服務事故再発防止研修」は、自己の尊厳を奪ういじめ装置である。しかし、不起立を続ける教員に対しては、いじめ研修ではくくることのできない、首切りに向けた暴力装置であると私は思う。

都教委にそれをさせないためには、大勢の人たちがこのことを大きく問題にすることだと思う。この点を、ぜひ、ご理解いただきたいです。        
                                

根津公子

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いったい「再発防止研修」とは何なのか?~この虚しさに耐え、それでも民主主義を志向する!

2014-04-05 16:08:17 | レイバーネット

いったい、“言葉”というものを石原元都知事はどう考えているのでしょうか?都知事時代に行なった「君が代」強制政策の数々、それによって多くの教職員を処分によって苦しめたことを考えれは、口が裂けても「僕、国歌 歌わないもん」とは言えないはずですが…。

それに比して被処分者、再発防止研修を強制される田中聡史さんの“言葉”の真摯さ!「最高裁がどう決めようが、僕の良心が僕に立つことを許さない」。魂から発せられた“言葉”の潔さは私たちの心に響きます。

東京都教育委員会が「君が代」不起立者に行なう再発防止研修とはいったい何なのでしょうか? 

石原元都知事「僕、国歌 歌わないもん」~「再発防止研修」の茶番つづく

 

「僕、国歌 歌わないもん」。石原元都知事のプラカードがひときわ目を引く。4月4日、今年も卒業式で「君が代」不起立した教員に対して、「再発防止研修」なる転向強要が行われた。会場の東京・水道橋「教職員研修センター」前には、約60人の人が集まり抗議の声を上げた。石原元都知事は「君が代」強制の張本人。その人間が『文學界』3月号に堂々と「国歌なんか歌わない」と公言したのだ。都教委は10年以上、国歌を起立斉唱することを強制し、400人以上の教員を処分してきた。それに基づき、この日も減給処分を受けた田中聡史さんなど3人の教員が、3時間以上にわたって強制研修をさせられた。憲法を踏みにじり開き直る「茶番劇」は、いったいいつまで続くのだろうか。(M)

動画(YouTube 6分)

↓「再発防止研修」会場前を固める都教委職員

↓澤藤弁護士が憲法違反の「研修」をやめるよう訴える。澤藤弁護士発言(ブログ)

↓石原発言に対する抗議プラカードがいくつもあった

↓石原氏は、仕方なく歌うときは「君が代は(天皇の世は)」ではなく「わがひのもとは(私の日本は)」と歌詞を変えて歌うそうだ。

↓研修後の報告。鈴木たけしさん。「研修はイジメ・嫌がらせだった。振り返りシートで、自分の意に反する文章を書かされた。読みあげることまで強要されたが読まなかった」

↓田中聡史さん。「研修官は職務命令合憲の最高裁判決をもちだした。私にとって“起立斉唱することは自分の良心がとがめること”。裁判所が決めることではない。私は思想・良心の自由が侵されたと感じ、行動している」と研修官に反論したことを報告した。支援者から大きな拍手が起きた。

↓会場前では抗議のコールが続いた。

*石原発言関連記事 「ビジネスジャーナル」

 

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