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「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

子どもが笑う教育日本一に~橋下教育改革とは何だったのか~①

2014-09-22 23:14:42 | 渡部通信

おなじみの渡部秀清さんが、橋下教育改革が大阪の教育をいかに歪めたか、『週間 東洋経済』の特集を報告されています。2回に分けて掲載します。

『週刊 東洋経済』9月20日号の【第1特集】学校が危ない、が話題になっています。
ここでは、以下、とくに大阪の教育に関わるところを一部紹介しておきます。

<ルポ1 先生が辞めていく>から

 「大阪府さん、ありがとう」
 関西地方に住むある現役教師は、最近、大阪の隣接府県の教育関係者が、こんな本気とも冗談ともつかない「感謝の言葉」を口にしていると聞いて驚いた。
 ・・・関西地方では、大阪を忌避して隣接府県に流れる現役教師や学生が増えている。
大阪府が教師の“供給源”になっているというのだ。
 「始業式で担任の先生を発表できない」
 「教師の手当がつかず、2ヶ月間、理科の先生がいない」
 大阪の現状は、店員が逃げ出し店舗閉鎖に追い込まれた牛丼チェーン「すき家」を彷彿とさせる。

 府内の校長や教頭らから成る大阪府公立学校管理職員協議会が今年2月に実施したアンケート調査結果は衝撃的だ。府内1100校の校長らに尋ねたところ、府内の現役教師が仕事を辞め、他府県で新たに教師になるケースが急増しているという。

 2011年度からの3年間で兵庫の15人を筆頭に、奈良、徳島県の各7人など少なくとも39人に上る。しかも、他府県に流出するのは若手教師が多い。28歳(9人)、27歳(8人)、33歳(7人)と、20代後半から30代前半の若手教師ばかり。
・・・大阪府内で勉強時間の取れる非常勤講師を続けながら、大阪府・市の教員採用試験を受験せず、他府県の教師を志望する「教師の卵」も増えている。

 実際、大阪府の教員採用試験の志願者数、受験者数は減少。受験倍率も低迷している。
・・「数字は未公表だが、試験合格後の辞退率が上昇し、議会でも問題になった」(同教育委員会)。
・・・「大阪独特の教育の自由のなさが原因だ。
何か事が起こるとすぐに処分、処分と綱紀粛正が図られる。
本来、教育は自由な発想でやるものなのに、・・・。このままでは現場の教師が疲弊してしまう」府内の元中学校長は嘆く。

 橋下徹・大阪市長の進める民間人校長の起用策も現場とのあつれきを生んでいる。
「民間人校長を起用するというので、次は校長、と考えていた現場の教頭がかなりやる気をなくした」(元校長)。しかし、2013人4月に起用された11人中6人の民間人校長がすでに不祥事を起こしている。

 教育委員会内部にも、吹き荒れる嵐をとりあえずやり過ごそうという雰囲気が漂っているという。「いまは一応、上からの指示に従っておこうという面従腹背の姿勢。次の選挙でトップが変われば、政策も変わるとおもっている」(元校長)・・・・
 
 「降格を望みます」
 大阪市では昨年、自らヒラ教員への降格を願い出る教頭が10数人も出た。今年2月にはついに教頭を追加募集する事態に発展。
「こんな例は過去にない」(同市教委)。・・・・・
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
これを読んだだけでも、いかに大阪の教育が橋下市長によって破壊されてきたかがわかります。すでに教育委員会も管理職も「やる気」を失っているのです。

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一人でも抵抗することの意味~田中伸尚さん~

2014-09-22 11:36:51 | レイバーネット

“殺さない、殺されない、殺させない”、ーそう、この理念はアジア・太平洋戦争を体験した日本人とって、どうしても譲れない。ひと時代前には、当たり前のことのように思えたこの理念も、今では風前の灯とまではいかなくともかなり危ない。だから、私たちは、田中伸尚さんの話に耳を傾けたい。

レイバーネットHPより転載します。

 

一人でも抵抗することの意味~ノンフィクション作家・田中伸尚さん講演会

 

 9月20日東京しごとセンターで、ノンフィクション作家・田中伸尚さん(写真)の講演会が開かれた。テーマは「なぜ<抵抗>を書き続けるか」。50名収容のセミナー室はほぼ満員の盛況だった。田中さんは今年三冊の著作『抵抗のモダンガール作曲家・吉田隆子』『未完の戦時下抵抗』『行動する預言者 崔昌華 ある在日韓国人牧師の生涯』を立て続けに出版した。どれも戦中・戦後、国家や権力に抵抗し続けた人々を追っている。「国家主義・レイシズムが蔓延するいまの日本で、どうしても書かなければならなかった」と田中さんは言う。

 講演は、かれの著作活動の原点となった「自衛官合祀拒否訴訟」と「日の丸・君が代」問題との出会いにそって行われた。その中で、ただ一人の抵抗の意味をどうとらえるかという問題提起があった。

 「従っても従わなくても同じ、全体の荷担状況は変わらないのではないかという逡巡や迷いは、もし抵抗する者がゼロになったらという問いのもとに違うものが見えてくるはず、それは戦時下の抵抗とも重なる」と田中さん。日本陸軍兵士として中国戦線を二年間従軍しながら,人を殺すことを拒み続けた一人のキリスト者・渡部良三の「抵抗」の意味が語られた。またパレスチナ人の文学研究者 E・サイードの、「いつもだれか一人は話を聞いてくれた。その一人が沈黙しなければ、私の訴えは成功なのです」という言葉も紹介された。

 最後に田中さんはこう語った。「<抵抗>を書き続けても、売れないし食えない。しかし戦後を生きる私たちには、アジアと日本の戦争被害者へのコベナント(誓約)を守る責任がある。その誓約とは“殺さない、殺されない、殺させない”ということで、それを文字化したのが日本国憲法だ。抵抗の事実を発掘し、伝えるのはわたしの役目で、表現者としてのわたしができる抵抗だと思っている。作家の井上ひさしは、小林多喜二を主人公にした『組曲虐殺』の中で、一人でも沈黙しなければ継承可能と書いている。絶望から希望へと橋渡しをするのが、沈黙しない精神だ」。

 主催は「河原井さん根津さんらの君が代解雇をさせない会」で、「君が代不起立」を続ける教員の田中聡史さんも参加した。2004年から始まる「君が代強制」に対する抵抗の意義が、歴史的に照らし出される思いがした。市民の俳句排除から、朝日バッシングまで、言論・表現の自由が脅かされる毎日、後ろ向きになりがちな気持ちに一筋の希望をもらった講演会だった。(佐々木有美)

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ブログ「教育基本条例下の辻谷処分を撤回させるネットワーク」開設のお知らせ

2014-09-20 09:31:14 | 当該から

みなさまへ

いつもブログ「グループZAZA」を閲覧いだだきありがとうござます。

このたび、ブログ「教育基本条例下の辻谷処分を撤回させるネットワーク(Tネット)」を新たに開設しましたので、ブログ「グループZAZA」とともに閲覧していただければ幸いです。

http://blog.goo.ne.jp/tnet0924

なお、当ブログの「ブックマーク」よりサイトに移行できますのでよろしくお願いします。

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大阪市議会の暴挙~なぜ、事実を歪曲しようとするのか?!

2014-09-18 14:27:57 | 大阪の教育

歴史が政治によってどんどん歪められようとしている。

なぜ、日本が世界から「慰安婦」問題で批難されるのか、そのことを顧みようともせず、まるで駄々っ子のように「俺らはちっとも悪くない」と屁理屈をこねくりまわす。日本はますます世界から「うく」ことになる。そしてそんな政治に振り回され、1人ひとりの日本人さえもが隣人を再び失おうとしている。

私たちは、大阪市議会に抗議の声をあげます!


平成26年9月9日可決

衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣

外務大臣、文部科学大臣、内閣官房長官 各あて

 平成5年8月4日の「河野官房長官談話」の発表から20年以上が経った現在、「慰安婦問題」は、沈静化するどころか、むしろ日韓間の最大の外交懸案となり、かつてない深刻な状況となっている。政府におかれては、本年、「河野談話作成過程等に関する検討チーム」が設置され、6月20日には「慰安婦問題を巡る日韓間のやりとりの経緯」(以下、「慰安婦問題の経緯」)が取り纏められた。

 一方で、昨今、強制連行の信憑性を覆す朝日新聞の記事などを受けて、事実に基づかない虚偽を繰り返し喧伝し、戦地に赴いた兵士や戦歿者の名誉と尊厳を厳しく毀損し、日韓関係を悪化させた一部報道機関に対する批判が相次いでいる。

 よって国におかれては、不当に貶められた先人の名誉を回復し、現在及び未来に生きる日本人の誇りを守るため、世界の平和と繁栄に寄与してきた戦後日本のたゆまぬ努力や女性をはじめとする人権を重んじる姿勢を内外に発信するべく、以下の項目を実現するよう強く求める。

                             記

1.「慰安婦問題の経緯」で確認された事実につき、日本国及び日本人の名誉を早急に回復するべく、国際社会に向けて多言語で積極的な発信を行うこと。

2.日本国民の「知る権利」に応えるべく、正しい歴史認識を周知するための広報を推進するとともに、教科書が史実に基づいて記述されるように対応すること。

3.終戦(1945年)から70年、日韓基本条約締結(1965年)から50年の節目となる来年に向けて、「慰安婦問題の経緯」の内容を踏まえた「新たな内閣官房長官談話」を発出すること。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

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大阪市の教科書がほんとに危ない事態に③

2014-09-15 21:06:33 | 大阪の教育
 前回の中学校採択(2011年)で大阪維新の会は、育鵬社を採択するように大阪市教委に要請を行っています。しかし、大阪市教委は、維新の会の要望をはねのけ、教員を中心とした公正で公正な調査研究と、その結果に基ずく採択を行いました。しかし、今回は、前回のような教育委員会の独立した採択環境は完全に崩されてしまい、橋下市長と維新の会の意向が多方面から反映されることとなっています。

 来年の中学校採択は極めて危険な状況です。厳しい状況の中でも、運動の展望を切り開くために今年の小学校採択を注視してきました。ぜひ、このまとめを読んでいただき、来年の大阪市の中学校採択で育鵬社を採択させない運動をどのようにつくっていけるか、議論をお願いしたいと思います。
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