不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Capelli colorati

2004-09-24 14:24:21 | 日記・エッセイ・コラム
私はあまり自分の見てくれに手をいれない。
化粧は息苦しくてしていられないし、
流行の服に興味も特にないし。
帰国の度に母がそんな私を見て
「もうちょっと洒落っ気を出しなさいよ」と嘆くほど。

私は人並みの外見・容貌(だと思っている)。
まぁ、日本人というよりは
ペルー人やフィリピン人に間違えられるような
比較的濃い顔をしている。
昔から友人には「化粧したら映えるだろうに」とか
よく言われてきたけれど、
何もかも、そういう事が「面倒くさい」のだ。

そんな私も一つだけ、やけに気になることがある。
白髪。
中学生の時代からけっこう白髪が多くて
もう既に人生の長い友達ではあるのだけれど、
地毛が真っ黒なだけに白いのがよく目立つ。

先日などは象牙海岸辺り出身の女性につかまって
「あなたのその髪はメッシュ入れているの?」
とまで聞かれてしまった。
「いや、これ地毛なんで…。」
そんなまだらなメッシュ、
入れるほうが大変だよぉと思ったりしたけれど
もう随分前から染めなくては!
と思いながら先延ばしにし続けていたので
仕方がないといえば仕方ない。

で。
先日友人の代理で出かけたある会見
このときに、その友人から
「ジーパンで行くなよ」
「化粧しろとは言わないけど、きれいな格好して行けよ」
といわれた。

「まぁ、化粧はしないよ。
でもジーンズでは行かないよ。
せめてスカートくらいは履いていくから。」と答えた。
でも本人が気になっていたのは
そんなことよりも白髪だったのだ。

ということで、21日の真夜中に
なんとか髪を染め上げた。
白髪が目立たなくなったので、
たぶん10ヵ月ほどは若返った。(笑)
パープルレッドというとんでもない色に染めたけれど
元の髪が真っ黒なので、
そんなに派手でもなく
いい感じに明るい色になりました。
本人は満足。