不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Mistero della Posta

2005-07-05 08:28:00 | 日記・エッセイ・コラム
私が4月に帰国したときのエアチケットは
エールフランスのマイレージでゲットした無料チケットでした。
日本国内への郵送はしてもらえたのですが
さすがにイタリアまでは送ってもらえませんでした。
なので、実家に届いたチケットを
イタリアに転送してもらうという方法を取ったのです。

なくなってもらっては困るものだったので
追跡調査ができるように
母に電話で
EMS」で送ってくれるように頼んだのですが、
どうも田舎の郵便局では、用を得なかったらしく
郵送したという母に「追跡番号」の確認をすると
そんなものはもらってないと…。
よく話を聞いたら「国際速達」で送られてしまったらしい。

さぁ、これは問題。
そんな普段誰も使わないような方法で
イタリアに物を送ったら
届くものも届かない。

案の定、出発までにはエアチケットが手元に届かず、
ばたばた出発する羽目になったわけです。

その問題のエアチケットが届いたのです!
もう無くなっていると思っていたのに、
世界旅行でもしてきたのか??

母が発送手続きをしたときの消印は3月18日。
封筒の裏面に川崎港湾郵便局から英語のメッセージ。
メッセージは明らかに私個人に対するものではなく
イタリア郵便局に対するメッセージ。
「この郵便物は『配達不能』の明確な理由なく送り返されています。
国際郵便法に基づき、明確な返送理由を明記の上、
取り扱い日時消印をつけて当方へお戻しください。」

私宛の郵便物はなんと、
私が首を長くして待っていたにもかかわらず
よくわからないまま川崎に行っていたわけです。
そして、その川崎港湾郵便局が
上記メッセージをつけて
イタリアに戻している消印が6月30日。
それから私の手元に配達されるまでに
かかった日数は5日間で、
国際郵便としては平均的。

なぜ今頃…。
こんなもの今頃届けてもらっても悲しいだけなのに…。(爆)
郵便配達のおじさんは
10年も同じ場所に暮らす私を見知っていて
私が不在であれば、どんなものでも
仕事先か近所の知り合いのところに届けてくれるので
配達のおじさんにも確認しましたが、
「この郵便物を僕が見るのは初めてだ」
「僕の手元に来る前に
どこかで止められて転送されたんじゃないか」とのこと。

封筒の一部はカッターで切られていました。
しかし、母は丁寧に何重にも包んであるらしく
(念のため私は開封していないのですが)
カッターで一部切ったところで、
その下に見えているものも封筒…。
この状態では
内容物の確認はできていないと思うんですけどねぇ。

このまま母に送り返して
母に委ねようと思います。
いずれにしても出発ぎりぎりで再発行してもらったので
今回届いたものは
「未使用となった無効のエアチケット」。
これはエールフランスにお返ししなくてはいけないので。


こと郵便に関しては
不思議なことがいっぱいのイタリアなのです。

Spicchi*di*Sole
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