不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Che discorso fai

2005-07-31 00:10:00 | 日記・エッセイ・コラム
時として、激しく糾弾されて
日本人として
「そんなこと言われても」と思う話題。

日本の捕鯨。

結構きついこというイタリア人もいるのです
この話題について。

それぞれの国の食文化があるわけだし
基本的に各民族が
その食文化に合ったものを食べることに
私個人としては依存はないのです。

でも日本では
昔のように鯨を消費しているわけでもないし。
今は研究捕鯨が主流になっているし。
私にとっては
あまり身近でない話題なので
「そんなこといわれても」としか他に
言いようがないのですが。
反論しても聞いてもらえないし…。

まぁ、それはそれで置いておいて。

フィレンツェに蔓延る中国人の経営する
チャイニーズ・レストラン。
店舗数も多いし、なにしろ安いので
イタリア人の若者がよく足を運んだりしています。

街の西外れ、Via Prateseにある
チャイニーズレストラン
「La Nuova Citta Imperiale」。
その界隈が
中国人コミュニティー地帯と化しているので
お客の大半が中国の方々。
現地に住む人だったり、中国人ツーリストだったり。
二回ほど行ったことがありますが、
我々一般人が食べるものと
彼ら中国の方が食べているものが
まったく違うので驚き。

別メニューなの。
盛り方も違うしね。
それはかまわないんだけど。

たぶんそういう別メニュー用の材料として
リザーブしていたんでしょうけど。

冷凍カメさん。

これが発覚してレストランは一時的に営業停止。
冷凍カメさんですよ。
絶滅の危機に瀕していて
国際条例で捕獲が固く禁じられているカメさん。
そんなもの冷凍保存していたのですよ。
きっと食べちゃうんだから!

これに対して
もっときつく言えばいいのに、イタリア人!
日本の鯨のときみたいに
もっと糾弾すればいいのに!
どうして、あまり厳しく追求しないのかな?
相手が中国だから「仕方ない」と思っているの?
テーブル以外の四足動物は
何でも食べちゃう国だから
カメさんだって食べるだろうって寛大にみているの?
日本相手なら
ちょっときつく言えば易く屈するとでも思っているの?

納得できない。



そして、時々疑問に思っていたけれど
チャイニーズレストランで時に供される
「得体の知れない肉」は
やっぱり得体の知れないものなんだろうか…。



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