不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Manutenzione della Caldaia

2008-09-24 20:24:21 | 日記・エッセイ・コラム

9月も終わり。
秋ですが、寒すぎます。

薄着を楽しむ期間がすごぉく短くなりました。
冬物に入れ替えてしまうにはまだそこまで寒くなく、
中途半端なものばっかり着て暑かったり寒かったり。

で、ビリーが寒そうなので(言い訳?)
我が家も羽毛布団を出しました。
先日夜中肌寒いなぁと思って
ちょっと暖房のスイッチ触ってみましたが
うんともすんとも言いませんでした。
いつものことなんだけど。
夏の間使っていないと、いざというときに動かない。

ずっと春に点検だったのを切り替えて
2年前からは、この寒くなる前の今の時期に
暖房のメンテナンスに来てもらうようにしているので
本格的に寒くなる前に準備するから良いんです。

イタリアの暖房はほとんどが
温水循環形式のパネルヒーターで
その温水はガス湯沸かし器で温めるわけです。
多くの家庭ではこの暖房機と給湯器が一緒なので
一年中使っているのですが、
我が家は給湯器は電気なので、暖房とは別々。
なので夏の間に一度も使わないから
寒くなりかけのころには
ポンプに水がたまって動かなかったりします。

それを避けるために毎回点検の度に
夏の間もたまには暖房つけると良いといわれていますが
暑いときにはそんなこと考えもしないので
いつも同じ罠にはまります。

ちょうどトイレのタンクの水漏れも直してほしかったので、
暖房のメンテナンスと一緒にお願いしました。

先に来たのはトイレ修理。
とりあえず、パッキンを取り替えて水漏れはとまりましたが
我が家は古いタンクを使っているので
もうそろそろ修理の取替え部品もなくなるといわれました。
それに今高いところにあるタンクは私の手が届かないので
何かあると水道やさんを呼ばなくてはいけない。
そんなことも考慮して
もう少し低い場所に新しいタンクを取り付けたほうがいいと
水道やさんに言われました。

これって営業なんでしょうね。
でも私も同じこと考えていたので、
そのうち工事をお願いしようかと思います。

水道工事が終わったら入れ替わりのガス暖房機点検。
一緒に来ないのね、同じ会社に頼んでいるのに。

点検終えて暖房機稼動。
このガス暖房機の点検は毎年行うのが義務化されていて
その上2年に一回は
なぜか点検終了をフィレンツェ市に報告。
その報告のために10,00ユーロ徴収されます。
フィレンツェ市こんなところで儲けているといつも思います。

これまでは10,00ユーロは郵便局の振込用紙で払って
その領収書と点検終了書類を郵送で送っていたのですが
今年から10,00ユーロを点検のお兄ちゃんに払ったら
後は全部請け負い会社が代行してくれるってことで
ちょっと楽チンになりました。
暖房メンテナンスで95,00ユーロ
そしてフィレンツェ市に10,00ユーロ。
トータル105,00ユーロは果たして相場として安いのか高いのか。
よくわからないけど、一応今年も安心して使えます。