不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Bicchierini di Emporio

2011-02-17 19:27:56 | Squisito!

自宅でワンコ&ニャンコとダラダラしているのが
基本的に好きなので
ちょっと油断すると毎日同じことの繰り返しだったりします。
友人とはネット上で繋がっていて、
なんか別にリアルで会わなくてもしあわせぇ
とか思っていたりするので
下手すると仕事以外で誰ともお話していなかったり。
特に相手がイタリア人の友人だと
ちょっと寒くなって
家から出るのが億劫になったりするとご無沙汰になりがち。

ちょっとご無沙汰していた友人から
案の定、「たまには会おうよ」とお声がかかりました。

友人の一人が新しいレシピを披露するから
ということだったのだけど
私と他二名は
彼女の料理の腕に疑念を抱いているので(笑)
外食にしようと誘導したものの
作戦は失敗に終わり、彼女の自宅で夕食。
約束は21時。

その日仕事で同僚とちょっと不毛な掛け合いがあったので
嫌気が差して、すべての仕事を放り出して
夕食の前にジム行ってさっぱりすることにして
残業もせずにさっさと片付けてジムへ。
サウナでまったり汗かいてから待ち合わせの場所へ。

車で拾ってもらって、もう一人拾いに行き、
手ぶらもなんだし、
彼の家の近くのGelateriaで
ジェラートでも買っていこうということになり
向かったのがサンタ・トリニタ橋のふもとにある
Emporio di Santa Trinita'
ジェラート買う気満々だったのに、
お店に入るやいなや
友人が眼を留めたのはジェラートではなくてムース。

小さいプラスチックの容器にきれいに盛られたムースたち。
4人の夕食だったので4フレーバーをふたつづつ。

8個で10,40ユーロなので、
結構お手ごろな価格な上に
かなり豪華なプレゼンテーションになるので、
手土産としてはインパクトあってよいかも。

Mcs_003
イチゴムース、ベリームース、
チョコレートとシリアル、オレンジムースね。

夕食は彼女が挑戦した新しいレシピ
カレーとえびのリゾットだったんだけど、
やっぱり彼女の料理の腕は上がってなかった、残念ながら。
でも一所懸命作ってくれたものだったので美味しくいただきました。
セコンドででてきた
からすみとルコラとナッツのサラダは
素材もよくて食感も新しくて美味しかったし。

デザートに私はチョコレート&シリアルと
オレンジムースを選択。
甘さ控えめなところはよかったんだけど、
ちょっと想像していたのと違った。
チョコレートのほうは
なんかどことなく脂っぽいというか
バタークリームっぽかったのはなぜだろう。
バタークリームだったのか?

Mcs_002
オレンジのほうは
乗っかっているオレンジの砂糖漬けが
妙に硬くて、せっかくのムースとのハーモニーがなってない。

こういうのは日本人に作らせると
きっととっても繊細に出来上がるんだよねぇ。
まぁ、4人のうちそう感じたのは日本人の私だけだったようで
ほかの3人は美味しそうに食べていたので
きっとイタリア人には喜ばれるんだと思います。
もしくは私があまりの眠気のせいで
味覚がおかしかったのかもしれないし。

ちょっともう一回違う機会に
買って食べてみようと思います。
というか、自分でムースを作りたくなってきた。