超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

贈与の魂が行き来する

2020-01-07 12:11:23 | 無題
昨日、モースの「贈与論」を読んだので
ニュージーランドのマオリ族に興味を持った。
検索すると山本ショウジ著の日本語のマオリ語辞典は
絶版で、中古で1万3千円もして高額で買えない。
仕方ないので、英語対訳マオリ語辞典を調べると
もったいない本舗で1100円+送料で売っていたので
買ってみる。
英語でも何とかなる気がする。
次にマオリ語聖書というのをみつけたが、
よく検索すると、英語対訳ではないので、
読むのは難しいと考えて、買うのは控えた。
モースの「贈与論」は
贈り物には贈った人に由来する贈与の霊が宿っていて
それが古巣に帰りたがるので、贈り物は
お返しをさせる力が働く、とマオリ族の
タマティ・ラナイピリ氏が語っていたことを
エルスドン・ベスト著の「マオリの森林伝説」から紹介し、
贈与の起源、お金のやり取り以前の
経済の本来のかたちを説明した本で、古典的な名著である。

味気ないやり取りだけの世の影に贈与の霊が行ったり来たり
コメント
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