超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

聖トマスの神学の文庫!

2020-01-29 22:06:52 | 無題
トマス・アクィナスの「形而上学叙説」という岩波文庫を
取り寄せている。
副題が「有と本質について」というものだ。
なんのことやら、と皆思うかも知れない。
私が過去に「神学大全」の抄訳でわかったのは、
どうやらトマス・アクィナスは、神を「有りて有る者」と
見ているらしい。
その神の「有るという性質」を万物は分け持っている
というのだ。
だから、物事の「本質」もまた、神の「有る」を分けてもらう
ことで、眼に見えるかたちで顔を出す、というのだ。
多分、今わたしが書いたようなことが、
この本には繰り返し書かれていると思う。
それを確かめるために岩波文庫を取り寄せてみた。
1930年代の日本語訳なので、旧漢字で、旧字体で読みづらいだろう。
だけど、岩波文庫のアンセルムスの本は読んで意味が判った。
何とかなるだろうと期待している。中世神学文庫全集でも刊行されないものか。
需要が少ないのでムリかもしれない。なぜかそういう話に興味津々である。

万物は神のところの「有る」という素質を内に分け持っている
コメント
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