超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

歳時記俳句・草朧ろ

2024-04-12 00:03:23 | 自作俳句
町の奥せせらぎに啼くうぐいすや
青空に届かんばかり竹林や
新入生集団登校朗らかに

楠の木の葉の先端が紅葉し
公園の端の桜も陽を浴びて
道の脇桜吹雪の吹き溜まり

春炬燵用を済ませて粗大品
春愁の漂う午後に雲雀かな
町の奥光揺らめき草朧ろ

漸くと北窓開き深呼吸
春服の人擦れ違い肩に花
畦道に雀隠れる草茂る
コメント
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