超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

内面雑記・花みずき

2024-04-17 21:51:37 | 無題
若い頃はアートな短歌を目指していた。それは別の場所に譲るとして、近頃は
俳句ばかり、熱心に書いている。
ここに、アカデミックな覚え書きを書いていたこともあるが、
それも別の場所に譲っている。そうすると、思い出話や日記的なものしか
書けないが、そのうち、おもしろいことも思い出すかも知れない。
世間では定年の歳に近づいて、いろいろ潰える。
誰に対しても、「それなら、それで別に構わないよ」としか言えなくなってきた。
一応、本業があるので、生き甲斐はそこで充たしている。
最後に残るのは、「詩情」だけかも知れない。
俳句は、楽しい。別に老いの手すさびではなく、
生活詩としても、夢想花としても、ギャグとしても
楽しい。また、アートな短歌も、ぼちぼち書けるといいな。
俳句に本腰を入れたのは、「奥の細道」を超訳で読んだ影響が強い。
今日は、通販で、イージーパンツが届いて、ご機嫌。
夜は、ソビエト文化省楽団のブルックナーを鑑賞している。

公園の花みずきにもこの歳で心打たれる時の熟成
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歳時記俳句・春落葉

2024-04-17 00:03:17 | 自作俳句
顔を見る白木蓮の花の下
小手毬が新居の庭で済まし顔
木いちごの様に明るき口元や

鉢合わせ嬉しさ残る春落葉
黄帽子で集団下校チューリップ
厚着して街から帰り春の風邪

蕗味噌を食べて思いは野をかける
春服を二枚脱いでも暑いバス
颯爽と風切るコート新社員

木洩れ日に歩みを止めて春落葉
交差点春塵舞いて苦沙弥する
陽炎にあの日の事がふとよぎる
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