折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

手書きの手紙

2018年11月08日 | 果物
  「渋柿」


この頃は便箋に手書きして封書の手紙を出すことはほとんだありません。
もともと字が下手なので書かずに済ませる事ばかり考えてどうしても必要な時は葉書に
絵を描いてほんの少し字を書いて済ませています。それもパソコンで印刷したりして。

ほとんどの連絡はメールかLINE、あとは電話。手書きの封書は特別です。
先日いただいた恩師の画文集、随分というかもうずっとご無沙汰しているのにお礼に電話
というのも何だか失礼だと思い礼状を書くことにしました。
便箋と封筒と切手、電子辞書とインクとペン(万年筆は書けなくなってた)準備は完了。


何枚も失敗して書き上げた便箋の文字は一年生の孫の方がマシだと思えるほど下手です。
昔々この先生に「丁寧に気持ちを込めて書き続ければその人らしい風格が出るようになる」
と言われた言葉が思い出されます。60年間言いつけを守らなかった生徒の文字。
でも、これが今の私。活字の文字とは違い今の私の気持ちが伝わるのではないかと思うことに
しました。
下手な文字を見て「あの字の下手だった子か」と思い出していただければそれもいいかもと。

昔から「絵描きは字書き」と言われるように絵描きさんは味のある文字を書かれます。
私は「おえかき」をしているので「おじかき」にはなれないなと心の中で言い訳。
母も姉も字は上手い。父も漆の塗師として出来上がったお椀等の白木の箱に墨で箱書き
していました。
なぜ私だけ下手なのかしらといつも思ってた。
でも、絵を描くのは私だけ。ちょっとは良い所もあるんだと思えるようになったのは
近頃の事です。何と思っても手紙だけはほんとうに困りますが・・・

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