折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

篠突く雨

2019年05月14日 | 風景
  雨上がりの美山(京都府)



天気予報で今日は昼前から雨になると言っていました。
外に出ると薄日が差していて西の空も明るい。これなら降り出す前に自転車で出かける用事を
済まそうと思い薄日でも紫外線が強い季節と言われるので日除け帽子をかぶって出発。
一つ二つと用事は終わり、まだ西の空は明るいので少し遠くへ買い物にもまわりました。
ほんの10分ほどして店を出ようとしたら空は暗くて雨。それも豪雨というほどの強い雨です。
同じ買い物に来ていた人と「こんなに急に降るなんて・・・」とそのままお店でしばらく雨宿り
して小やみになったのを見計らって店を出ました。
少し行くとまた・・・バス停の屋根の下に避難。
走り出すとまた雨、今度はコンビニに入ってチョット買い物して雨宿り。
私の後も次々駆け込んでくる人が傘を買ったりコーヒーを飲んで休憩したりコンビニは有難い
存在です。


外は辺りが白く煙るほどの雨。
雨宿りしながらこんな強い雨を表現するのはどんな言葉があるのどろうかと、思いつくのは
篠突く雨(しのつくあめ)か豪雨(ごうう)くらいです。豪雨では趣がないし・・・

以下は家で検索した言葉です。
篠突く雨(しのつくあめ)竹の束が突き刺すように激しく降る雨
飛雨(ひう)風まじりの強い雨
鬼雨(きう)鬼の仕業かと思うような並外れた雨
白雨(はくう)夕立やにわか雨 広重の東海道五十三次「庄野 白雨」は私の一番好きな場面です。

強い雨ではありませんが翠雨(すいう)という言葉があり「青葉に降り注ぐ恵みの雨」とありました。
初めて聞く言葉ですがなんて美しい言葉かと日本の言葉の豊かさに嬉しくなります。
もっとも私は外国語をさっぱり知らないので外国にも自然を表すもっと豊かな言葉があるのかも
しれませんが。

翠雨に感心していても外は篠突く雨のまま、しかたなくカッパを買って雨の中を帰りました。
家に帰ってホッとすれば雨も小降りになりました。いつだってそうなのです。
お昼のNHKニュースは各地の急な強い雨を伝えて映像には名古屋もありました。
この後ずっと降ってくれれば雨の中を走った甲斐もあるのですが・・・

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