折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

バッチイ公園の桜

2020年03月28日 | 風景
「バッチイ公園の桜」





近くの小さな公園にいかにも古そうな山桜?が2本あります。その花が咲き始めました。
黒い幹の上の方にごく薄い紅色の花と小さな葉が同時に開いてとても優雅な桜です。ずっと昔は由緒のあるお寺の境内でここは墓地だった場所。桜は墓地の中にずっと前からあったはずです。戦後市内の墓地は東部の丘陵地に集められたため跡地が公園になりました。私の子供の頃(昭和20年代)の夏には空き地に幕を張った野外映画会が楽しみで、外国の漫画と大人用が上映されて子供同士では「れんあいもんは、おもしろないね」「チャンバラだけでいいがねぇ」なんて言っていました。恋愛ものが面白くなかった頃、桜の記憶がありません。桜に気づいたのは自転車通学で前を通った高校生の頃、恋愛ものの映画も楽しめる歳になっていました。


私が子供を連れて遊びに行くようになってもこの公園はあまり整備されていなくて、少し離れた大きな公園と比べて我が家の子供は「バッチイ公園」と呼んでいました。
いつごろからか遊具も新しくなって、ボランティアの方が掃除もされて狭くてもきれいな公園になりました。おかげで私も孫と出かけて春には地面に散った花びらをすくっては放り投げてキャッキャと遊んだりしました。孫に桜の想い出は残っているかしら、まだ無理かなぁ。

子供用の公園なので下の方の枝は切り払われて咲いているのは上の方ばかり。うまく撮れません。



 
バッチイ公園の咲き始めた桜 3・28 曇


  




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