折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

名古屋城見物・東南隅櫓

2020年11月07日 | 名古屋城


隅櫓の下から




名古屋城二之丸広場で開かれていた菊花大会を見てから、人も少ないし時間もあったので久し振りに再建された御殿を見て見ようと思いました。
表二之門をくぐると右手に東南隅櫓があり普段は見学できないのですが年に何日かは開放されています。解放された日は行列が出来ていていつも私は通過していたのにコロナのせいか今回は並ぶ人が数人、で、並びました。見学を終えた人数だけ入れてもらえます。目的の本丸御殿へ行く前にちょっと寄り道、予定変更して寄り道はいつもの事。

東南隅櫓と西北隅櫓は戦災にあわず昔のまま残っているとだけしか知らず「いっぺん見てみよう」くらいの軽い気持ちでした。が、いざ入れるとなると櫓までの石段の急で高い事にちょっと不安を覚えながら一段ごとにドッコイショでした。櫓の中は薄暗く二階への階段には手すりは無くて急勾配なうえに踏板は狭い。心の中では「帰りはどうなるの」と心配しながら両手をついて登りました。二階をひと回りすると三階へこの階段には太くてツルツルの手すりがあって先ずヤレヤレ。太い柱に触れて昔の侍の気持ちを想像するつもりが階段を降ることばかり気になっていました。「バッグ持ちましょうか」と階段脇の係の人に言われて「大丈夫です」とは言ったもののはたから見ても不安な格好だったのでしょう。
何とか壁を伝って降り切るともうヤレヤレ。この階段をお侍さんは鎧を付けて駆け上がったのだろうと振り返っていると「次の方どうぞ」の声に階段の写真を撮るのも忘れて外に出ました。
「矢印の方向に行かれれば南西隅櫓も公開していますよ」と声を掛けていただけましたが、もうもうパスさせていただきました。そういえば数年前に松本城の天守閣の階段を途中で棄権したことがあったことを思い出しました。昔仕様の階段は私には無理なようです。
重要文化財でもありいろいろな工夫を凝らされた箇所もあるのに、階段が怖かったことばかり印象に残った隅櫓でした。

帰りに見上げれば白い壁が陽に映えて櫓はとてもきれいでした。




櫓までの石段 若いお二人ばっかり・・・


二階・太い柱と板の間


三階の高い天井


西北隅櫓

本丸御殿は次回に。

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