折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

価格の差

2019年02月10日 | 
「ガーデンシクラメン」

膝を痛めてから出かけることを控えているので何となく過ごす時間が増えて
新聞の折り込み広告なども見るようになりました。時には本体の新聞よりもはるかにずっしり重い広告、
見ているだけでも面白い。

私が時々行くスーパーの広告に食パン5枚入りと6枚入りが98円とありました。税込み105円、安いね~と
思いながら別の店の広告を見ると「パン祭りクーポン持参で50円引き」とあります。
50円引きは嬉しいかもとよく見ると、一斤700円のところを50円引きだと。
このパンと格安パンの違いは?5倍も6倍も安全で美味しいのかしら?


決まった年金をやりくりしている私は安い方に飛びつきます。
高くてもお店の雰囲気が良くて美味しい方をを選ぶ方、食べられれば良し!という私。
「価格の違いは」と入力したつもりが「家格の違いは」と変換されていて・・・あら~・・・
パソコンは我が家の内情を知っているようです。


 「ガーデンシクラメン」

1鉢98円で買って1ヶ月、元気になってきました。🎶

色々な描き方

2019年02月09日 | 
 「侘助椿」いつもの私流


先日、お仲間の方が親しくされている画家さんをお招きした一日教室に参加しました。
いつまでも見ていたくなるほど素晴らしい花の絵を水彩で描かれる人気の先生です。
用紙や絵具、モデルの選び方見方などたっぷり3時間余、とても有意義な時間でした。
絵具のこと等もきちんと勉強したり研究することもなくただなんとなく描いてきただけの私は
刺激も沢山受けました。

得ることが多い時間でしたが、見たり聞いたりすることと出来るようになることは大違い。
理解したつもりでもそんなにうまくはできません。
もともと私は墨彩画なのだから水彩画は無理などと自分に言い訳しています。
その一方で先生のようにはいかなくても少しは進歩したいものだと、思ってはいます。


花屋さんで侘助椿の枝を買ったのが1月の21日、咲いていた花はすぐ散ってしまい蕾の付いた
枝を花瓶にさして置いたら2週間以上も過ぎて少し小さめの花が咲きました。ちょっとスケッチ。


  「侘助椿」 真似して 

水道が止まると・・・

2019年02月07日 | 
  「モクレンのつぼみ」

夜中の2時半ごろトイレに起きたついでに今は使わない小便器の水を流しました。
たまに流して中に水を溜めておいた方がいいからです。
流した手ごたえが妙な感じだったので見ていると水が流れっぱなしです。
ここで水が止まるはずと上についているネジを回そうとしてもしばらく使っていないネジが
回らない。流しっぱなしと言う訳にもいかないので外にある止水栓を閉じることにしました。
夜中の3時前パジャマにコートを羽織って懐中電灯で照らしながら止水栓を回しました。
水道メーターも止まったのでこれでOK。
さて、手を洗ってと思ったら水が出なくて手が洗えない。もう~っ!
もう一度眠る気にならなくなってコーヒーでも入れようとしたら当然ですが水が出ない。
ペットボトルの水を沸かしてコーヒーを入れてテーブルへ。
チョットこぼれたので台布巾で拭こうとして布巾を洗えない事にまた~・・・。


断水! 災害などでよく聞きますが、これは想像以上に大変な事だとやっと実感しました。
棚の下にはペットボトルの飲料用が10ℓと期限切れのペットボトルの水が20ℓあります。
しかしいざとなったらこれだけでは・・・どうなるのかしら・・・

朝一番に水道屋さんに電話です。
長年お世話になっている水道工事屋さんはいつもすぐ来てもらえます。
ところが電話が繋がらない。
ご近所に電話して聞くと「この頃病気がちで体調のいい時だけの仕事みたいよ」と。そこで
「水道局に紹介してもらった方が確かだと思う」という話も出て早速お客様相談センターに電話すると
我が家の地区にある修繕センターを紹介してもらえました。
修繕センターに登録している工務店から来てくれるようです。
紹介された工務店でははじめに料金説明があって時間の打ち合わせ。夕方には来て貰えそうです。

昭和58年築の家なので住人同様あっちこっちガタついて修繕することが増えてきました。
直していただける事が決まると勝手なもので今度はお財布が軽くなりそうなのが気になりはじめるのです。



京杭大運河(けいこうだいうんが 中国)

2019年02月05日 | 中国の想い出
 「大運河」 ハガキ


昨夜のテレビで大紀行「京杭大運河」を観ました。
北京から杭州まで1794キロ続く世界最長の運河です。
普段は新聞のテレビ欄をあまり見ないのですが、何気なく見ると「京杭大運河」の文字。
私がずっと憧れている運河です。これは見なくてはと。
1400年前隋の皇帝によって作られそれ以後も都の移転などもあって途中のルートの変更など
されながら現在も水運の動脈として利用されている運河です。
番組で紹介された杭州、蘇州、揚州、北京は訪れたことが有り懐かしくもありました。


  「大運河 揚州」ハガキ


20年程前、夫が中国に単身赴任していた時、私は何度か陣中見舞いと称して出かけていました。
上海から高速バスで夫の街まで6時間余り、長江沿いの道中は魅力的な風景ばかりでした。
その途中でずっと続く菜の花畑の中を川のような運河のような狭い水路があり押し合うように
多くの船が行き交うのが見えました。あれは何だろう?普通の川ではないことは感じました。
バスは普通の中国のバスなので日本人は誰もいず誰にも聞けない。
当時はスマホはもちろん、パソコンだってまだ使ったことはなく旅の調べ物は案内書の
「地球の歩き方」だけのころ、後で調べるとどうも大運河のようでした。
1ヶ月を夫の赴任先で過ごして帰る道中でもあの運河は気になりました。



それから何年かして夫と蘇州、杭州、旅することになりました。
私は蘇州から杭州への移動を大運河を船で行くことを楽しみにしていました。
船で夜を過ごせばホテル代の節約にもなるし・・・。
「地球の歩き方」によると蘇州フェリーターミナルから杭州行きは毎日夕方出ていて翌朝7時には
杭州到着 二人部屋で110元から150元のはずでした。
前夜会食した夫の教え子の中国人が「聞いたことない」「杭州へはバスが一番です」というのです。
だから不安に思いながらフェリー乗り場に行くとそこは随分使われていない様子。
男性が一人居るにはいましたが話が通じない。
切符売り場らしい扉の張り紙には4月中旬に運行開始されるようなことが書いてありましたが
その紙の古さから「これって今年の事?」と思えました。

どっちにしても船には乗れないのだからバスターミナルから杭州行きのバスに乗りました。
蘇州から杭州への高速バスは頻繁に出ていて豪華バスでも72元(約1,000円)2時間30分で到着。
結局いつからかは不明ですが杭州行きの船便は廃止されたのだそうです。

豪華でなくてもいい、早くなくてもいい、整った杭州のホテルでやっぱり船旅がしたかったと
残念に思っていました。
ネットがうまく使えたらもっとよく調べられたはずでこんなことはなかったと思います。




 「蘇州 寒山時付近」

 「揚州」


 「揚州」


想いが叶わなかった京杭大運河、番組は期待した船旅ではありませんでしたが、ゆっくりテレビで
想い出を重ねて楽しむことができました。

※ バス料金などは10数年前の値段です。

寒明けに 寒鯖

2019年02月04日 | 動物、魚


立春の朝、自転車で歯医者さんへ。
風は冷たくないのでやはり立春なのかと思います。
歯医者さんで次回の予約をして近くにある生鮮食品が格安のお店を覗きました。


目的はミカンと野菜です。
そこで魚売り場に並んだピッカピカで丸々の鯖に立ち止まり、一匹350円買いました。
立春ですが表示は「寒サバ」です。
サバはこの頃健康にも良いともてはやされていますが、私はずっと前から大好きです。

二枚におろして片身は塩焼きか味噌煮に、もう片身はしめ鯖にします。
しめ鯖はたっぷりの砂糖をまぶして1時間、洗ってたっぷりの塩で1時間、そのあと酢につけて
30分位したらラップに包んで冷凍庫で1日以上置いてから解凍して皮と骨を取って食べます。
本当はすぐ食べたいのですが寄生虫のアニサキスが怖いので冷凍します。
たとえ寄生虫を食べたとしても九割の人は症状が出ないままだとか。私のくじ運は悪いのにこんな
時は残りの一割に入りそうな気がします。
味は落ちても安全安心には代えられません。冷凍には弱いと聞くアニサキスやっぱり冷凍です。


昔の事、知人の兄が手術のために入院した時、急きょ手術時間が遅らされて、その原因が
名古屋で公演中だった森繁久彌さんのアニサキス緊急手術だったそうです。
有名人ならきちんと処理されたものを提供されていたと思うのですが、それでもあるのですね。


冷凍庫に収まったしめ鯖、明日か明後日・・・下戸の私はこれでご飯をいただきます。

きょうは節分

2019年02月03日 | 日記




節分には豆をまき、鰯を焼いてのっぺ汁を食べるのが子供の頃からの習わし。
結婚してからも私風を続けて子供が独立した今も変わらない。
変わったのは「歳の数だけ豆を食べる」と言う事とあまり盛大に豆をまかなくなったこと。
76個も豆を数えるのは面倒ですし、盛大にまいた豆を片付けるのも大変ですから。

牛蒡と椎茸、里芋と人参と油揚げが入った具沢山ののっぺい汁は好きなのでたくさん作り
翌日にもいただきます。焼いた鰯には白いご飯が合うと思うのに・・・やはり買うのかしら恵方巻。
子供の頃にはなかったことですが皆さんが食べているとなると食べないのも何だか
世の中に置いて行かれる気もします。さて、どうしたものか・・・



   


友人ご夫妻のこと

2019年02月02日 | 
    

アジサイとサンキライのドライフラワー



天気予報が週末は暖かで良い天気になると伝えていたので、ほんとに久しぶりにリハビリ中の
友人と会う約束をしました。
友人は一年ほど前に病を得て半身が不自由になりご主人の介護を受けてリハビリ中です。

今日は友人のご主人の車で公園へ、そして一緒にお昼を食べました。 
車から車椅子への移動、食事中の細々とした介助までご主人の行き届いた介護に私はただ見とれて
いました。友人は使える左手でコロッケもサラダもスープも食べられる。こぼしたものも口のまわりも
ご主人の手が素早くふき取ってすっきり。
私には少ししか聞き取れない言葉も理解しようとされる姿勢に感動でした。

友人がまだ元気だったころ「何をしている時が一番楽しいか」という話になり
友人は「仕事や散歩、何でも主人と一緒にいる時」と言いました。正直私には驚きでした。
そして今、妻のために何ができるかいつも考えているご主人とすっかり任せて穏やかな表情の友人。
日常は厳しいことが多くても今お二人は幸せなのだろうと思いました。

それぞれの晩年、どの形が幸せなのか・・・お独りさまの私はヤッカミ半分・・・
「枯れ木に花を咲かせましょう」と心は花咲かババちゃんで晩年などはまだ遠い先と思うことにしました。

へちま薬師さんから含笑寺さんへ

2019年02月01日 | 風景
へちま薬師東充寺


毎月初めに絵の会の部屋を確保する抽選会に参加します。
くじ運があまり良くない私ですが、今月は順調に行って無事確保できました。
手続きを済ませて外に出ると快晴、風は冷たくても2月の光は暖かい気がします。

時間も早いので近くにある「へちま薬師」に寄ることにしました。
ここは寺町と言われる一帯で多くのお寺が並ぶなかにある「へちま薬師東充寺」。
乾燥したへちまで痛い所をさすってご祈祷していただくと平癒すると言われていて
あちこちにへちまが置かれ今も信仰を集めているのが分かります。
私も膝の不調を何とかしたくてへちまは買いませんでしたが、線香と蝋燭をお供えして
煙を手に受けて膝をなでてよっくお願いしてきました。




へちまが沢山吊るされています


お堂の上には平成元年に奉納された大相撲の小錦関の絵馬もあります。
膝の痛みに苦しんでいた小錦さんは絵馬奉納の次の次の場所に初優勝だったとか。
その右手には江戸時代(宝永五年)当時の小錦の奉納絵馬も。
痛い時は、お願いしたくなるのはみんな一緒だなと思えます。





へちま薬師さんの近くに私が10年近く通った含笑寺もあります。
ここでは本堂で月に一度開かれていた「含笑寺長屋らくごを聴く会」があり身近に本物の落語が
聞ける場所でした。昭和42年に始まって大家さんとして主宰されていた話芸研究家の関山和夫さんが
亡くなられる平成25年まで続いていました。
この会が始まった事を新聞で知った頃は私はまだ子育て真っ最中。
随分たっての子供の手が離れたころから楽しみに通いました。
本堂は畳敷き、冷暖房は無くぎっしりのお客さんで夏は暑かったし冬は寒かった。それでも会員制のその会
に入るのには退会者が出るのを何年か待つほどの人気でした。
柳家小さん、桂米朝、桂文枝 東西の名人を目の前で聴ける素晴らしい会、終わって帰る道々もずっと
落語の世界に浸っていました。
私が通うようになって10年ほどたったころ腰痛が始まって畳に何時間も座っておられなくなったうえ
聞こえが悪くなってきて残念ながら退会しました。

静かな門の前に立つと太鼓の音や「なかいりでございます おひざおくりをおねがいいたします」
とよく通る声が聞こえてくる気がして懐かしさいっぱいになりました。

  含笑寺

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