放浪のページ別冊ブログ

キャンプ・ツーリングに林道ツーリング。スキーや食べ歩きも。ホームページや巡礼と芸術の別ブログもあります。左下のリンクで。

2023筑波山ツーリング

2023年12月22日 18時17分14秒 | ツーリング関東


12月10日。日曜日。あたたくなるとの予報なので、茨城県の筑波山にツーリングにゆくことにした。目的地は関東の清水寺とよばれている西光院だ。国道を北上して茨城県にはいり、スーパーのトライアルでトイレをかりた。



国道125号線をゆくと筑波山がみえてきた。今回の相棒はDR650RSである。今朝はキック6回で始動したが、暖機中にエンジンがとまってしまった。さらにキック3回で再始動だ。気温が低いせいか、走りだしてもアイドリングが不安定で、信号待ちでストールしてしまう。二車線道路の追い越し車線でエンジンがとまってしまったから、うしろの車に手をあげて、バイクを押して路肩に移動した。信号が青になったタイミングだったから、冷汗をかいたぜ。その後はキック4回で再スタートだ。アイドリングはスクリューをまわして上げておいた。



筑波山のふもとまでやってきた。ここから県道42号線で筑波山にのぼり、山腹をまわって山の西側にむかう。



2輪通行禁止の県道236号線との交差点までゆくと、道が五差路か六差路になっていて、どちらにすすめばよいのかわからなくなった。ロープーウェイにまがってゆくところだ。



地図を確認して、細い道の県道42号線をすすんだ。



その県道42号線はものすごい急坂の下りだ。路面に溝がほってあり、しかも道がせまい。ローギヤでエンブレをきかせてくだる。上の画像がその路面で、写真ではその急さがつたわらないが、すすむのが不安になるような道だった。



急坂は2キロくらいだろうか。その後は道幅もひろがり、走りやすくなった道で山をくだってゆく。ふもとには果樹園があって、柿を買いに来ている人たちでにぎわっていた。



先日ひさしぶりにDR650のオーナーズ・クラブの集まりがあった。その席でセローばかりに乗っていて、DRは走らせていないのではないかとの指摘があったが、2台とも週に1回は動かしているのである。しかしセローにくらべると、DRはキックだし、ストールもする。重いし、振動も音もおおきいから、まことにあつかいづらい。でも、そのワイルドさが魅力ではあるのだが。



すすんでゆくとパラグライダーがたくさんとんでいる。30人は空にちらばっていたのではなかろうか。そしてハングライダーも1台空をまっていた。



小幡の交差点ちかくに蕎麦屋があった。昼時だし、ほかに食事処はなさそうなのでここに入ることにする。中津川というお店だった。



店にはいって席につくとお茶と先付けのような料理をだしてくれた。こういうのがうれしい。



海老入りかきあげ天そばの大盛りをおねがいする。1500円+300円だ。



常陸秋そば。新そばの手打ち。



かきあげが分厚かった。箸でつかみづらいほどのボリュームだ。海老がおおい。



小さな炊き込みごはんがつくのもいい。大盛りはいらない量だった。



小幡の交差点からフルーツラインにはいるとパラグライダーのスクールがあった。だからたくさんのパラグライダーがとんでいたのだ。県道から山道にはいり、東筑波ユートピアという施設のとなりにある西光院に到着した。



あるいて境内をすすむと本堂がみえてくる。崖の上にたつ、懸崖づくりという様式で、景色がよいので関東の清水寺とよばれている。本堂の舞台からは真壁の町を見下ろし、遠く霞ヶ関まで見ることができた。しかしここは地元の方の信仰の場であるので、撮影禁止、飲食禁止、ペットを抱いての入場も禁止、ヤッホーと叫ぶのも禁止、などと注意書きがでている。マナーのわるい人がたくさん来たためだろう。



本堂からの撮影は禁止なので、本堂のわきの木のあいだから見える風景を記録した。



西光院から北にすすみ、真壁の町に山をくだることにした。



県道41号線、県道132号線で筑波山の北から東をまわり、下妻にむかう。ガスをいれると燃費は19、3K/Lだ。



道の駅・まくらがの里・こがで休憩するとヨンフォアが3台ならんでいた。真ん中は純正の紺ではなくて黒だ。やんちゃ系のカスタムで、わたしの好みではないな。



この日の最高気温は19℃だった。
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2023千葉トランポツーリング4

2023年12月08日 17時30分35秒 | ツーリング関東


国道465号線で内房の海岸線にでて、海沿いの国道127号線を南下する。この道路からはダイナミックな海岸線がよくみえた。道の駅きょなんで休憩して、となりにある千葉の地場スーパーのオドヤをのぞいた。格安の海鮮丼があって昼食はこれにしようかと考えたが、この先に気になるお店があるのでやめておく。道の駅きょなんは空いているから、次回はここで車中泊をして、刺身などをオドヤで買い、ひとり宴会するのもよいなとおもったりした。



豊岡海岸にたちよった。



走りながら海を見るのではなく、バイクをとめてながめたかったのだ。



館山を通過して洲崎にむかうと、行きたかったお店の『多津味』に到着した。多津味は2010年『何房サイクリング完結編』と2015年『2015年初キャンプ千葉ホーリー・ウッズキャンプ場3』で利用している。とてもおいしかったので再訪したいとおもっていたのだ。



店内にはいりメニューを見て黒潮定食をたのんだ。前に来たときもそうしたと記憶していたので。しかし帰ってからたしかめてみると、以前は上から2番目の潮騒定食にしていたのだった。



料理はたいへんな手際のよさで提供された。上の画像はすべてがそろった状態だが、まず刺身と小鉢がきて、サザエのつぼ焼き、天ぷら、とつづく。



茶碗蒸しと小鉢。



刺身はサゴシ(サワラの子)、ソーダカツオ、カンパチ、イトヨリダイ。イトヨリダイははじめで、白身で淡白。ソーダカツオは船釣りをしていたときは外道としてすてていた。でもこれはうまかった。ソーダを見直したよ。



アジのたたき。たっぷりとあるのがうれしい。小型なら二尾で大型ならば一尾分だった。



サザエは肝まで引き出してから炊いてあった。飾り包丁がはいっていてたべやすい。上品な味つけ。



海老天の下にアジのてんぷらがある。料理はとてもおいしかった。そして絶妙にタイミングでごはんのおかわりなどに気をくばってもらえる。8年もこなかったのが悔やまれるクオリティーだった。



デザートのメロン。これはたいしたご馳走である。



贅沢したな。でも8年ぶりだからいいでしょ。



来た道を引き返して、館山から国道128号線で西にすすみ、国道410号線で北上する。久留里から県道93号線にはいった。



県道をつないでゆく。



小湊鉄道の月崎駅にたちよった。よい雰囲気である。



山の中の県道は、ここが千葉とはおもえないおもむきだ。



道の駅にもどってきた。これでツーリングはおわりである。セローをハイエースにつみこむ。



バイクをタイダウン・ベルトでがっちりと固定した。



最後にお世話になった道の駅で買物をする。名産のみかんは小ぶりだったがとても甘かった。それとレンコン。
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2023千葉トランポツーリング3

2023年12月04日 18時17分09秒 | ツーリング関東


11月4日。土曜日。道の駅むつざわの朝。霧がでている。この日もたくさんの車が車中泊をしていた。この道の駅には温泉もあるし、コンビニとスーパーが隣接していて便利だから、たくさん集まってくるのだ。でもマナーに気をつけないと、車中泊はあやうくなってしまうとかんじる。



となりのバンの人が荷物の整理をする音で目がさめた。朝食はカップ麺だ。



駐車場のいちばん隅が空いたので移動する。ここはバイクを横においておくことができるベスト・ポジションだ。



この日もセーターを着て走りだす。やはり手はつめたい。県道150号線で南下して大多喜にでた。夷隅川の橋の上から川や山なみを見ると、霧が晴れてきていた。



国道465号線で西にすすみ、ツーリング・マップルで、千葉で唯一ダートの表示がある大福山林道にむかう。目印はくらたまトンネルで、林道の入口には警備員さんがいて、私が侵入しても何も言わないが、トランシーバーでどこかに通信をしていた。



山をのぼってゆくと丁字路があり、直進方向はトンネルで通行止めだ。トンネルの先には倒木が見える。右折してすすめるが、ここに警備員さんがいて、どこまでゆくの?、と聞く。この先にジャリ道があるんですが、そこをはしりたいんです、と答えると、このまますすめばダートになる、とのこと。工事をしているんですか?、と問うと、工事はしていない、とのこと。ではなんなんだろう。この方もまたトランシーバーでどこかに通信をはじめた。

 

上ってゆくとダートになった。



走りやすい超フラット・ダートだ。



ダートは2キロだがその間にも警備員さんがいて、トランシーバーで通信をしている。



ダートの途中に大規模な産廃場があった。だから警備員さんがたくさんいたのだとおもう。



ダートの終点から大規模な産廃場を見下ろす。ゴミの埋立地は必要なものだが、あまりにも広大な土地の山をけずり、谷をうめてつくっているから、かなしくなってきた。ここは産廃銀座なのだ。

この先は舗装林道がつづくので、来た道を引き返すことにした。また2キロのダートをはしって山をくだってゆくと、どこまでゆくの?、と聞かれた警備員さんが、ダンプカーが来るから気をつけて、と言う。警備員さんたちは、この細い林道の交通の安全を確保するために、トランシーバーでやりとりをしているのだとわかった。あのダートをダンプも通っているのだ。山をくだってゆくとダンプとすれちがう。産廃銀座と警備員さんの人の良さとの落差が、なんだかわりきれない気持ちにさせる。千葉のダートは複雑だ。
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2023千葉トランポツーリング2

2023年11月28日 16時53分35秒 | ツーリング関東


飯岡から県道30号線で海岸線を南下してゆく。九十九里ビーチラインと名のつく道だが、海はほとんど見えない。今日はローカルな県道で飯岡までゆき、別の県道でもどるプランである。九十九里の田舎道をツーリングしたかったのだ。

昼時となった。この日の食事処は決めていた。九十九里町にある『ばんや』という漁師がやっている海鮮料理店である。以前タレントのぐっさんが、千葉をツーリングするTV番組を見たのだが(バカリズム・大人のたしなみズム)、そこで紹介さされていたのがこのお店だったのだ。ぐっさんはトランポにDR650SEをのせてツーリングをしていて、私もおなじバイクを所有しているし、トランポツーだから、とても親近感をおぼえたのである『ぐっさんのバイクはDR650SE』。それでこの店にいってみたかったのだが、ついてみると行列している。人気店で三連休だからなのだろう。これではどのくらい待つのかわからないので、残念だがあきらめることにした。このお店は天気の悪い日をねらって、再チャレンジをしてみたいとおもう。



ばんやの周辺には海鮮料理店がたくさんあった。行列している店も散見される。そのなかであまり混んでいないが、店構えでひかれるところのあった『よし乃寿司』に入ることにした。13時すぎだった。



よし乃寿司はカウンターと小上りのあるお店で、カウンターに案内された。大将がたつ冷蔵ケースの前の席である。九十九里にきているので、まず焼きはまぐり1100円を注文する。はまぐりは6個でてきた。小ぶりだが味はよい。



さらに九十九里名物のイワシの刺身天ぷら定食1463円もおねがいした。



イワシの刺身は大好きなのだ。さすがに鮮度がいい。



イワシの天ぷらは3個もあり、ふわふわだ。ひとつは大葉とあげてある。よし乃寿司、長く商売をしている個人店だから、すこし癖はあるが、おいしかった。



ふたたびローカル道をゆくと、伊能忠敬の生誕地の案内があったので立ち寄ってみた。生誕地は公園になっている。伊能忠敬はこの地で生まれ、佐原で商売をしたあとで、日本地図の作成をしたそうだ。



東金で給油をする。燃費は50K/Lだ。茂原を経由して道の駅にもどってゆくと、木の切り株にカラスウリがまきついていた。



まるで芸術作品のようだった。



15時すぎに道の駅むつざわにもどってきた。駐車場は混雑している。車中泊をしそうな自動車がたくさんとまっているが、中には車の横に椅子とクーラーボックスをだして、酒を飲んでいる人もおり、車中泊が禁止されそうな嫌なかんじがした。

今夜もここで車中泊をするつもりだ。道の駅には温泉が併設されているのではいりにゆく。料金は800円だ。お湯は茶褐色の泉質で、内湯に露天風呂、ミストサウナがある。風呂も混んでいた。

風呂からあがると駐車場は満車状態になっていた。道の駅のむかいにあるスーパーのカスミで買物をする。いろいろな刺身のはいっている盛り合わせ(切れっぱし)と、牛肉と酒をかってきた。刺身はタイのコブ締めがまじっていて398円(税別)。カップ酒は激安の83円だった(おなじく税別)。



車内でひとり宴会を開始する。ハイエースのフロアに寝床をつくり、その枕に胡坐をかいてすわって飲むのだが、これがたのしい!



刺身だけでお腹がいっぱいになってしまったのだが、牛肉も買ってしまったので焼いてたべる。



肉はグリルで余分な脂を落としながら焼くのがおいしいのだが、後始末の楽なフライパンである。味つけは焼肉のタレだ。機嫌よく焼酎の水割りを飲んでいると、いつの間にか眠ってしまっていた。2023年シーズン33日目の車中泊。
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2023千葉トランポツーリング1

2023年11月24日 17時34分33秒 | ツーリング関東


11月2日。三連休の前日。千葉にトランポ・ツーリングにでかけた。夕方に自宅をでて千葉にむかう。



道の駅むつざわスマートウェルネスつどいの郷(名前が長すぎるので以降、道の駅むつざわ、と表記)で車中泊をした。夜はよせ鍋とセブンイレブンのさばのおろしポン酢で一杯である。このさばのおろしポン酢が秀逸だった。焼いたサバにポン酢で味つけした大根おろしと、なめこをかけた一品。冷製だ。2023年シーズン32日目の車中泊。



11月3日。金曜日。道の駅むつざわの朝。霧がでている。当日はたくさんの車が車中泊をしていた。



道の駅はできたばかりのようでとてもきれいだ。



今日は道の駅に車をとめさせてもらう予定だが、日中は混雑が予想されれるから、どこに駐車しておくのがよいか歩いて検討する。



駐車場の奥に空いているスペースがあったのでここにとめることにした。セローをおろして出発する。茂原に北上してゆくが、スリーシーズンのグローブををつけた手がつめたかった。



茂原の市街地を通過して県道14号線の茂原街道にはいり、アリラン・ラーメン(千葉県独特のラーメン)のお店、八平をチェックした。まだ朝が早いからお店は営業していない。そのうちたべにきたいとおもう。

  

県道をつないで土気(とけ)にむかう。土気はバブルの時代にチバリー・ヒルズとよばれ、豪邸がならんでいた土地だ。



土気にはクスの街路樹がならび、街路樹百選と地図にあるので見にきた。たしかに見事な木々である。



土気をでて九十九里方向にすすむ。県道沿いの個人のかたのお庭に、アートがあるのをみつけてバイクをとめた。



生け花のようなものかとおもったらさにあらず、自然物だった。ススキよりも大きいから、蒲の穂のようなものだろうかとおもったら、カーデニングがすきな家内に、パンパスグラスという植物だとおしえてもらった。近年流通するようになったそうで、私は気づかなかったが、我が家にも穂の部分がかざられていたのだった。ちゃんちゃん。



海沿いの道から1本はいった県道123号線、122号線で銚子方向にゆく。交通量のすくないローカルな道をゆくが、のんびり走りたいのに、ペースが速いのが残念だ。道路沿いには、千葉の人がこのむ槙の生垣が点在していた。



刈り入れ間際の田んぼがあったのでバイクをとめた。千葉には毎年のようにキャンプ・ツーリングにきていた。しかしキャンプ・ブームで野営場が大混雑するようになってから、足が遠のいていた。でもゆきたいところはあるのだ。そこで今回はキャンプのかわりに車中泊で、房総をはしることにした。



この日の折り返し地点と考えていた飯岡灯台に到着した。



展望台にのぼると飯岡港がみえる。



飯岡の町も見下ろせた。



太平洋もひろがっている。気温があがり暑くなってきた。



眼下にみえていた飯岡漁港にいってみた。



堤防釣りをしている人たちの釣果をのぞくと、あまり釣れていない。ハゼやカワハギなどがわずかにつれている程度だ。



釣果はともかく、釣りをして1日をすごすのもいいものである。



漁港から北にある屏風岩にあるいてみた。



飯岡沖でアイナメ釣りをしたことがあった。あれは山一證券が破綻した日だったことをおもいだす。あれからたいへんだった。今はおちついて生活ができているが、バブル崩壊、リーマン・ショックと、しばらくは必死だったっけ。これを読んでくれているあなたも、そうだったのではないですか?

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2023群馬県上野村・峠のうどん藤屋ツーリング

2023年10月10日 17時10分31秒 | ツーリング関東


群馬県の山奥、上野村に以前おいしいうどん屋があった。藤屋という人気店だ。何度も食べにいったのだが、じっさいに食事ができたのは2回だけ。11時開店なのだが、手打ちのため数がかぎられていて、12時すぎで完売ということが何回もあった。それではと時間前にかけつけると、店が泥棒にはいられて、臨時休業なんてこともあった。



そのうち店主が高齢のため店は休みがちになり『2006うどんをもとめて林道ツーリング』、



ついには閉店となってしまった。上の画像は2020年11月のものだ。



その峠のうどん藤屋が再開されたと聞いて、さっそくたべにゆくことにした。まず道の駅上州おにしで休憩する。気温は27℃だ。



道の駅には木造校舎の学校が保存されていた。



学び舎の前に『かんな秋のアート祭り』の案内がでている。



入場は無料とのことで見学させてもらった。



室内には前衛的な作品が展示されている。



かんな秋のアート祭りはここだけでなく、あちこちの会場でひらかれているとのことだった。



峠のうどん藤屋は国民宿舎のやまびこ荘のむかいにある。県道45号線の旧道沿いだ。売り切れが懸念されるので当日は11時半に予約していった。



予約時間の15分前にお店に到着した。



店頭に天ぷらうどん700円のお品書きがでていて、予約がおすすめと書かれている。



店内にはいると意外にも空いていた。バイクのグループが4人にひとりの男性だけだ。予約している旨をつたえて席につくとお茶と漬物がだされた。これは以前とおなじだ。漬物はニンニクがきいていた。過去の記録をみるとこれも昔のままだ。メニューはひとつしかないから注文はきかれない。ご主人がすぐに調理にかかった。店内はきれいに改築されている。もしかしたら建て替えたのかもしれない。テーブル席と座敷席があり、バリアフリーのトイレもある。お店の大きさはおなじだが、中身は新築のようにきれいになっていた。



待望のうどんがやってきた。何年ぶりだろうか。10年はたっているとおもうが、記憶のとおりのスタイルだ。大きな天ぷらにゆでたまごのトッピング。



うどんは極太のかたいもの。歯ごたえがすごい。そしてかつお節の風味のつよい出汁だ。大盛りのうどんを往時をおもいだしながらあじわった。うどんの味は以前のままだとおもう。素朴なうどんだ。無骨なうどんが好きな人にはいいだろう。



お店をでて旧道を下仁田方向にすすむ。塩之沢峠には御荷鉾林道が接続しているが、今日はダートにはゆかずに県道をくだる。



峠からの下りは落ち葉がちらばり、苔のはえたスリッピーな道だ。ジャリ道よりもヤバイ。慎重にくだった。



山からくだってきたら暑くなった。道の駅しもにたで休憩する。



気温は34℃。あまりにも暑いので、織田家の城下町だった小幡にたちよることにする。時刻は14時で、日差しがいちばん強い時間をやりすごそうとかんがえたのだ。



小幡藩の大名庭園、国指定の名勝、樂山園に到着した。入場料は300円。



日陰がすくない。あまりにも太陽の日差しがつよいので、日傘をかりた。日傘をさすのははじめてだが、こんなに効果があるものとはおもわなかった。男でも日傘をさす人間がふえたら、私もその仲間になろうとおもう。



小幡藩は織田信長の次男、信雄からつづく家系だ。関が原のたたかいの後にこの地を家康にあたえられたとのこと。



庭園には茶室があり、



東屋もある。



回遊式の庭園である。一見の価値はあるが当日はあまりにも暑すぎた。



帰路は水分補給をしながらバイクをはしらせる。夕刻になっても気温はさがらない。暑気のなかをおよぐようにバイクでかえった。燃費は20、2K/L。
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2023群馬・ささの湯ツーリング

2023年08月07日 20時12分07秒 | ツーリング関東


群馬県片品村にささの湯という温泉がある。スキーにいった際に何度か利用したのだが、お湯がぬるいのが特徴だ。日によっては、内湯につかっていてもあたたまらないときがあるほどで、露天は冷たくてとても入れない。その温泉が夏はどうなっているのか知りたくて、たしかめにゆくことにした。



今回の相棒はDR650RSである。この日は気温が37℃になる予想なので、なるべく山をとおってゆくようにコースを設定した。まず上毛電鉄の赤城駅で休憩する。気温はすでに33℃にたっしていた。



駅前にはこんな看板がある。若者が見なかったらそっちのほうが問題でしょう。それにいまはネットで見られるよ。



国道122号線をすすむとレトロな食堂がある。双葉食堂だ。ここはいつか利用したいとおもっている。



道の駅くろほねやまびこによる。



日差しがつよく、すでに日影でないと辛いほどになっていた。



県道62号線で赤城山の東をぬけてゆく。この高原道路はすずしい。とくにトンネルの中はひんやりとしていた。



山道を50キロでゆっくりと走る。30年物のDRで飛ばす気にはなれないし、そもそもスピードをだしたいとは思わなくなった。



峠をこえて国道120号線に下ると気温は32℃になった。時間があるのでスキーのホームグラウンドのホワイトワールド尾瀬岩鞍にゆくことにする。



この時期のゲレンデはキャンプ場になっている。今日は暑いですね、とスタッフの方に声をかけられたが、たしかに気温はあがっていた。



岩鞍湧水をくませてもらう。冷たくておいしい。



道の駅かたしなに昼食をとりにゆく。



村民キッチンでしょう油ラーメン850円とねぎチャーシュー飯ミニ400円にした。



しょう油ラーメンは今風のビジュアルをもりこんだもので、お洒落だ。さっぱりテイストで味はよいが、スープの温度がひくくて麺がほどけていなかったのが玉に瑕。



ねぎチャーシュー飯はネギと塩ダレがあっていておいしかった。



村民キッチンの風景。奥にならんでいる人たちはレストランの利用客。レストランのほうがメニューが豊富で人気だが、素朴で待たずにたべられる村民キッチンが好みだ。



ツーリングの目的地のささの湯にやってきた。料金は600円だが割引券をもっているので500円になった。それにロッカー代が100円だ。



さっそく内湯につかるがあたたかい。冬はぬるいのに夏はふつうの温度だ。冷泉ですずしかろうとおもってきたのがはずれてしまった。つかっているとゆだってくる。



露天もあたたかい。でも外湯は気持ちがよくてここでゆっくりとすごした。



湯をあがって脱衣所にゆくと温泉の説明があった。ささの湯は完全な源泉掛け流しのため、夏は適温、冬はぬるめとなるとのこと。特に冬季の露天はかなりぬるくなるが(冷たくてはいれない)、それが天然温泉の証拠とのことだった。納得。



受付の前にはサービスの大根があった。



めずらしい赤い大根を1本いただいた。この土地の大根だろう。



ささの湯の駐車場でフォーク・ブーツが裂けていることに気づく。これは交換しなければならないな。純正品がのこっているだろうか。



往きにも通った県道62号線で赤城山の東を南下し、根利の農産物即売所にたちよった。



目的はホワイト・トウモロコシ。



1本100円と破格のトウモロコシを5本ゲットした。



すずしい高原地帯をぬけて、下界の大間々駅にやってきた。



わたらせ渓谷鉄道の車輌をながめながら休憩する。



レトロな客車もあった。



大間々は32℃だが、この先の群馬県の伊勢崎、太田、埼玉県の熊谷は日本有数の高温地帯で、今日の最高気温は37℃の予想だ。体とこころをととのえて、炎暑の地域の走行にそなえる。



覚悟して走りだすと思ったほど暑くなく、ふつうに走行することができた。



帰宅後はホワイト・トウモロコシをゆでる。即売所の女将さんの言ったとおり、水から茹でて沸騰して3分で火をとめた。トウモロコシは家内に大好評だった。



赤い大根はスライスして味をみると、とんでもなく辛い。しかしポン酢をかけてしばらくたつと、辛味はきえて、さっぱりとした一品になった。白いものは家内がふりかけたシラスだ。燃費は23、6K/L。
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2023群馬ぎょうざの満州ツーリング

2023年05月10日 17時20分31秒 | ツーリング関東


4月29日。土曜日。GWの初日にセローで群馬県にツーリングにでかけた。大間々の北にある道の駅くろほねやまびこで休憩する。



道の駅ではイベントをやっていた。



つきたての餅でつくった山椒餅と、



こんにゃくをいただいた。山椒餅ははじめてたべたが、ぴりりとしてよき味だった。



道の駅をでて赤城山の東を北上してゆく。山には花がのこっている。



八重桜が満開だった。



ピークをこえて根利にくだってゆく。



根利から国道にでると老神温泉である。老神温泉ではゆきたい温泉宿があった。



埼玉や都内西部で中華チェーンを展開している『ぎょうざの満州』が運営している東明館だ。ここはスキーのかえりに何度か立ち寄ろうとしたところである。しかし国道からどれくらい入るのかわからないし、路面の状況もよめないので自粛していた。今回はバイクで雪道ではないからたずねてみたのだが、道は狭くて上りもきびしかった。



東明館にはぎょうざの満州があり、温泉ともども宿泊していなくとも利用できる。



ぎょうざの満州にはいり、まずはぎょうざ280円をたのむ。それにスープつきの大ライス250円。ここには定食の設定がないから、単品で注文した。



ニラとモヤシの玉子炒め480円もたのんだ。合計で1010円。

  

まちがいのない、いつものおいしさだった。帰りにお店の方にたずねると、冬の山道は凍結もあり、四駆のスタッドレスでないときびしいとのこと。私のFRのハイエースでは無理だなと結論がでた。冬以外の季節にまた来ようとおもう。つぎは泊まりでね。



東名館までの道には時代をきざんだ神社があった。二荒山神社だ。



平川から県道64号線にはいった。オグナほたかスキー場があるのでようすをみにゆく。途中には桜がさいていた。



オグナほたかスキー場は県道の入口から6キロもあり、上り坂もきびしい。途中の山道には別荘がならんでいて、こんなところにとおどろいてしまった。



別荘地には枝垂れ桜がさいていた。



桜の下には水仙と、



ムスカリもさいていた。



人気の立ち寄り湯、花咲の湯には鯉のぼりがおよいでいた。



天王桜にゆくと花はおわっている。



天王桜のとなりの桜には花がのこっていた。



近くにあるオキノ桜にもたちよるが、こちらの花もおわっていた。



大人気だと評判の道の駅、川場田園プラザにやってきた。車の駐車場は満車だ。



たくさんの観光客がきている。



広い敷地にいろいろな店が点在していて、買いたいものもあるがバイクでは無理だ。



温泉も隣接しているからそのうち車中泊をしにこようとおもう。



川場から南下してもつ煮の永井食堂にやってきた。



みやげのもつ煮をゲットした。1000円である。



セローでハードにはしったツーリングだった。燃費は45K/L。
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2023佐野DR650RS部品取り車ツーリング

2023年04月30日 21時32分39秒 | ツーリング関東


4月23日。日曜日。2023年の初ツーリングにでかけた。目的地は埼玉、群馬、茨城、栃木の各地である。まず埼玉県の道の駅『かぞわたらせ』にむかうと、まちがえて道の駅『童謡の古里おおとね』についてしまった。今回の相棒はDR650RSである。今回はDRでなければならない目的地があるのだ。朝は肌寒かったのでオーバー・パンツをはいてきたのだが、気温があがってきたのでここでぬいだ。



道の駅かぞわたらせにむかうと、ツバメがとんでいて、田んぼでは田植えをしていた。



道の駅の近くには、埼玉、群馬、栃木の3県の境界があるときいていて、ぜひたずねたいとおもっていた。道の駅に案内があり、450メートル先にあるとのことであるいてゆく。



三県境は田んぼのなかにあった。



小さな水路の合流点だが、ここはむかし川だったそうだ。



旧渡良瀬川に旧谷田川と説明がある。



道の駅には加須の名産の鯉のぼりがおよいでいた。



展望台からは渡良瀬遊水地が見わたせた。



駐車場のDRの横にとまっていたのはZⅡだ。CRキャブにオイルクーラー、集合管としぶくいじられていて、私もZにのっていたらこうしただろうなとおもえるスタイルである。Zのオーナーがかえってきて、互いに相手のバイクをみる。同年輩の人だ。何もはなさなかったが、古いバイクにのる者同士でつうじあうものをかんじた。キックでエンジンをかけて、ZⅡ氏よりも先にでた。



埼玉県から群馬、栃木とめまぐるしく県をこえてすすむ。やがて去年サイクリングにきた際にみつけた藤岡町のバイク・ショップについた。ここにDR650RSの改造車があったので、またきたいとおもっていたのだ。



店の方がでてきてくれたが、修理や接客で忙しそうだ。このバイクについて聞きたかったが、とてもそんな雰囲気ではなかった。日曜日だものね。



DRはラリー仕様に改造されている。マフラーがかえられているのは知っていたが、サイド・スタンドも上の位置につくようにして長いものにしてあった。



ファラオ・ラリーの参加ステッカーだろうか。ライダーはイマムラという方のようだ。もう何年もうごいていないようなので、ゆずってもらえるかもしれないとも考えたのだが、ご縁がないようだ。それにDRのキックを何年もつづける自信もなくなっている。先日長野の八方尾根スキー場で足をいためてしまったのだが、一週間はまともにあるけず、二週間はDRのキックがふめなかった。だからDRがふえなくてよいのかもしれない。昨年のサイクリングについては『2022渡良瀬サイクリングDR650RSをみつけた』をどうぞ。



栃木市大平町にあるお気に入りのラーメン店、小三郎にやってきた。



開店は11時からで、11時6分についたが10組ほどならんでいて、30分まって席に案内された。繊細で淡いあじわいのラーメン750円と、



ニラのきいた野菜餃子300円を注文する。



ラーメンがとても淡い味なので、餃子にまけてしまうのが難。でも餃子がないのはさびしいから、なやましいところだ。



佐野にむかうと慈覚大師、円仁の生誕地の案内がでていたのでたちよった。



県道からほそい道を100メートルほどすすんだところに生誕地はあった。



円仁は比叡山延暦寺が本山の、天台宗の第3代座主になった高僧だ。



円仁の生まれた場所はきよらかな土地だった。



県道を佐野にむかう。昭和のたたずまいののこる食堂よしだやは休みだった。



食堂よしだやはいつか利用したいとおもっている。



佐野のいもフライ店、いでいやきそば、にやってきた。ここは15年ほどかよっている店だ。佐野にくれば毎回ここでいもフライを買っているのである。いつもそうなのだが、場所がわからずにずいぶんとさがした。踏み切りのちかくにあるので、線路沿いを迷走してしまった。店はこれまではおばあちゃんがやっていたのだが、若い男女になっている。代替わりしたようだ。いもフライは1本150円となっている。ずいぶん値上がりしたなとおもいつつ注文をしようとすると、とんでもない接客を受けてしまった。ここで買うのはやめようかとおもったが、せっかくさがしてまできたので、いもフライを買った。



以前はプラスチックの容器を油紙でつつんでくれたが、そのままわたされた。これではバイクでもちかえるのはきびしいからビニール袋を5円でかう。小さなビニール袋が5円というもの高いよね。私は気持ちよく利用できるお店とつきあいたいので、この店にはもうこないことにした。

佐野から南下してゆく。茨城県から埼玉県にはいる利根川の河川敷にはヒメジョオンが群生していた。DRの調子は上々だ。DRでツーリングにきてよかった。人生ではじめてのひどい接客も旅のアクセントだ。帰宅するとDRのチェーンの掃除と給油をした。

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2022横須賀ツーリング

2022年10月23日 09時07分25秒 | ツーリング関東


10月8日。土曜日。三連休の初日。この日だけ晴れる予報なので横須賀にツーリングにゆくことにした。深山をゆくいつもの林道ツーリングとはちがって、都会ばかりをはしる一日である。



都内から神奈川にはいり、横浜をぬけて横須賀についた。横須賀には軍艦を見るためにやってきたのだ。以前はダイエーだったコースカの駐輪場にバイクをとめて、ヴェルニー公園をあるくと潜水艦がみえてきた。



奥には空母と戦艦がいる。空母はヘリコプターを搭載する出雲型の空母だろう。戦闘機が発着できるようにする予定だと新聞でよんだが、改良はもうおわったのだろうか。



こちらは米軍だろうか。イージス艦もならんでいた。潜水艦もいるね。



軍艦を見たあとはドブ板通りをあるく。



横須賀らしいスカジャンの店やハンバーガーショップがならんでいる。人気のあるハンバーガー屋には行列ができていた。横須賀にきたからハンバーガーをたべようかともおもったが、あまりすきではないので先にゆくことにする。



路上には宇崎竜童の手形があった。横須賀はダウン・タウン・ブギウギ・バンドがにあう。ヨコハマ・ヨコスカーー♪



横須賀中央駅にむかってぶらぶらとゆく。ここは三笠ビルだ。



街ではイベントをやっていてバンドが演奏をしていた。



駅のちかくで南国亭という町中華をみつけた。ハンバーガーはたべたくないからここに入ることにする。



注文したのは横須賀らしくサンマーメンだ。



サンマーメンはクイックでやってきた。細めんの野菜あんかけしょう油ラーメンだ。



餃子も注文した。こういうのがたべたいのだ。料金は850円くらい。南国亭は地元の人気店だった。



食後は観音崎にむかう。



前回ここに来たときには灯台までのぼったが、たいへんだった記憶があるからゆかない。海をながめてすごす。



観音崎から走りだして鴨居までいったが、このまま三浦半島を一周すると帰りがおそくなるので引き返すことにする。

横浜までもどるとみなとみらいにロープーウエイがかかっている。いつの間にできたのだろうかと思って帰ってからしらべてみると、今年の4月から運行が開始されている。ヨコハマ・エア・キャビンというしゃれた名前なのだそうだ。スキー場によくあるロープーウェイが港にかかっている図はちょっとすごい。



横浜、川崎とぬけて最後は四十七士の墓のある泉岳寺でトイレをかりた。燃費は42K/L。ストップ・アンド・ゴーをくりかえすとこのくらいのようだ。
コメント (2)
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