放浪のページ別冊ブログ

キャンプ・ツーリングに林道ツーリング。スキーや食べ歩きも。ホームページや巡礼と芸術の別ブログもあります。左下のリンクで。

2020只見キャンプ・ツーリング3

2020年09月16日 17時41分21秒 | ツーリング東北


2日目。5時45分におきると前のキャンパーはいなくなっていた。山にでものぼるのか早立ちしたのである。朝からむかいあってすごすのは嫌だったから、よかった。



天候は薄曇り。
 


まずコーヒーをいれた。



朝食はそばである。



乾麺を茹でて、持参の海苔をのせてざるそばにした。自分でつくったそばを、市販の出汁でたべても十分に美味しいが、昨日昼食にした、小嶋屋のそばと汁がいかにすばらしかったか、再認識することになった。

オピネルのナイフは洗ってグリップを濡らしてしまうと、ブレードの動きがものすごく悪くなってしまう。たたむと開けなくなってしまうのだ。それでネギを刻むことができなかったのが残念だった。



テントの撤収を開始する。オレンジのフライ・シートをとめているのは、古くなったトーストラップーー自転車のペダルにつける固定用のベルトーーである。



バイクに荷物を積んでゆく。作業をしていると汗をかいてしまった。



7時45分にキャンプ場をでた。朝方に雨が降ったようで路面がぬれている。只見川にでると川霧がわいていた。



災害で不通になっている只見線の大規模な工事がおこなわれていた。只見線は只見と会津川口間が寸断されていて、バスで代替輸送されているのだ。復旧するにはまだ数年はかかりそうな感じだった。



路面は濡れていたが空は晴れてきた。



滝沢天然炭酸水があったので立ち寄る。



ここの炭酸水は冷たくて美味しい。2018年には大塩の炭酸水を飲んだが、あちらはぬるかった。炭酸水をペットボトルにつめて走りだした。



滝沢炭酸水に、大塩温泉が朝7時半から営業していると案内があった。料金は300円だ。昨夜はシャワーだけだったので、ここに寄ってゆくことにする。温泉につくと、駐車場にとまっている車のナンバーは首都圏のものばかりだった。



大塩温泉は炭酸泉とのことだが泡つきはよくない。内風呂は39℃、ベランダのようなところにある露天はもっとぬるかった。しかしひなびた、雰囲気のよい温泉である。



温泉のとなりには雪上車があった。雪深い土地なのだろう。ペットボトルに入れた炭酸水を飲んで出発する。晴れてきて気温は30℃をオーバーした。



会津川口から国道400号線で南下する。



国道沿いは茅葺屋根をトタンでおおったような古い民家がならんでいて、よい雰囲気だった。



道の駅からむし会館で休憩する。ここは以前はからむし会館だけがあって、道の駅ではなかったと記憶する。



からむしは和服の高級品だ。興味があるのでからむし会館を見学した。入場料は300円だがJAFの割引で250円になった。



からむしはいらくさの繊維をとりだして、糸により、反物として編んだものだ。途方もなく手間のかかるものなので、麻よりも高級な夏用の反物である。縁があれば一枚ほしいが、超高級品なので、手がでないかもしれない。

ところで、ここの道の駅のバイク用の駐車スペースは、喫煙所といっしょになっている。バイク乗りはタバコといっしょにしておけばよいと思っているのだろうか。無神経にもほどがある運営だ。



会津田島の手前でこれからの進路を検討する。上三依から会津東街道で塩原をぬけてゆくことにするが、あらためて写真を見ると、このとき既に空は危険な色をおびていた。



国道沿いにあった会津ラーメンの『みのや』で昼食とした。道の駅たじまの近くである。



メニューを見て、会津ラーメンの大盛り700円にする。



さっぱりとした昔ながらの中華そばだった。美味しかったがこの店にはエアコンがない。びっくりしたが涼しい土地柄なのだろう。ただラーメンをたべると暑くて汗をかいてしまった。



上三依から会津東街道をゆくつもりだったが、空の色が悪くなり、塩原方面は危険だ。そこで五十里湖をゆく会津西街道で南下してゆくが、路面はぬれていて、雨があがったばかりのようだ。その雨に龍王峡で追いついてしまった。鬼怒川公園駅で雨宿りをする。



はげしい雨降りがおわり、北は晴れてきた。



しかしこれからゆく南の空の色は剣吞だ。



それでも走りだすと、隣の鬼怒川温泉駅で降りだしてしまった。この先の降水地帯を突き抜けないと、埒があかないようだ。覚悟をきめて、カッパをつけて走りだした。

このところトランポ・ツーリングばかりをしていたから、雨の中をバイクで走るのは数年ぶりだ。はっきり言ってつらい。カッパをきているからどこも濡れないが、雨は夕立のように強烈で、視界が悪く、走りづらい。雨粒の乱打をうけつつ耐えるが、ただただ悲惨な時間だった。とんでもない豪雨だった。



その大雨は大沢で突然やんだ。雨が降っていない地域にはいると、路面もやってくる車もかわいているのだ。しかし日光方向は稲妻がはしっている。そしてまた35℃の灼熱の世界になってしまった。たまらずに、休みの店の前でカッパをぬいた。



やってきた方向の空の色は悪い。しかしこの後は炎暑のなかをはしって帰宅した。
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2020只見キャンプ・ツーリング2

2020年09月10日 18時27分14秒 | ツーリング東北


十日町から小出にでると、気温は35℃だった。汗がにじんでとまらない。六十里越えで福島県只見町にむかう。山越えのルートにはススキが群生していたが、30℃以上のきびしい気温がつづいた。



国道沿いにJRの只見線がはしっている。電車が来ないだろうかと期待したが、残念ながら出会いはなかった。六十里越えトンネルをぬけて福島にはいると田子倉湖が見えてくる。



前回も感じたが湖のながめがダイナミックだ。ただガードレールがすき間のあいたコンクリート・ブロックなのが怖かった。



真っ暗なトンネルの連続する道をすすんで湖畔についた。



ダムの堰堤をあるくことができる。



田子倉ダムである。



下流には発電施設が見えた。



16時前に奥会津ただみの森キャンプ場に到着した。ここは以前は青少年旅行村だったが、リニューアルしたそうだ。バイク・ソロ・キャンプは900円である。因みに2018年は700円だった。



管理棟のすぐ横にはライダーが集まっている。



人のいるところは避けて、オートキャンプ・サイト、Dサイトの奥のだれもいない場所にテントをたてる。キャンプ場は情報どおり空いていた。



温泉のひとっぷろ・まち湯にゆくと、工事中のため今日は女性風呂だけの営業とのこと。バイクで15分ほど走ると他の湯もあるのだが、空の雲が不穏なのでキャンプ場のシャワーを利用することにした。15分で100円である。今日は暑くて汗をかいたからサッパリした。



スーパーのブイチェーンで買物をする。



テントに帰ってくると、目の前にテントをたてられてしまっていた。今日は空いているから、キャンパーは間隔をあけて設営しているのが、わからないのだろうか。かなりガッカリしてしまった。これではお互いに丸見えである。それがわからないのかな。



しかたがないのでバイクで目隠しをすることにする。



これでマシになったが、ほんとうに空気の読めない奴だ。



こんな配置である。



目の前に張られなければ、隣は中央の茶色のテントだったのである。



気をとりなおして馬刺しで飲みはじめる。

  

今回はししとうとニンニクを用意した。ステーキの付け合せにするためである。



ビールを飲み干すと会津の地酒にする。雨がパラパラと落ちてきたがすぐに止んでくれた。



ししとうとニンニクから焼いてゆく。



ここにステーキをオン!



よい感じに焼けてきた。



牛肉をまな板の上でカットする。食べてみるとこれはいける。肉はもちろんピリ辛のししとうもいいし、なによりもニンニクが美味しい。



そこでニンニクを大量に追加する。レアのステーキといっしょにあぶってたべると最高だ。味つけは塩コショーに焼肉のタレである。



熱々のステーキとニンニクを頬張り、焼酎の水割りをぐびりとやる。これがキャンプの醍醐味だ。蚊取り線香を忘れたので、虫が寄ってくるのが玉に瑕だが、気にしないことにした。むかいのキャンパーは40くらいの夫婦だった。なんとも間の悪い人間である。暗くなってからもどってきたから、互いに見えづらいのが救いだ。ふたりでぼそぼそと話している。食事もしているようだ。ステーキを平らげるとテントに入って飲みなおすことにした。

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2020只見キャンプ・ツーリング1

2020年09月07日 18時04分09秒 | ツーリング東北


8月の最後の土日に今年初のキャンプ・ツーリングにゆくことにした。例年ならこの時期は夏休みで混雑するのだが、コロナ禍の今年は学校はもうはじまっているから、空いていると聞き込んだのである。宿泊地は2018年に利用して、とても気に入った奥会津ただみの森キャンプ場である。



群馬県の道の駅こもちで休憩した。となりにやってきたのはタイガー・カラーのZ1で、思わず写真をとらせてもらう。風防にアップ・ハンドルなのが気になる。私なら風防なしのコンチハンにするな。しかしピカピカだ。大事にしているね。



国道17号線を北上する。沼田で31℃、水上についても暑かった。三国峠をのぼり、標高800メートルをこえてようやく涼しくなる。三国トンネルをぬけて新潟県にはいると24℃になった。

道の駅みつまたで休憩する。ここは近くにあるかぐらスキー場にゆくときに車中泊をした場所だ。今シーズンはコロナでスキー・シーズンが強制終了してしまったから、かぐらスキー場には一度もゆけなかった。



ハンモックがあったので寝転んでみた。見かけ倒しなのかと思っていたら、意外にもとても楽であることを知った。



かぐらスキー場にある、山小屋の和田小屋まで車でゆけると聞いていた。登山口なのだそうだ。スキーでゆけなかったので、バイクでいってみることにする。道の駅みつまたから、湯沢にむかうとすぐに左にゆく道がある。登山口と看板がでているのが目印だ。深い山の中の舗装林道をゆく。



やがてかぐらゴンドラの乗り場についた。



ゴンドラ駅前からみつまた方向を見る。夏のスキー場はとてもシュールだ。



少しだけダートもあった。



和田小屋の手前で道路は閉鎖されていた。



ゆけたのはかぐらのラーメン・コーナーの上までである。国道からの距離は10キロだった。



このすぐ上に和田小屋がある。ここまで上ってきても日差しが強く、日陰をさがしてしまう。



ラーメン・コーナーの手前が登山者の駐車場になっていた。



たくさんの車がとまっていたが、ここは苗場山の登山口だそうだ。



和田小屋は新型コロナの影響で営業停止とある。



駐車料金はバイクも500円とあるが、登山はしないし、10分もいなかったから支払わなかった。



十日町に移動し、お気に入りの小嶋屋でへぎそばを昼食とした。小嶋屋は越後湯沢の駅にもあるようなのだが、十日町の雪除けの屋根のついた、アーケード街にある本店でたべるのが、好きなのである。13時についたが、混んでいて、席につくまで10分ほどかかった。



へぎそばと上天ぷらがやってきた。



へぎそばはへぎという板の上にのって供されるので、へぎそばとよばれる。硬めのそばに辛目の汁である。ふのりという海草をつなぎにつかっているので香りと喉越しがよい。



上天ぷらはズワイガニの天ぷらがつく。これもお目当てなのである。へぎそば一人前は960円。上天ぷらは1400円。






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