ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2023.11.16 6年半ぶりカドサイラ再開3クール翌日のこと オンライン瞑想ヨーガ指導者養成講座10日目 籠城蟄居

2023-11-16 23:12:29 | ヨガ
 昨夜もモタモタしながら入浴してベッドに入ったら、ほどなくして日付が変わった。それでも寝つきは良かった。お手洗いで目が覚めたのは2時半過ぎ。このまま眠れなかったら、と案じたがすぐに二度寝出来た。

 いつもの時間にスマホアラームが鳴り、何とか起きる。夫は出勤でもう起きていた。気持ち悪くはないけれど、身体中がギシギシと関節痛だ。なんだかインフルエンザに罹ったかのよう。平熱なのに熱っぽく感じる。
 外はいいお天気だ。洗濯物は殆ど溜まっていないので(息子がいないと本当に少ない。)明日廻しにする。夫を送り出し、朝ドラを視ながらゆっくり朝食を摂る。
 ナンドッグと果物、青いヨーグルトに加え水分も青汁、バナナスムージー、紅茶としっかりお腹に入れる。吐き気はなく食欲もあり、味覚異常がないのは有難いことだ。

 夕飯はミールキットを使う予定なので、いつものお米研ぎとサラダ作りはなし。なんだか身体が重く動きが緩慢で、いちいち疲れる。これまた副作用の一つ、爪囲炎とまではいえないが親指や中指の爪際が切れてきていて痛む。水仕事をするのが億劫だ。

 夫がいないのでリビングのテーブルで受講することに。
 10日目の今日もHさん、Tさんと私がリアル参加だ。今日は前回の続き、プラーナヤーマの途中から。定刻10分ほど前にZoomを繋ぐ。

 オームを3回唱え、今日もイーシュバラに感謝しながらクンバカを意識してプラーナを流れを感じて呼吸をして暫し寛ぐ。
 前回の講義から中一日しか空いていないが、その後に感じたことの質問や、今日までの変化や感想等についてのシェアからスタート。
 Hさんは「お腹に力を入れながらトライすることでアムリタを上に持ちあげてくることが出来た。タダーサナの立ち方で、親指、小指、かかとの3点で立つようにガイドしてきた。甲のマッサージで内踝の場所は分かってきたが、そこを重心にして均等に立てていない。」とのこと。
 Sさんからは「体重を3点分割して立つという指導はOK。内踝の下の位置に体重を乗せるように立つ。脛の太い方の骨(脛骨)の真下に重心を置くのが良いとされている。西洋人にはX脚が多いのでそもそも足を真っすぐにして立てない。正しいポジションをとるために、かかとの後ろを少し開けると骨格のアライメントが負担なく立てるため、かかとを少し開いて、と指導する人が多い。O脚でも(かかとを)開いた方が楽な時はあるが、それ以外は足をピッタリ揃えて立つのが伝統的な立ち方。瞑想ヨーガではこの立ち方を採用している。外反母趾等があると立ち方によっては痛むこともあるし、大柄な人は肉が邪魔して足が閉じないこともある。立つ時、股関節は内転しているので、足の骨の真下には来るわけではない。」との説明。

 私は「一昨日は、受講後そのまま病院に向かい、昨日は治療日だったので、何も復習が出来なかった。Hさんの3点(母指球、小指球、かかと)で立つガイドは自分も行っている。内側重心に立つ話や今のSさんの説明で比較整理することが出来た。」と発言。

 Tさんは「火曜日に色々な体験(自分の中が見える)をしたが、ふわっと軽くなる感覚は時間が経つと夢のようで、不思議な感じ。クンバ(壺)の話が分かりやすかった。自分はO脚なので、普通にしていても外型の脛が張って痛くなることがある。」とのこと。
 Sさんからは「ヨーガでは受精卵が3か月経つと魂が入るとされ、霊体の存在から肉体になる。ここで人間として生きるプログラミングが行われる。(肉体を持つ人間に)戻るために脳が重くしなくては、と思うことがあるが、私達は肉体を持ちながら軽やかに生きる練習を始めたい。自分も初めて経験した時は、スキップしてしまうような感じにびっくりした。受講生がこういう体験をしたと言われた時、講師としてどうガイドしていくかだが、『急に軽くなってきた』なら『そのまま日常生活を送って』だ。ただしプラーナが感じられて一気に軽くなったと言える環境(この講座のような)にいるかどうか。重くしなければと体重を増やそうと急にがつがつと食べる人もいる。思考にも質量があり、ネガティブなことは重い。軽くなると、脳は危険アラームを鳴らして思い悩み始め、普段なら気にしない心無い言葉をあえて受け止めるようなこともある。」とお話されると、Tさんはまさに昨日、そんなことがあったようだった。そういう時は筋肉を使う、例えばジャンプするとかスキップするとか肉体を持っているということを脳に伝えると落ち着くことが出来るそうだ。

 Hさんが初めてSさんの渋谷のスタジオでクラスを受けた時に、ふわーっとした同じ感覚になったとお話される。私もかつて仕事を終えて都心のスタジオまで向かい、ヘトヘトだった筈なのに、クラス受講後、何やら信じられないほど身体が軽く穏やかになっていた、と発言する。

 と、最初から興味深い話が尽きず、ようやく今日の本題に入る。
 まずはバンダを使って左右3回ずつマハ―ムドラーの練習。ムドラーとはバンダを行う時、プラーナを一点に集中する状態。ハタヨーガではプラーナを操作するものは全てムドラーと言われている。
 上(喉)から閉じて、下(会陰、下腹)を閉じたら、閉めた順の反対から開いていく。特に会陰のバンダでは骨盤底筋群を意識する。
 Sさんは「このムドラーを行うと、一気に身体が柔らかくなる感じがする」と仰る。私も「昨日リクライニング椅子が合わずに背中も腰も固まってバキバキしていたのが、大分楽になった」と発言。Hさんは「身体が温かくなった」とのこと。

 続いて様々なプラーナヤーマで片鼻呼吸(スカ・プールヴァカ、ナーディ・ショーダナ)からスタート。それぞれが左右の鼻のどちらの通りが悪いか確認してそちらから行う。3人とも左(イダ―)鼻。Sさん曰く、皆一生懸命講座に集中しているので交感神経が優位になっているとのこと。Sさんは逆にリラックスされていて副交感神経優位で右(ピンガラー)の鼻の通りの方が悪かったと仰る。吸う、止める、吐く、を各々カウントしながら3段階行う。
 鎖骨上(肺尖部は肩の辺り迄ある)迄使う完全呼吸法、ウジャーイ呼吸を行ったところで午前の部終了。

 30分ほど昼休憩を挟み、午後の部だ。メールチェックやスマホチェックをしたら、すぐに10分、15分経ってしまう。昼食を摂る時間はなく、お手洗いの後フリーズドライのポタージュスープを何とかお腹に入れて凌ぐ。

 午後は30分ほど遅れているとのことで少しペースアップ。ブラーマリー呼吸3段階(何もしない、耳を閉じる、目と耳を閉じる)、シータリー呼吸、バストリカー呼吸(ふいごの呼吸)を行う。バストリカーとカパラバーディ(頭蓋骨の火を灯すという意味。バストリカーのインターバルがないもので、浄化法の一種で過呼吸の状態を引き起こすので指導者と一緒に行う必要がある。)の違いについて説明があった。バストリカーではどこも痛まないなら蓮華座が良いとされるが、今日はシッタアーサナ(達人の座)を教えて頂き、普通の胡坐より安定感があって座りやすいと好評だった。

 最後はチャンティング(詠唱)。マントラとは何か、単語の意味、本来の「マントラ」、ヴェーダのマントラ、シルティ(天啓聖典)とスムルティ(記憶)、チャンティングの際のガイド、種類(ジャパ、キールタン、パジャン)について学ぶ。
 唱えられるマントラとして聖音オーム、ガーヤトリーマントラを唱えたところで本日は終了。

 ここまでで開始から4時間30分が経過。来週はお休みで自己学習週間。次回は11月28日だ。それまでの宿題としてアーサナ、呼吸法(プラーナヤーマ)、瞑想をそれぞれ1つ、今まで学んだ中から選んで全て2、3分で納め10分位のシークエンスにして実践練習をすること、が出た。
 プログラムはいくつか用意して、毎日替えてもOK 。追加してもOK 。30分のクラスで使えるようにしてもOK とのこと。

 今日の感想のシェアで、私は「何とか最後まで保って良かった。眠くて瞑想や呼吸法で気持ち良いとすぐにウトウトしてしまう。とても疲れていると思う。今日は大きく身体を動かす回でなくて、自分の好きな分野で良かった。やはり録画受講は無理だと思うので、なんとかリアルで受講していきたい。」と発言した。それぞれ色々な気づきがあったようだ。
 Hさんの「オームを唱える時、長さを気にしてしまい、息が続く限り長く言いたい。切れると嫌な感情が出てしまう。」という発言に、「オームは本来は拍手2泊分の長さなので、長く伸ばすのはおかしいという人もいる。」というSさんのお応えに目から鱗だった。

 ということで10日目も終了。早くも折り返し地点である。片付けたらもう日が傾き始めている。おやつのような時間に腹ペコでサンドイッチと紅茶をお腹に入れる。ぐったり疲れていて、もう何もしたくない。動けない。
 その後、リビングで横になってゴロゴロ。ピンポンが鳴って新聞の勧誘やらお届け物やらの度にヨロヨロと起き上がる。片付けをしなければ、と思いながら北側の自分の部屋に行けない。身体中が痛い。お手洗いとリビングを行ったり来たりだけ。階下に新聞を取りに行くのがやっとだった。

 治療翌日の講座受講は、移動がなく自宅オンラインでもやっぱりしんどい。ほぼ1日の精魂使い果たすようだ。夕食の支度をなんとか整えただけで、もうぐったり。またしても籠城蟄居になる。
 母にMeet通話をすると、夫の郷里から例年送っている果物が届いたとのことで喜んでいた。デイサービスに行き、暖かくて良かったとのことだったが、私は終日籠城蟄居で何やら厚着をしていたので太陽の恩恵が分からずじまい。

 相変わらず涙目と鼻水が鬱陶しい。鼻をかめば鼻血が滲み、鼻の周りが切れて痛いし、爪の脇も切れて痛い。吐き気で殆ど食べられず、とんでもない倦怠感で動けなかったエンハーツと比べれば楽には違いないが、カドサイラも侮れない疲れ方と不調があれこれある。6年半前より確実に老化したということか。
 明日は雨の予報だが、少し家事が出来ますように。
 
コメント
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