民謡の話 Vol.70 「隠岐祝い唄」

　お早うございます。特別な投稿です。
昨日日本相撲協会は番付編成会議を開き、初場所東幕下筆頭で7戦全勝の八角部屋の「隠岐の海（23）」を新十両に昇進させる事を決定した。

　「隠岐の海」は島根県隠岐の島出身で、同島出身の関取は1958年秋場所の「隠岐の島」以来51年ぶりという。「隠岐の海」は身長190cm、体重145kgの大型力士で将来を期待されています。隠岐には「隠岐古典相撲」が根付いておりますが、それは奉納相撲であり、競技相撲とは異なるために強い力士が育たなかったようです。

　今日は、そんな隠岐の島から育った「隠岐の海関」の出世を祝って有名な「隠岐しげさ節」を退け、お祝い民謡「隠岐祝い音頭」を紹介いたします。

隠岐祝い音頭（近藤　武　作詞）　新民謡と思われる。

今日はナー可愛いナー
我が子の門出アリャナーソコナー 
酒をつぐ手もナー　ヤンサ
震えがち　マダマダ
ヤートコーセーノヨーイヤナー
ハアリャナー　コレワイナー
隠岐ナンデーエモセー

嫁ごナー　来たかとナー
この家若代にナー　ヤンサ
まかせたい　マダマダ
ヤートコーセーノヨーイヤナー
ハアリャナー　コレワイナー
隠岐ナンデーエモセー

踊れナー　唄えやナー
隠岐祝い唄アリャナーソコナー
今日は目出度いナー　ヤンサ
この座敷　マダマダ
ササヤートコーセーノヨーイヤナー
ハアリャナー　コレワイナー
隠岐ナンデモセー

　

島根県の朝鮮半島側に位置する隠岐諸島、右は「隠岐しげさ節全国大会」にゲスト出演する小沢千月さんと国村ちどりさん、国村さんは隠岐出身です。

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