趣味と健康日記

清野明子(民謡歌手)の応援、登山、スポーツなど趣味と日々の健康を記す日記です。

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矢倉岳登山報告(プリムラ・ジュリアン) CMT APVL 12/24 JOGG 25’55”

2013-12-26 00:00:22 | 登山&マラソン

 こんにちは、今、世界の目はアフリカ中部の南スーダンに向いているようです。日本も400名のPKO部隊を送って道路補修などに協力しています。しかし大統領派と前副大統領派との間で戦闘状態が続いています。外貨を獲得する為には石油に頼るしかない国なのですが、2011年7月にスーダン共和国から独立して以来同国によってパイプラインを止められているので輸出が出来ない状態です。その辺りの利権争いも不満の原因となっているのかもしれません。元々アメリカの支援で独立を果たしたのですが石油の利権ではバックに中国とアメリカが有るので複雑です。特にアメリカはスーダンでタリバンに大使館を爆破された事に端を発してアフガニスタン介入を行っています。その辺りの隙に付け入ったのが中国です。

 また、日本から韓国軍に提供した弾薬は現地の隊長レベルではスムースに行われ、礼が尽くされているようですが、韓国のマスコミと国会議員、高官の発表では相変わらず「弾薬は不足していない。」、「要請はしていない。」などと言っているようです。どうしようもない国である事は間違いありません。

 さて、今年最後の山登りは足柄峠の一角、矢倉岳(870m)になりました。下山後忘年会をする予定なので電車で大雄山駅まで行き、登山口のある矢倉沢まではバスを利用しました。矢倉沢の標高はおよそ250mなので標高差は420mで登山と言うよりハイキングです。しかし距離が11kmと長いので所要時間は5時間40分となりました。

矢倉岳マップ

 矢倉沢バス停から矢倉岳への登山ルートは青、矢倉岳からの下山は紫で著しました。足柄峠は鎌倉幕府が箱根ルートを開くまでは西国と東国を結ぶ要衝で北条氏は足柄城を築いて守りを固めていました。峠から足柄駅までの足柄古道は当時の雰囲気が伝わって来ます。

矢倉沢道標










07:50~08:10
 
小田原から箱根登山鉄道大雄山行き(270円)に乗って終
点の大雄山駅で降ります。矢倉沢行き(300円)のバス停は駅から30m程ですが関本と言います。矢倉沢バス停で下車後右に折れて切り通しを進むと消防署が見えて来ます。橋を渡ると正面の民家に矢倉岳の表示が見えて来ます。

登山道に向けて

08:20 矢倉沢の民家前で準備体操をして矢倉沢登山口を目指して出発、道路左側にある案内板を確認して右折します。

ここを左折

消化栓に取り付けられた案内板を見て左折します。この辺りは民家も多く、舗装されています。

鎮守


大きな森の「村の鎮守」といった風情の場所を左折します。

猪対策ゲート


 茶畑を右に見ながら進むと猪対策の柵が見えて来ます。ここを開いて進みますがロックを忘れないようにしましょう。

登山道

 細い杉林の登山道を登ります。このコースはハイキングコースとしての利用が少ない為か、道が狭いようです。

階段

09:45 尾根筋に出ると道は広くなります。この階段の右側には別の道が出来ていますが植生上は感心できません。設置された登山道を歩くべきだと思いますす。

残雪

10:00 最後の急登をクリアすると先週の雪が残っていました。

頂上からの眺め

10:04 矢倉岳山頂から西方に見た富士山(3776m)愛鷹山(あしたかやま1504m)です。愛鷹山の少し右あたりが”富士サファリパーク”です。

箱根山

 南に視線を移すと右に金時山(1213m)、左に明神ヶ岳(1169m)、中央に白い湯気を吹き出す大涌谷と神山(1438m)が見えます。

矢倉岳山頂

10:10 矢倉岳山頂(870m)、北側には樹木が有り丹沢の山々は見えませんが南側は広場になっていて視界は良好です。

ヤドリギ

10:05 頂上を後にし、尾根筋を下ります。細い木にも宿り木が生えていました。鹿に皮も食べられてちょっと可哀そう。

地蔵堂分岐

10:42 本ある地蔵堂へ下る道の最初の分岐、ここを右折して万葉公園に向います。

地蔵堂分岐B

11:23 最初の分岐から尾根筋を巻くように林の中をトラバース、二番目の地蔵堂への分岐点(ファミリーコース)です。矢倉沢からの登山道を含めると三本ある大雄山側からの登山道で一番楽なコースです。万葉公園に進みます。

万葉公園北

11:24 万葉公園に登る分岐です。右側尾根が万葉公園で登山道と並行しています。

昼食

11:44 万葉公園内のベンチで昼食を採ります。ラーメン、餅2個、サラダ用葉物に味付きのカニ雑炊を加えてあります。デザートは忘れ、豪華な食事は出来ませんでした。友人から頂いた甘いミルクコーヒーは美味しかった。12:05ここを後にしました。

数寄屋

12:09 南北に約350mの公園の中間地点にある数寄屋、食事はこちらにすれば良かった。

万葉公園入り口

12:16 万葉公園入り口で県道78号線に合流します。万葉公園は南足柄市の管理です。

足柄明神社の説明

12:21 1500年前には既に賑わっていた足柄街道が偲ばれる足柄明神社の説明です。県道78号線の左側(谷側)に有ります。

無料トイレ

12:25 大雄山駅(バス停、関本)からここまでトイレは無いので注意が必要です。

足柄関所跡

12:29 足柄峠に有った関所跡ですが、記念写真用ヒト型(顔だけ入れるもの)が似付かわしく無かったので写真は有りません。ここは峠の最高点790mより低い位置(759m)に有ります。

日本武尊

日本武尊が上総を平定し帰郷する時にここから海を眺め、海に身を投じた妻を偲んだと言われています。

足柄山聖天堂

12:30 足柄関所付近にある「足柄山聖天堂」、弘法大師が開いたと伝えられています。本尊は大聖歓喜双身体像でインドの石で作られたと言い、公開はされていません。開運・縁結びの信仰と言いますから今風に言えば、パワースポットなのかもしれません。

足柄峠最高点

12:31 足柄峠最高点(790m)到着、左に折れると金時山、真っすぐ行くと足柄駅、右奥に隠れている階段を登ると「足柄城址」です。

足柄城址

12:33 階段を登ると広いお城の敷地が有ります。北条氏の城であった様です。この辺りは「静岡県小山町竹之下」ですがその昔は小田原が治めていたようです。

足柄峠笛まつり 左の立て札によれば城址広場の管理は相模の国と駿河の国が綱引きをして勝った方が領地として管理しているようです。

地図上では稜線が境界線になっていますが本当の県境は南足柄市側の山腹にあるらしくイマイチ良く解らない県境です。


富士山


 宝永山の辺りに雲が有りますが綺麗な富士山です。黒い部分は樅などの針葉樹林帯で中央の白い雪原ミヤマハンノキなど低木が繁殖する場所です。尚、右側の稜線が吉田口からの登山道です。

六地蔵

12:40 六地蔵を右に見て舗装道路(県道78号線)を下ります。

足柄古道

 六地蔵を過ぎると左側に足柄古道入り口が見えて来ます。この道を通ると県道を横切りながら足柄駅に下る事が出来ます。

県道365号線

12:49 直進すれば小山町役場方面に下ります。県道365号線は足柄街道と言われていますが、古道に近いのは78号線なので命名に疑問を感じます。

足柄古道ショートカット 足柄古道C







左の写真は六地蔵地点から下りて来た古道、右は78号線を横切って再度古道に入ります。しかし今回は舗装路を下ります。

古道に合流

13:18 県道78号線を右に折れて足柄古道に入ります。入ると直ぐに下って来た古道に合流します。

銚子ヶ淵

13:41 銚子ヶ淵です。立て札の右下に小さな淵が有ります。結婚式の最中に屁をしてしまった花嫁が嘆いて身投げをしたようですがその時、何故か銚子を持って入水したらしい。

頼光対面の滝

13:44 源頼光は、足柄峠で「あの雲の下には偉人がいるにちがいない」と推測し、部下の渡辺綱に偉人捜索を命じ、
金太郎親子を見付けて対面に至ったのがこの滝で有ったようです。

足柄駅

14:00 御殿場線足柄駅に到着、その後道路を横切り小高い丘に有る小山高校の近くにある「足柄温泉に向います。

足柄温泉

14:19 駅から20分程で足柄温泉に到着、玄関横から見る富士山は絶景でした。丸い穴は「富士山のぞき穴」と書いてありました。

夕陽

16:23 御殿場線大井駅付近から見た西の空です。右から富士山、丸い矢倉岳、尖がった金時山、雄大な明神ヶ岳です。

忘年会

17:28 大船駅に近いヤキトリ専門店「とり吉」の二階立ち席でささやかな忘年会をして帰宅しました。無事に登山が出来て良い年になりました。来年は雪の無い箱根方面になりそうです。

プリムラジュリアン

 何度も紹介していますが花は撮りたてです。これから3月までが旬、サクラソウ科の多年草「プリムラ・ジュリアン」です。コーカサス原産のジュリエ種とポリアンサとの交配で育成された園芸種、小型で扱い易い品種になっています。ポリアンサ、マラコイデス、オブコニカなどの品種があります。ポリアンサ色が強いので花が大きいのが特徴ですが、写真の種類は更に改良されてサクラソウに近くなっているようです。