趣味と健康日記

清野明子(民謡歌手)の応援、登山、スポーツなど趣味と日々の健康を記す日記です。

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大山三峰山登山報告(リュウノウギク) CMT DISAPVL、NO JGG

2015-11-03 16:57:57 | 登山&マラソン

 韓国の朴槿恵大統領は「日本政府が、被害者が受け入れ、韓国国民が納得できるレベルの解決策をできるだけ早く提示することが重要だ」と言ったようですが「謝罪して”国庫のお金”を支払え」と言う事の様です。日本としては50年前の日韓基本条約で賠償金を支払い(慰安婦への補償も含まれている。)経済協力もしてきました。民間レベルでは「アジア女性基金」を設立し、元慰安婦に一時金(償い金)を支給しています。これでも未だ「謝罪してお金を出せ」では如何に自虐史観を植え付けられた日本人でも「ハイそうですか」とは言えません。因みに、それが言えるとすれば民主党、共産党、朝日新聞、東京新聞、神奈川新聞、沖縄タイムズ&琉球新報などが考えられますが、困った事だと思います

 10月30日に10月2度目の山登りに行ってきました。11月に予定している丹沢山縦走に備えての山歩きです。本厚木まで電車で移動、煤ヶ谷(すすがや)の登山口まではバスを利用しました。煤ヶ谷(146m)から大山三峰山(おおやまみつみねさん)935mの痩せ尾根を走破し不動尻を経由して広沢寺(こうたくじ)温泉に下山する標高差789m、所要時間6時間、総行程11.5kmの山行でした。広沢寺温泉は特筆ものの温泉でした。

大山三峰山マップ

 ピンクのルートを登り、ブルーのルートを下りました。緑点は分岐などの場所です。この辺りは神奈川県唯一の「村」である清川村に属しています。

煤ヶ谷バス停

08:18 煤ヶ谷バス停(標高146m)を出発します。先に見える橋を渡って左に入ります。正面は近頃珍しい地元の小売店、山田屋酒店です。現在位置から後方200mには清川村役場が有り、この辺りは清川村の中心地です。

登山口への道標

08:20 正住寺(しょうじゅうじ)前の登山道道標を確認してコンクリート製の道を登ります。左に見えるのが不動尻を源流とする谷太郎川です。

登山口

08:28 正住寺駐車場下の登山口には屋根の付いた箱にヒル除けスプレーと塩が常備してあります。

鹿除け

08:33 お飾り的に「鹿除けゲート」が設置されています。

一路三峰山へ

08:35 物見峠及び三峰山方面に登りますが今回は物見峠には行かずショートカットします。

三峰山を仰ぐ

09:15 標高380m付近から紅葉の間に見える三峰山を仰ぐ。右の丸いピークが北峰と思われる。

物見峠分岐

09:42 尾根筋に登った場所にテーブルが有りました。物見峠分岐(570m)です。立て札には「(注意)三峰山は地形が急峻で、道は狭く沢沿いや鎖場など多く経験者向きの登山道です。無理をしないで引き返す勇気が必要です。」と書いてあります。さて実際はどうなのか、楽しみです。合成した文字が読みにくくなりましたが、文字色のみ変色させることはできませんでした。

物見峠分岐道標

09:42 テーブルの上部にある物見峠分岐道標(545m)です。物見峠は尾根の裏に回り込みます。我々は左に折れて中腹をショートカットし、物見峠からの合流点に向かいます。

山の神

10:01 尾根に出た場所にテーブルがあり一休み、ここは「山の神」(730m付近)の境内です。W ここからは尾根筋を登ります。

物見峠分岐(合流)

10:16 「山の神」から15分、右の物見峠から登ってくる道と合流(748m)します。

物見峠分岐テーブル

10:16 物見峠分岐(748m)にあるテーブル、ここにも「引き返す勇気」の注意書きが有りました。

土止めの急登

10:27 これまでの尾根道よりは急登になる土止めの階段を登ります。まだ岩場ではなく痩せ尾根でもない。しっかりした尾根道です。

痩せてきた

10:32 登山道を整備し人が歩くことにより、徐々に尾根が痩せて植物にも迷惑を与えてきたようです。

痩せ尾根

10:37 柔らかい尾根筋は人の踏み後で植物が生えないのでどんどん痩せていきます。登山を愛する者として心が痛みます。形あるものがいずれ壊れるように、尾根も風雨により削られ痩せていくようです。

休憩所

10:53 尾根の広場(810m)にテーブルが二つ、これからの急登を暗示するかのようです。休まず登りました。ファイト!

ロープ

14:00 ロープに頼る程の急登、岩肌も見えてきました。落ち葉を踏みしめる感触が気持ちいい。

最初のピーク

11:08 15分ほどの急登の後、いきなり現れた最初のピークには玉石が数個お供え(?)してありました。三峰の一つ北峰(910m)と思われます。

北峰の下り

11:10 北峰の下りは案の定痩せ尾根、ここから七沢山までは痩せ尾根のくさり場が続きます。

尾根の紅葉

11:12 北峰と中峰の鞍部で見た三峰山尾根の紅葉、針葉樹の多い高所ではほっとします。

痩せ尾根の極み

11:15 丹沢には痩せ尾根が多い、ここもいつまで現状が保てるのか心配です。今は雑木に守られています。、

くさり場

11:16 大山三峰山最大の難所梯子とくさり場の連続です。梯子が狭く鎖が低いので強風時は注意が必要です。10か所以上あったと思いますが北岳の「八本歯の尾根」への延々と続く「はしご場」(約40か所)を彷彿とさせてくれます。

狭いピーク(中峰)

11:24 くさり場を登りきると狭いピーク(中峰910m)に到達します。地図には掲載されていませんが北峰と南峰間にあるピークはここだけです。

中峰の下り

11:25 実際には北峰、中峰の区別も判らないままにくさり場を下って次のピークに向かいます。

はしごの銘板

11:28 はしごの柱に張り付けられた管理者の銘板です。「神奈川県自然環境保全センター自然公園課」と書かれています。

大山三峰山頂上

11:30 大山三峰山頂上に到着、残念な事に三等三角点が倒れて用をなしていません。広さは20畳ほどで槍ヶ岳の山頂よりは広いものの狭く感じました。写真左側の東方向が開けています。ここが南峰と言う事に落ち着きそうです。

頂上標識

 大山三峰山山頂標識には934.6mと書いてありますが地図には四捨五入して935mとなっています。三峰山と言う山名は埼玉、群馬、栃木など全国に存在しています。修験道と関係のある山に多いようです。丹沢の三峰山は他と区別する為に「大山三峰山」と表記する事が多い。

食材

 タンパク質、炭水化物、繊維質を中心にバランスを考えて担いできました。餅とカップラーメンがメインですが、下山中はゲップが出る始末でした。今回はお八つ(行動食)のアンパンを忘れました。W

安倍川餅


11:50 昼食完成、安倍川餅と磯部巻きです。ソーセージのディスプレイを忘れました。コップの中身はわかめスープです。時間経過とともに腹が膨れてきました。確かに食べ過ぎかも!

三峰山の下り

12:26 相変わらずのザレた痩せ尾根を下ります。この辺りでも先のピークが三峰山の中心、中峰だと思っていました。

尾根

12:28 鎖が張ってある雑木林の尾根道など初めてです。鎖場は岩山の象徴だと思っていました。W

煤ヶ谷を俯瞰

12:37 煤ヶ谷バス停を俯瞰していますが山肌むき出しの高取山、山砂採取場も見えています。

木の根ピーク

12:38 木の根が「くさり場」になっているのも初めての経験です。ここを登り切ったピークが七沢山(910m)である事は本投稿準備中に知りました。

七沢山

12:41 この辺りが910mの七沢山であったと思われます。ここから一気に大山、唐沢峠分岐を目指して下ります。七沢山は別名「深沢の頭とも呼ばれています。

滑りやすい

 ザレた尾根は滑りやすく危険です。樹木や岩をうまく利用して下ります。浮石を踏むとスッテンコロリンとなります。

大山分岐

12:49 急降下が終わるとテーブルが備わった分岐(822m)が有ります。右の尾根伝いの道は唐沢峠を経由して大山に通じています。左の谷筋に下ると不動尻への下山道です。

緩やかな沢下り

13:19 痩せたトラバースぎみの下山道、杉林が多くなってきます。

大山分岐

13:32 不動尻キャンプ場跡上部にある「大山分岐」(506m)です。右に登ると唐沢峠経由で大山に行けます。

不動尻キャンプ場跡

13:33 開けた場所が数年前に閉鎖された不動尻キャンプ場跡(450m)です。簡易トイレが二個並んでいますが、管理されていないので使用できない可能性が有ります。

三の橋

13:35 キャンプ場跡の入り口となる「三の橋」です。橋を渡ると広場になっていますが「二の足林道」の終点です。この川は左に流れていますが登山を開始した煤ヶ谷バス停付近に流れています。
 この付近一帯を「不動尻」と呼んでいますが、「お不動様である”大山寺”からの山道を一般道に降りた場所」を示していると推察されます。

煤ヶ谷への分岐

13:40 三の橋から5分ほど歩いた左側に煤ヶ谷分岐が有ります。道標の撮影を盗り忘れたのでネットで見つけてきました。谷太郎川に沿って道が有ります。

山神隧道A

13:54 最近パワースポットとしても考えられている直線200m、無灯のトンネルです。中心部120mは真っ暗なのでヘッドランプなどが必要です。真っ直ぐなのでどうにか抜けられますが、路面の落下物を踏んづけた場合などびっくりするかもしれません。W

山神隧道B

山神隧道C

14:01 山神隧道出口(南側)には工事用車両などの駐車場(標高370m)が有りますが「山の神沢広場」とも言われています。簡易トイレも有ります。左奥には鐘ヶ嶽(561m)への登山道が有ります。

ゲート

14:05 工事用車両などの専用ゲートが有ります。鍵がかかっているので一般車両の立ち入りは出来ません。ゲートの外には5~6台の駐車スペースは有りますが厳密には青空駐車で違反になります。しかし、日帰り登山などでは青空駐車を余儀なくされる事も多いです。W 5分ほど下るとトイレが有ります。

温泉入り口

14:29 坂を下り、橋(標高142m)を渡ると左側に広沢寺への入り口が有ります。ここから200mほどの所に広沢寺温泉が有ります。

露天風呂

 広沢寺温泉は「露天風呂ONLY」と言う特徴が有ります。強アルカリ温泉で美肌効果も有りそうです。一部ですがバス停のような屋根が有ります。女性用も有りますので安心してアルカリ温泉を楽しめます。日帰り入浴料金は1000円です。

青空

 カメラを水面まで下げて更衣室を撮影しました。この日は金曜日で「貸し切り」でした。天井以外は人の目には触れないのでプライベートは保たれています。スズメには見られたかも。肌はツルツルで良い温泉でした。しかしバスの都合上、20分ほどで退室(浴?)しているので勿体無いと思いました。また来たい。

中庭にて


 露天風呂を出て中庭の池を除くと大きな鯉に交じって変な魚が居ました。高級食材、三大珍味の一つを生み出す「チョウザメ」です。立派な大人に見えるのでキャビアを生んでくれるかもしれません。

 今回の山歩きは低山と言えどもハシゴとくさり場の連続で十分に楽しめました。2、3回登山を経験されている方なら初心者でも「引き返す勇気」と言う程ではないように思います。「大山三峰山」は多くの方に楽しんで欲しい山でした。今回の投稿も写真が多くて大変でしたが、登山情報としての内容は他の山記事に負けていないと思います。読んでくれてありがとう。W

リュウノウギク

 大山三峰山登山中に見つけたキク科の多年草「リュウノウギク」(竜能菊)です。名前の由来はフタバガキ科の竜脳樹(リュウノウジュ)の樹脂から産する香料の香りに似ている事にあると思われます。地下茎により繁殖し、茎は高さ30~80cmで白毛がある。頭花は径3~4cm。舌状花は紅紫色を帯びるものもある。葉の下面には灰白色の密毛がある。日当たりのよい低山にはえる多年草で、日本固有の品種です。福島県から九州南部に分布しています。 標高〇〇〇m付近で撮影しましたが、葉先を千切って臭いを嗅ぐとキク科の香りも残していました。山地だけに丈は25cmほどですが横に小さな芽も見え、来年にも期待できそうです。